華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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ようやくお花見

様々な人達の手を借りながら完成させた佛跳墻を貰った阿求、彼の言う通りに1日に1杯を必ず飲み続けた。

 

~それから10日後~

 

 

阿求

(サッ…サッ…)

 

スープを飲む前は、少し部屋を移動するにも婆やの手を借りなければ歩けないほどに衰弱していた阿求だったが、スープを完飲した阿求はすっかり元気を取り戻し、今まで通り自分で身の回りの事が行えるまでに回復していた。

 

『阿求様、お召し物でございます』

 

阿求

「あら、ありがとう婆や」

 

『華月様から頂いた汁物を完飲してからというものの、貴女様の体調はすっかり元気になられたようで…婆やは心から嬉しゅうございます』

 

阿求

「まさか…麟さんが作ってくれたスープを飲み続けただけで、本当にここまで快方に向かっただなんて想像もしていなかったわ。婆や、貴女にも迷惑をかけたわね」

 

『滅相もない…貴女様の元気なお顔が見れるだけで、婆やは十分でございます』

 

阿求

「相変わらず…貴女らしいわね」

 

『して阿求様…本日は博麗神社にて開催されるお花見に行くので?』

 

阿求

「ええ、せっかくここまで元気になったのだから、たまには外に出て身体を動かさないと♪それに…麟さんにお礼も直接言いたかった事だし」

 

『華月様には感謝してもしきれません。あの汁物が無ければ、今頃阿求様は未だに衰弱し続けていたやもしれません』

 

阿求

「そうね…。本当に…あの人には感謝しかないわね(スクッ)さて、早く着替えて博麗神社に向かわないと!」

 

『阿求様、いくら体調が良くなったとはいえ、まだ病み上がりには変わりないので無茶はおやめ下さいまし?』

 

阿求

「言われなくても分かっているわよ」

 

すっかり元気を取り戻した阿求は、本日博麗神社にて開催される〖お花見宴会〗に参加するして麟に感謝の言葉を直接伝える為、出かける準備中なり。

 

 

一方、博麗神社ではというと

 

 

~博麗神社・裏~

 

 

リリー

「春ですよ〜っ!」 ピューンッ!

 

 

ラルバ(エタニティラルバ)

「(チウチウ)桜の蜜美味しい〜♪」

 

リグル(リグル・ナイトバグ)

「いやっほ〜っ!♪」 ピューンッ!

 

 

幽々子

(モッチャモッチャモッチャ♪)

 

妖夢

「そんなに詰め込まなくても、お料理はまだまだありますよ」

 

 

袿姫(埴安神(はにやすしん) 袿姫(けいき))

「これが桜という、地上で生息する花なのね!なんて美しいのかしら!?創作意欲(インスピレーション)が沸き立つわよぉっ!!磨弓ちゃんもそう思うでしょう!?」

 

磨弓(杖刀偶(じょうとうぐう) 磨弓(まゆみ))

「はい、本当に美しいですね…!」

 

 

神綺

「これが幻想郷の桜景色…なんて綺麗なんでしょう?♪」

 

夢子(ゆめこ)(パンデモニウム家・長女)

「まさか、アリスから直々にお花見のお誘いが来るだなんて思ってもみなかったわ?」

 

サラ(パンデモニウム家・次女)

「ほんとだよね〜♪一体、どういう風の吹き回しで私達を誘ってくれたの?アリス」

 

アリス(パンデモニウム家・末っ子)

「別に…たまにはこうして家族と一緒に花見をするのもありかと思って、誘ってみただけよ」

 

ルイズ(パンデモニウム家・三女)

「きっと…明日は大荒れの天気になりますわね」

 

アリス

「失礼な事言わないでよ!?」

 

ユキ(パンデモニウム家・四女)

「お花見もいいけど、あそこの兎さん達が売ってたお花見団子も美味しいよね〜♪」 モグモグ♪

 

マイ(パンデモニウム家・五女)

「ユキお姉ちゃんは本当に花より団子だね…」

 

ユキ

「マイも食べるでしょ?」

 

マイ

「食べる」

 

 

各方面の者達が花見の会場に集結、各々花見を満喫中。

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