華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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音に引き寄せられた者達

タッタッタッ…

 

ザザッ…!!

 

 

輝夜

「な、何よこの焼け野原!?」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

永琳

「ちょっと輝夜!いきなり屋敷を飛び出したら…って、これは一体何事…!?」

 

輝夜

「ここだけじゃないわ…あっちもこっちも、所々焼けてるわ…」

 

ドタドタ!!

 

鈴仙

「ようやく追いついた〜…お二人共、どうかしたんです…かぁっ!?(キョロキョロ)な、なんですかこの惨事!?」

 

てゐ

「(ヒョコッ)うわぁ…誰だぁ?人の竹林*1をこうもこんがり焼け野原にしてくれたのは」

 

麟と妹紅の衝突時に発生した轟音の元へ駆け付けた輝夜達。その場所は2人の激しい戦闘の余波によって、あちこちが無惨に焼け焦げていた。

 

 

ザッ!!

 

慧音

「な、なんだこの有様は!?」

 

 

鈴仙

「け、慧音さん!?」

 

永琳

「何故、彼女までここに…?」

 

そして次に慧音

 

 

ドタドタ!!

 

ザザッ…!!

 

魔理沙

「うっひょ〜っ!?迷いの竹林入口に到着したらめちゃくちゃ焦げ臭い匂いがするから、その匂いまで辿ったらすんごい場所に到着したな!?」

 

霊夢

「さっき聞こえてきた轟音の感じからして、これは只事じゃなさそうね…」

 

早苗

「あ、新しい異変発生ですか!?」

 

魔理沙

「えぇ~…?勘弁してくれよ…?」

 

 

輝夜

「霊夢に魔理沙…それに早苗まで…?」

 

てゐ

「あ、あいつらが動くってなると、いよいよ只事じゃなさそうだぁ…」

 

そして霊夢達3人も到着。

麟と妹紅の決闘がややこしい方向へと進んでしまうのは明白の光景だ。

 

霊夢

「…まだ熱いわ。どうやらここが焼けてから、まだ時間はそこまで経ってないわね」

 

魔理沙

「あっちもこっちもまだ焼けたばかりってわけか…」

 

早苗

「火の不始末…にしては焼け焦げた後がまばらですよね?」

 

スタスタ…

 

慧音

「この焼け具合からして、火の不始末ではないのは確かだ」

 

霊夢

「慧音?なんであんたがここに…って言いたいけど、さしずめあんたもあの轟音を聞いた口でしょ?」

 

慧音

「となると…博麗神社にまであの音は聞こえていたのか?」

 

魔理沙

「ああ。なんならその音に気づいたのは、私が最初だぜ♪」 ピース♪

 

早苗

「なんでそんなに誇らしげなんですか魔理沙さん(汗)」

 

慧音

「だがこの被害の大きさ…博麗神社にまで聞こえるのも納得がいくな(チラッ)おや?鈴仙達もいるじゃないか」

 

鈴仙

「あ…どうも…」

 

霊夢

「あんたらも、あの轟音を聞いたわけ?」

 

輝夜

「そりゃ永遠亭の真横にあるんですもの、当然でしょう?」

 

永琳

「まさかあの轟音を聞いた者達がこんなに居るだなんて」

 

てゐ

「怖い怖い」

 

魔理沙

「でよ、皆はこの焼け野原をどう考えてんだ?」

 

慧音

「少なからず意図的な燃え方ではないか…自然に燃えたわけではない。人為的な被害だと私は思っている」

 

霊夢

「でしょうね。私も同じ事を思っていたわ」

 

早苗

「ですがこの被害が人為的な物だとすると…一体誰が?」

 

輝夜

「あら、この竹林にはその犯人が住んでいるじゃない」

 

早苗

「え?そうなんですか?」

 

魔理沙

「え、誰だっけ?」

 

鈴仙

「妹紅さんですよ。彼女は炎を操れる不死鳥の力を持っているじゃないですか」

 

早苗

「あー!そういえばそうでしたね!」

 

永琳

「けれど…妹紅は何故、こんな事をしたの?動機が不明すぎるわよ」

 

てゐ

「気晴らしにここ一帯を吹っ飛ばしたとか?」

 

霊夢

「だとしても…人1人がもたらす被害にしては、あまりにも大きすぎないかしら…?」

 

魔理沙

「考えれば考えるほど分からねぇもんだな」

 

 

ドガガガガガガッ…!!!

 

 

鈴仙・てゐ

「「…!」」 ピクッ…

 

慧音

「ん?鈴仙、てゐ、どうかしたのか?急に耳がピンと立ったが」

 

鈴仙

「今、何か聞こえた気が…!」

 

てゐ

「私も、何か聞こえた気がする…」

 

輝夜

「うっそぉ?何にも聞こえたかったわよ?」

 

早苗

「魔理沙さん、何か聞こえました…?」

 

魔理沙

「全然?」

 

 

ドガガガガガガガガガッ…!!!

 

 

てゐ

「また聞こえた…!」

 

鈴仙

「音の方向は(ピクピク…)上から…?」 チラッ

 

輝夜・永琳

「「上?」」 チラッ

 

慧音

「上から聞こえてくるのか?」 チラッ

 

霊夢・魔理沙・早苗

『なんで上から?』 チラッ

 

 

ドガガガガガガガガガガガッ!!!

 

妹紅

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

麟「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

鈴仙・てゐ

「「ファッ!?」」

 

輝夜

「あれは…麟と妹紅!?」

 

魔理沙

「なんであいつら戦い合ってんだ!?」

 

早苗

「しかも麟さん、蜃気楼の鳥形態なんですが!?」

 

慧音

「そうか…!あの時の轟音…そしてこの焼け野原、あの2人が衝突したのが原因で生まれたのか!」

 

永琳

「だとしても、何故あの2人はぶつかり合っているの…?」

 

霊夢

「どちらにせよ、これ以上被害を増やさない為にもあの2人を止めないと…!」

 

魔理沙

「あんな死闘を繰り広げてるのに、介入しろってか?!無理無理無理!逆に私達が灰になっちまうぜ!」

 

早苗

「あわわわわっ…!?でもこれ以上続けられると、次にどこへ被害がもたらされるか…!?」

 

遂にバレてしまった2人の決闘。果たして2人の決闘は決着がつくのか?それとも誰かが2人の間に介入してこの決闘を止めてしまうのか?

*1
てゐは迷いの竹林の支配者(自称)

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