華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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中国からの帰還

中国にて佛跳墻作りに必要な材料を全て買い揃えた麟ご一行。彼等は1日中国の宿泊施設にて寝泊まりをし、翌日に幻想郷へと帰還。

 

そして遂に佛跳墻作りへと移る時がやってきた。

 

…だがその前に

 

 

~紅魔館~

 

 

フラン

「おかえりなさいお兄様〜っ!」 ダキッ!!

 

麟「(ダキッ)ただいま、フラン」

 

まずは、無事に幻想郷へ帰還した事を紅魔館の皆に報告する時間だ。

 

咲夜

「おかえりなさい美鈴。大仕事お疲れ様」

 

美鈴

「いや〜…実にハラハラする旅でしたよ」

 

マミゾウ

「まったくじゃ。心臓がいくつあっても足りんわい」

 

残無

「しかし…わざわざ息子にお呼ばれしたというのに、大して息子の為に貢献出来なかったのが残念でならんな」

 

紫「そうかしら?皆、麟の為に役立てたと思うけれど…」

 

隠岐奈

「私もそう思うが」

 

残無

「お主らは良くても、儂はそう思わんのよ」

 

麟「そうか?俺は残無が傍に居てくれて、心強かったけど」

 

残無

「…そうか、お主がそう言ってくれるのなら…儂も嬉しいぞ♪」

 

麟(ニッ♪)

 

フラン

「それでお兄様!ちゃんとお土産は買ってきてくれた?」

 

麟「ああ、ちゃんと買ってきたよ(ゴソゴソ)ほら、お前の為に俺が選び抜いた髪飾りだ」 スッ…

 

フラン

「わぁ…綺麗…!ありがとうお兄様!♪」

 

麟「約束は約束だからな。咲夜、実はお前にもお土産を買ってきたんだよ」

 

咲夜

「えっ、私にも?」

 

麟「ああ(スッ)ほら、新しい(くし)

 

咲夜

「こ、こんな美しく紋様が入った櫛を…私に…?」

 

麟「その櫛はお前の為に買ったやつだからな」

 

咲夜

「…ありがとう♪///」

 

麟「気にすんな♪んで…あとは小鈴とレミィとパチェとこあとゴブへのお土産か…」

 

 

レミィ・パチェ

「「呼んだかしら?」」 ヒョコッ

 

小鈴・こあ・ゴブ

『呼びました?』 ヒョコッ

 

 

麟「噂をすればなんとやら…。んじゃまずはレミィから」

 

レミィ

「ふふふ…♪果たして貴方は、このレミリア・スカーレットにどんなお土産を買ってきてくれたのかしら?」

 

麟「はい、新しい日傘」 スッ

 

レミィ

「あら…日傘?」

 

麟「本当は納豆とかの方が良いかな?とか思ってたけど、お前には日傘が良いかなと思って」

 

レミィ

「ふーん…どれどれ…」

 

バサッ

 

レミィ

「…!凄く美しいデザインの日傘ね…?」

 

麟「カリスマに相応しいだろ?」

 

レミィ

「ふ…ふふふ…完敗だわ。まさかこんな素晴らしいお土産を貰えるだなんて、感激しかないわ…♪」 翼パタパタ♪

 

麟「気に入ってくれたのなら何より♪で、パチェと小鈴にはお互いに似たようなのを買ってきたんだ」

 

パチェ

「あら…何かしら?」

 

小鈴

「なんですか!?♪なんですか!?♪」

 

麟「パチェにはこれ(スッ)中国に古くから伝わっていたとされる秘術とかが書き記された魔導書」

 

パチェ

「そ、外の世界にも魔導書って売っているの…?」

 

麟「この本に関しては…偶然市場で見つけた本だけどね?」

 

パチェ

「まさか…闇市みたいな場所で手に入れた訳じゃないわよね?」

 

麟「ちゃんとした合法物ですよ」

 

パチェ

「それならいいけど…。それにしても…中国に古くから伝わる秘術ね…興味がそそられるわ。ありがとう、麟♪」

 

麟「どういたしまして♪んで小鈴、お前には(スッ)中国の歴史的文化とかが記載されてる本にしたよ」

 

小鈴

「わぁっ!こんなに分厚いんですか!?」

 

麟「そのくらい分厚けりゃ、お前も時間をかけてゆっくり読んでくれるだろ?」

 

小鈴

「ありがとうございます!♪」

 

麟「で、最後にこあとゴブには中国の伝統的なお茶と茶器」 スッ

 

こあ

「わぁ…!綺麗な茶器…!♪」

 

ゴブ

『す、凄くお高そうなデザインをしてますね…』

 

麟「そりゃ中国で一番有名な職人が作った茶器だからな。あと、茶葉もそれなりに値が張った茶葉だし。その茶器で美味いお茶を淹れて、ゆっくり身体を癒してくれよ」

 

こあ・ゴブ

「『ありがとうございます!』」

 

麟「さて…残りの5人は、この後作る佛跳墻の試飲がお礼代わりになるけど…それでも大丈夫?」

 

紫「どんなお礼であれ、貴方の心が籠っていれば私は構わないわ♪」

 

隠岐奈

「私達は君がくれるその思いだけでも十分すぎるよ」

 

マミゾウ

「ふぉっふぉっふぉっ♪わしは良い煙草が手に入ったから、別にお礼や報酬なんていらんがのぉ!♪」

 

残無

「その気持ちだけでも儂らはとても嬉しい。じゃが…お主はどうしてもお礼をしなければ気が済まないというのは分かっておる。お主のやり方で、儂らにお礼をしてくれれば構わんよ♪」

 

美鈴

「私達は見返りを求めて協力したわけではありません。なのでそこまで考え詰めなくて大丈夫ですよ♪」

 

麟「そうか…それならよかった。でも美鈴、お前にはまだまだ付き合ってもらうぞ!」

 

美鈴

「はい♪最後まで付き合わさせてもらいます!♪」

 

麟「よし…!ここからが本番だ!」

 

 

遂に始まる佛跳墻作り。

果たして彼等が揃えた材料で、最高のスープは出来上がるのだろうか?

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