華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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蜃気楼の鳥VS不死鳥

麟「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

妹紅

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

麟・妹紅

「「おらぁぁっ!!!」」 グォッ!!

 

 

カッ…!!

 

 

 

~永遠亭~

 

 

輝夜

「(ズズッ…)ふぅ…今日は休診日だから暇ねぇ」

 

永琳

「(ノビーッ)おかげで身体をゆっくり休められるわ」

 

鈴仙

「(モグモグ)てゐ、あんたもお団子食べる?」

 

てる

「食べる〜」

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

輝夜

「ブーッ!!?」

 

鈴仙

「ングッ!?」 ドンドンッ!

 

てゐ

「わーっ!?鈴仙大丈夫!?(スッ)はいお茶飲んで!」

 

永琳

「な、何…!?今の轟音は…!?」

 

鈴仙

「(ゴクゴクゴクッ)ケホッケホッ…あ、ありがとうてゐ…」

 

てる

「どーいたしまして。…てか、今の轟音は何!?」

 

輝夜

「少し様子を見に行ってみるわ…!」 ダッ!

 

永琳

「ちょっと輝夜!?1人では危険よ!優曇華、てゐ、私達も行くわよ!」 ダッ!!

 

鈴仙

「は、はいぃっ!」 ドタドタ!!

 

てゐ

「朝からバタバタだなぁ!?」 ドタドタ!!

 

 

~迷いの竹林付近~

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ…!!!

 

 

慧音

「な、何の音だ!?今の轟音…竹林内からか!?」 ダッ…!!

 

 

~博麗神社~

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ……!!!

 

 

魔理沙

「んー?なんか今、スゲー音しなかったか?」

 

霊夢

「(ピクッ…)何かしら…?強く、暑苦しい力がぶつかり合っている様なものを感じるわ…」

 

早苗

「この感じ…迷いの竹林辺りで感じますね?」

 

魔理沙

「んじゃ様子見に行くか?」

 

霊夢

「まあ…行くしかないわね。もし人里に被害があったら、それはそれで大問題だし」

 

早苗

「早速行きましょう!」

 

 

2つの焔がぶつかり合う轟音は瞬く間に、永遠亭、竹林外、博麗神社にまで鳴り響いていた。そしてその轟音を聞いた者達は『これは只事ではない』と察知し、轟音の鳴り響いた元へと集結を始めた。

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

一方その頃、麟と妹紅の戦闘は更に熱量を増していた。互いに互いの攻撃をあしらい、拮抗状態が続いていた。

 

妹紅

「だぁっ!!」 グォッ!!

 

麟「はぁっ!」 グォッ!!

 

ドグァッ!!

 

麟・妹紅

(ドゥッ!!)

 

 

クルクルクル…ザザッ…!!

 

 

妹紅

「ちっ…!初動は完全に互角か…」

 

麟「そう簡単にお前の攻撃なんか貰うかよ(クイクイ)さっさとかかってこい」

 

妹紅

「ほざけ!」 グォッ!!

 

麟「…!」 ピキーンッ!

 

ドガァッ…!!!

 

妹紅

「っ!?」

 

麟「ふん…」 ググググ…

 

拳でのぶつかり合いが一時的に収まり、妹紅はすかさず鋭い蹴りを麟へ放つ。しかし麟はその意図を既に察知しており、自身へ攻撃が当たる寸前に腕を構え、妹紅の蹴りを防いでいた。

 

ギギギギ…

 

妹紅

「あ、相変わらずお前の察知能力は…鋭いな…!」

 

麟「お前の攻撃は…執着と殺気で満ち溢れている。だから、次にどんな攻撃を繰り出すのか、どこからその攻撃を放つのか、予測がしやすい」

 

妹紅

「そうかよ!」 ビュォッ!!

 

麟「(ピキーンッ!)…!」 バシッ!!

 

妹紅

「ちっ…弾かれたか…!まだまだぁ!!」 グォッ!!

 

麟「…」 ザッ…!!

 

シュババババババババババババババッ!!

 

妹紅

「だりゃりゃりゃりゃあぁぁぁっ!!」

 

麟「…」

 

バギッ!

 

バシッ!

 

ガギッ!

 

妹紅

「くっ…!?こ、攻撃が全て当たる寸前のところで弾かれる…!くそぉっ!!」 ビュォッ!!

 

麟「(ピキーンッ!)…!」 バッ…!!

 

ガシィッ…!!

 

妹紅

「うっ…!?」

 

麟「…」 グググ…!!

 

妹紅は一方的に凄まじい猛攻を繰り出したが、麟は常に彼女の攻撃軌道を読み取り、寸前のところで全ての攻撃を弾き返していた。そしてもう一度攻撃がやって来た時、彼はすかさずその拳を受け止めていた。

 

妹紅

「(グッ…!グッ…!)く…くそっ…!?これだけ力を込めて押しているのに、1㎜も動かない…!?」

 

そしてその拳を握る力は、妹紅がいくら拳を押し込もうとしても1㎜も動かない程だった。

 

麟「…今度は俺の番だ」 ギリギリ…!!

 

妹紅

「はっ…!?」

 

麟「だぁっ!!」 ビュォッ!!

 

妹紅

「あぶねっ!?」 サッ!!

 

麟「ふんっ!」 ビュォッ!!

 

妹紅

「くっ!?」 サッ!!

 

麟(バヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!)

 

妹紅

「更に熱量を上げた…っ!?」

 

麟「はぁぁっ!!!」 ビュォッ!!

 

妹紅

「うおぉっ!?」 サッ!!

 

麟「ぬうぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

シュバババババババババババババババババババババッ!!

 

妹紅

「くっ…!?」

(は、反撃したいが、この連続猛撃を避けるので精一杯だ…っ!!)

 

麟「でやっ!」 グォッ!!

 

妹紅

「くっ!?」 グォッ!!

 

ガギィッ!!!

 

麟・妹紅

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

バヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

ドガガガガガガガガガガガッ!!!

 

バギィッ!!

 

バギィッ!!

 

ガギィッ!!!

 

 

互いに一歩も引かず、一歩も譲らずの激しい攻防が竹林内にて繰り広げられ始めた。

 

麟・妹紅

「「だぁっ!!」」

 

 

バギィッ!!

 

 

麟「ぐお…っ!!?」

 

妹紅

「こは…っ!!?」

 

 

メリメリィッ…!!

 

 

激しい攻防が続いていた次の瞬間、遂に互いの拳が互いの顔面を直撃。

 

麟・妹紅

(ググググ…!!)

 

 

ギュンッ!!

 

 

妹紅

「くっ…!(クルリッ)パゼストバイフェニックス!」 ズドァッ!!!

 

 

バヴォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

麟「…!(クルリッ)ドラゴストーム!!」 ズァォッ!!!

 

 

バヴォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

カッ…!!

 

ドグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

互いが互いを力任せに殴り飛ばした事で隙が生まれ、2人共その瞬間を見逃すはずもなく、ほぼ同時にスペルカードを発動。お互いのスペルカード同士が直撃し、相殺し合ったことでどちらもほぼ無傷でいられた。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

 

妹紅

「(プッ… グイ)へへ…今の一発はなかなかに効いたぞ」

 

麟「(プッ…)俺もだ。あんな重い一発、食らうのは久しぶりだ」

 

妹紅

「でも私には分かる…。お前、まだまだ本気じゃないだろ?」

 

麟「当たり前だ、こんなのはまだ序の口に過ぎない。いきなり本気を出し過ぎてオーバーヒートを起こしましただなんて、笑えない冗談だろ?」

 

妹紅

「それは一理あるな…でも私は本気のお前と戦いたい!初めて互いに戦り合ったあの時のような本気の死闘をな!」

 

麟「そんなに俺を本気にさせたいのなら、さっさとかかってこい。遠慮はいらねぇぞ」

 

妹紅

「ふふふ…。だったらお前の骨を1本や2本程度…いや、()()()()()でやってやる!!」 ギャンッ!!!

 

麟「殺せるもんなら殺してみろ!」 ギャンッ!!!

 

 

妹紅

「麟ッ!!!」

 

麟「妹紅ッ!!!」

 

 

麟・妹紅

「「ぬうぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

麟・妹紅

「「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

 

 

ギギュウゥァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!

 

 

 

2人の死闘は更にヒートアップ!

竹林全体の被害なんぞお構い無しと言わんばかりの熱量で互いの拳をぶつけ合う。

 

このままでは竹林以外にも何かしらの被害を被る可能性が出始めていた。

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