遂に始まるスープ作り、果たして究極の薬膳中華スープは出来るのか?
~台所~
美鈴
「では…早速始めましょう!」
麟「よろしく頼む、美鈴」
美鈴
「…とは言うものの、材料は基本的に下処理がされてますから…あとは細かく切ったりして約1日くらい蒸せば終わりですけどね」
麟「あそうなの!?」
美鈴
「はい、市場で売られている食材等は基本的に下処理済の物が多いので♪こちらとしては下処理する時間が省けてありがたいですよ♪」
麟「ラッキーラッキーですよってことかぁ」
美鈴
「じゃあ早速、この大きな入れ物に…よいしょっと!」
ドスンッ!
麟「…デッケー入れ物だこりゃ」
美鈴
「結構な量を仕入れてもらったので、このくらいの大きさでないと!」
麟「仕入れ過ぎなんだよなぁ…いくつか永琳さんのお礼用に差っ引いとくかな」
美鈴
「ええ♪これだけの材料があれば、お礼用に差っ引いてもスープ作りには何の支障もないと思いますよ」
麟「(ゴソゴソ…)んじゃこのくらい貰っとこ。あ、冬虫夏草もいくつか貰っても?」
美鈴
「…もしかして、魔理沙さんへ?」
麟「あいつなら喜んで飛びつくだろ?でも、先に使う分だけ取ってからにしよう。それで残った分だけ貰うよ」
美鈴
「请吧♪*1」
麟「謝謝♪」
~スープ作り開始~
美鈴
「佛跳墻作りは難しくありません。材料をある程度の大きさに切って、あとは入れ物の中に押し込むだけの簡単なお仕事です」
麟「本当に作るの
シュババババババババッ!!
美鈴
「はい。このスープは材料集めが難航するだけで、それ以外はさほど手間ではありません」
麟「このスープを最初に作った人は、宮殿の医師かなんかが皇帝や王様の為に作ったのかって思うよ」
美鈴
「でもスープの由来は『この匂いを嗅いだ修行僧が、堪らなくなって塀をも飛び越える』みたいな諸説なんで、庶民が作ったんじゃないんですかね?」
麟「どうなんだか?」
ポポポポポイッ
美鈴
「あ、材料入れ終わりました?」
麟「ああ、入れ終わったよ」
美鈴
「じゃあ煮沸消毒した霧の湖の水を並々と注ぎまして…」
ドボボボボボッ
麟「蓋をして…」
カポッ
美鈴
「紙で蓋を目張りして…」
ペタペタペタ
麟「あとは熱するだけか」
美鈴
「はい♪でもここで火を通さず、外でやりましょう」
麟「さすがに台所を丸一日占拠するのはあれだもんか」
美鈴
「てことで館の外に焼却所があるので、そこで熱を入れましょう」
麟「そこにならこの入れ物を置くスペースと熱する為の燃料もあるってわけか」
美鈴
「はいっ!」
麟「なら持っていくか…よっこいしょっと」
ヒョイッ
美鈴
「意外とあっさり持ち上げましたね」
麟「結構重いけどな?ほら、早く案内してくれ。このままだと重くて落としそう」
美鈴
「了解です♪」
佛跳墻のある程度の工程は終えたので、遂に気の遠くなるような火入れの時がやってきた。
~焼却所~
スタスタ
美鈴
「ではここら辺に置いてください」
麟「よっ…こいしょ…と」
ゴトッ
美鈴
「あとは薪と軽く燃料をここに入れて…燃えチャッカファイア!」
ボッ…!!
麟「あとは明日の朝まで火入れか?」
美鈴
「ちょこちょこ確認しながらになりますけど、あとは温め続けるだけですね」
麟「んじゃ今日1日こいつに付きっきりか…長い戦いになりそうだ」
美鈴
「私も最後までお付き合いしますよ♪スープの様子は交代交代で確認しましょうか」
麟「賛成。だけど俺はこのまま外で寝よっかな?ちょっとした野外キャンプみたいな感じで」
美鈴
「いいですね!あ、それじゃあ私の部屋からハンモックを2つくらい持ってきますよ♪」
麟「じゃあ咲夜には俺から説明しておくよ」
美鈴
「了解です♪」