華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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日白残無の手作り弁当

~居間~

 

 

残無

「麟、今日はお主に弁当を作ってきたんじゃ。食べてはくれんかの?」

 

麟「…まさかあんたの手作り弁当を食べる日が来るなんてな」

 

 

慧音

「しかしすまないな霊夢、私達まで昼食をご馳走してもらって」

 

霊夢

「本当はお茶にしようと思ってたけど、残無が麟の為に弁当を作ってきたとか言うから、こっちもお昼ご飯にしようかなって思っただけの事よ。あんたら2人もついでに一緒に食べるかと思って」

 

妹紅

「ゴチになりまーす」

 

霊夢

「魔狼と日狭美はお昼ご飯どうするの?」

 

日狭美

「うふふ♪私はもちろんお弁当を持参していますわ」

 

魔狼

『残無の奴に昼飯持参で博麗神社に行くと聞かされていたからな、俺達の分はいらんよ』

 

妹紅

「用意がいいなぁ…」

 

トテトテ

 

あうん

「うどんが茹で上がりましたよ〜っ!」

 

ドスンッ!!

 

妹紅

「…すんげぇ量だな」

 

針妙丸

「はいおつゆ!」

 

コトコトッ

 

慧音

「わ、私と妹紅を合わせても5人だけだぞ…?こんな量、食べ切れるのか…?」

 

霊夢

「なんだかんだ言って、多分食べ切れるわよ」

 

慧音

「そうかぁ…?」

 

妹紅

「んじゃいただきまーす」 ズゾゾゾゾーッ

 

慧音

「私も、いただきます」 ズゾゾーッ

 

あうん

「茹で加減は大丈夫ですか?」

 

妹紅

「めっちゃ私好み」

 

慧音

「丁度いい茹で加減だよ、あうん」

 

あうん

「よかったです♪」

 

霊夢

「(ズゾゾゾーッ)暑くなってきたら、やっぱりうどんよね〜」

 

針妙丸

「春が終わったと思ったら…ゆっくりゆっくり夏が近づいてくるよね」

 

妹紅

「最初はゆっくりだけど、気付いた時にはいつの間にか夏が私達を襲ってくるよな」

 

慧音

「チルノが愛される時期がやってくるな」

 

霊夢

「…冷房代わりに捕まえてこようかしら」

 

妹紅

「やめろやめろ、博麗の巫女がみっともない」

 

霊夢

「冗談よ」

 

 

ズゾゾゾゾゾゾーッ

 

 

麟「…もう夏の音が聞こえてらぁ」

 

残無

「さあ麟、儂が作ってきた弁当を食べておくれ」 ゴソゴソ

 

ドスンッ!!

 

麟「…は?なんでお重?」

 

残無

「張り切って作っておったら、いつの間にかお重箱に詰めておったわ」

 

麟「こっちは正月元旦を先取りかよ」

 

日狭美・魔狼

(モグモグ)

 

麟「日狭美さんは普通の弁当。親父はデカイ骨付き肉を弁当として持ってきたんかい」

 

魔狼

『食うか?』

 

麟「いらん」

 

残無

「ほれほれ、はやく蓋を開けて食べなされ♪」

 

麟「へいへい(パカッ)…1段目はまさかのちらし寿司?」

 

残無

「上手く出来とるじゃろ?」

 

麟「…だから季節先取りかよって」

 

残無

「お主は何が好きなのか分からなかったからのぉ?とりあえず腹が溜まる美味い食事!を目標として作ったまでよ」

 

麟「あと残り3段だろ?何が出てくるのか怖いけど…まあその話は後回しにして、いただきまーす」 パクッ

 

残無

「儂なりの味付けじゃが…どうじゃろうか?」

 

麟「(モグモグ)美味いよ」

 

残無

「おお…!」

 

麟「(ムシャムシャ…)新地獄の管理人に弁当を作ってもらう人間…それって世間的にどうなんだか」

 

魔狼

『くっかっかっ!異質な光景としか言えんな』

 

麟「だよね〜」 モグモグ

 

日狭美

「残無様のお弁当…♡」 ソォー…

 

残無

「息子の弁当に触るでないわ!」 ペシィッ!

 

日狭美

「あぁんっ!手厳しいですわぁ!♡」

 

麟「…1口食う?日狭美さん」

 

日狭美

「あらっ!良いんですの!?♡」

 

麟「はい、あーんっ」

 

日狭美

「あー、んっ!♡」

 

残無

「おいぃっ!?もしかして口では美味いと言っておきながら、本当は不味かったのか!?」

 

麟「美味いんだけどシンプルに弁当の量が多いよ残無!(汗)」

 

残無

「それは本当にすまん!」

 

魔狼

『あっはっはっはっ!』

 

日狭美

「(モグモグ)残無様の手料理…美味ですわ〜っ!♡」

 

 

霊夢

「相変わらずあの三銃士が来ると騒がしいわねぇ…」

 

妹紅

「微笑ましいじゃんか」

 

針妙丸

「あの残無って鬼、毎回麟を一目見たいが為に博麗神社に来るよね」

 

慧音

「…ちなみに頻度は?」

 

あうん

「…週1?」

 

慧音

「そ、それは凄いな!?」

 

霊夢

「残無の日狭美が来るのは百歩譲って構わないのよ。魔狼が来られるのが1番困るのよ…」

 

妹紅

「あんな怖い容姿の狼が居たら、皆怖がっちまうもんなぁ」

 

霊夢

「あと博麗神社の評価が落ちる」

 

針妙丸

「もう落ちるところまで落ちてるよ」

 

霊夢

「ありがたいことにそれを麟が改善してくれてたのよ!」

 

あうん

「私達が居ない間…色々とされてましたもんね」

 

 

麟「なんで2段目は唐揚げ、3段目はサンドイッチ、4段目はおにぎりなんだよ!?しかも全部ギッチギチに入ってる!!せめて1箱1箱もう少し控えめに詰めろよぉっ!!?」

 

残無

「お前へ対する愛情を詰め込み過ぎてしもうたぁっ!本当にすまんっ!!(汗)」

 

麟「親父ッ!一緒に食べるの手伝って!日狭美さん!お腹に余裕があるなら一緒に食べて!」

 

魔狼

『待ってましたぁっ!!』

 

日狭美

「残無様の手料理は別腹ですわぁ♡」

 

麟「残無!お前も食えよ!?」

 

残無

「当然じゃい!」

 

妹紅

「麟、私にも1つ食わせてくれよ」

 

慧音

「私も1つくれないか?」

 

麟「良いけど…あの山盛りうどんはどした」

 

霊夢

「5人もいれば食べきっちゃうわよ」

 

麟「すげーな…」

 

針妙丸

「お腹いっぱい〜」

 

あうん

「私もです〜」

 

霊夢

「あ、私も1つくらい貰ってもいい?」

 

麟「むしろ食えるなら食ってくれ」

 

残無

「かっかっかっ!ちょっとした宴会になってしもうたわい」

 

麟「お前は反省しろ」

 

残無

「すまんて♪」

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