~居間~
残無
「麟、今日はお主に弁当を作ってきたんじゃ。食べてはくれんかの?」
麟「…まさかあんたの手作り弁当を食べる日が来るなんてな」
慧音
「しかしすまないな霊夢、私達まで昼食をご馳走してもらって」
霊夢
「本当はお茶にしようと思ってたけど、残無が麟の為に弁当を作ってきたとか言うから、こっちもお昼ご飯にしようかなって思っただけの事よ。あんたら2人もついでに一緒に食べるかと思って」
妹紅
「ゴチになりまーす」
霊夢
「魔狼と日狭美はお昼ご飯どうするの?」
日狭美
「うふふ♪私はもちろんお弁当を持参していますわ」
魔狼
『残無の奴に昼飯持参で博麗神社に行くと聞かされていたからな、俺達の分はいらんよ』
妹紅
「用意がいいなぁ…」
トテトテ
あうん
「うどんが茹で上がりましたよ〜っ!」
ドスンッ!!
妹紅
「…すんげぇ量だな」
針妙丸
「はいおつゆ!」
コトコトッ
慧音
「わ、私と妹紅を合わせても5人だけだぞ…?こんな量、食べ切れるのか…?」
霊夢
「なんだかんだ言って、多分食べ切れるわよ」
慧音
「そうかぁ…?」
妹紅
「んじゃいただきまーす」 ズゾゾゾゾーッ
慧音
「私も、いただきます」 ズゾゾーッ
あうん
「茹で加減は大丈夫ですか?」
妹紅
「めっちゃ私好み」
慧音
「丁度いい茹で加減だよ、あうん」
あうん
「よかったです♪」
霊夢
「(ズゾゾゾーッ)暑くなってきたら、やっぱりうどんよね〜」
針妙丸
「春が終わったと思ったら…ゆっくりゆっくり夏が近づいてくるよね」
妹紅
「最初はゆっくりだけど、気付いた時にはいつの間にか夏が私達を襲ってくるよな」
慧音
「チルノが愛される時期がやってくるな」
霊夢
「…冷房代わりに捕まえてこようかしら」
妹紅
「やめろやめろ、博麗の巫女がみっともない」
霊夢
「冗談よ」
ズゾゾゾゾゾゾーッ
麟「…もう夏の音が聞こえてらぁ」
残無
「さあ麟、儂が作ってきた弁当を食べておくれ」 ゴソゴソ
ドスンッ!!
麟「…は?なんでお重?」
残無
「張り切って作っておったら、いつの間にかお重箱に詰めておったわ」
麟「こっちは正月元旦を先取りかよ」
日狭美・魔狼
(モグモグ)
麟「日狭美さんは普通の弁当。親父はデカイ骨付き肉を弁当として持ってきたんかい」
魔狼
『食うか?』
麟「いらん」
残無
「ほれほれ、はやく蓋を開けて食べなされ♪」
麟「へいへい(パカッ)…1段目はまさかのちらし寿司?」
残無
「上手く出来とるじゃろ?」
麟「…だから季節先取りかよって」
残無
「お主は何が好きなのか分からなかったからのぉ?とりあえず腹が溜まる美味い食事!を目標として作ったまでよ」
麟「あと残り3段だろ?何が出てくるのか怖いけど…まあその話は後回しにして、いただきまーす」 パクッ
残無
「儂なりの味付けじゃが…どうじゃろうか?」
麟「(モグモグ)美味いよ」
残無
「おお…!」
麟「(ムシャムシャ…)新地獄の管理人に弁当を作ってもらう人間…それって世間的にどうなんだか」
魔狼
『くっかっかっ!異質な光景としか言えんな』
麟「だよね〜」 モグモグ
日狭美
「残無様のお弁当…♡」 ソォー…
残無
「息子の弁当に触るでないわ!」 ペシィッ!
日狭美
「あぁんっ!手厳しいですわぁ!♡」
麟「…1口食う?日狭美さん」
日狭美
「あらっ!良いんですの!?♡」
麟「はい、あーんっ」
日狭美
「あー、んっ!♡」
残無
「おいぃっ!?もしかして口では美味いと言っておきながら、本当は不味かったのか!?」
麟「美味いんだけどシンプルに弁当の量が多いよ残無!(汗)」
残無
「それは本当にすまん!」
魔狼
『あっはっはっはっ!』
日狭美
「(モグモグ)残無様の手料理…美味ですわ〜っ!♡」
霊夢
「相変わらずあの三銃士が来ると騒がしいわねぇ…」
妹紅
「微笑ましいじゃんか」
針妙丸
「あの残無って鬼、毎回麟を一目見たいが為に博麗神社に来るよね」
慧音
「…ちなみに頻度は?」
あうん
「…週1?」
慧音
「そ、それは凄いな!?」
霊夢
「残無の日狭美が来るのは百歩譲って構わないのよ。魔狼が来られるのが1番困るのよ…」
妹紅
「あんな怖い容姿の狼が居たら、皆怖がっちまうもんなぁ」
霊夢
「あと博麗神社の評価が落ちる」
針妙丸
「もう落ちるところまで落ちてるよ」
霊夢
「ありがたいことにそれを麟が改善してくれてたのよ!」
あうん
「私達が居ない間…色々とされてましたもんね」
麟「なんで2段目は唐揚げ、3段目はサンドイッチ、4段目はおにぎりなんだよ!?しかも全部ギッチギチに入ってる!!せめて1箱1箱もう少し控えめに詰めろよぉっ!!?」
残無
「お前へ対する愛情を詰め込み過ぎてしもうたぁっ!本当にすまんっ!!(汗)」
麟「親父ッ!一緒に食べるの手伝って!日狭美さん!お腹に余裕があるなら一緒に食べて!」
魔狼
『待ってましたぁっ!!』
日狭美
「残無様の手料理は別腹ですわぁ♡」
麟「残無!お前も食えよ!?」
残無
「当然じゃい!」
妹紅
「麟、私にも1つ食わせてくれよ」
慧音
「私も1つくれないか?」
麟「良いけど…あの山盛りうどんはどした」
霊夢
「5人もいれば食べきっちゃうわよ」
麟「すげーな…」
針妙丸
「お腹いっぱい〜」
あうん
「私もです〜」
霊夢
「あ、私も1つくらい貰ってもいい?」
麟「むしろ食えるなら食ってくれ」
残無
「かっかっかっ!ちょっとした宴会になってしもうたわい」
麟「お前は反省しろ」
残無
「すまんて♪」