華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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体調不良☆

絶対零度VS雪精&雪女の決闘が集結した翌日

 

 

ザクッザクッザクッ

 

 

チルノ

「(ドサッ)だーっ!もう疲れた!疲れたぁっ!」 ジタバタ!

 

ピース

「うっせぇぞチルノ!」

 

チルノ

「疲れたもんは疲れたのぉっ!!」

 

レティ

「はいはい。私達は麟さんと勝負して負けちゃったんだから、約束はちゃんと守らないとダメよ?」

 

チルノ

「分かってるけど休憩よ休憩!」

 

チルノとピース、そしてレティは麟との約束通り博麗神社の雪かき作業に勤しんでいた。

 

針妙丸

「そう言うと思って、キンキンに冷たいお茶を用意したから飲みな〜」

 

チルノ

「気が利くじゃない!♪」 ゴクゴク♪

 

レティ

「ありがとう♪」 ゴクゴク

 

針妙丸

「ピースは温かいお茶だよね?」

 

ピース

「おう!サンキュー♪」

 

魔理沙

「しっかし…こんなクソ寒い日にキンキンの緑茶を喜んで飲めるなんて…ほんと怖い奴だぜ」

 

ピース

「だってチルノとレティは雪精と雪女だから、温かいお茶とか飲んだら溶けちまうだろ?(ズズッ…)あっつぁっ!」

 

レティ

「いや別に…温かいお茶を飲んだからって身体が溶ける事はないわよ?」

 

ピース

「あ、そうなのか?」

 

レティ

「まあ…ちょーっと身体が暖まっちゃって、身体が弱くなっちゃうかも…?」

 

魔理沙

「温かいお茶を飲んだらデバフが付くのかよ…(汗)」

 

針妙丸

「不便だね〜」

 

チルノ

「ていうか、麟と霊夢は何してんだ?朝から2人を見てないけど」

 

レティ

「そういえば…確かに2人共見てないわね?」

ピース

「魔理沙〜兄ちゃんと霊夢は〜?」

 

魔理沙

「あー…実はだな(汗)」

 

 

~居間~

 

 

麟「ブェックショイッ!!!ズルズル…あー…」

 

 

永琳(八意(やごころ) 永琳(えいりん))

「うん、完全に風邪ね♪しかもそれなりに重めの☆」

 

霊夢

「はぁ…」 ガックシ…

 

【悲報】

華月麟、風邪をひく

 

鈴仙(鈴仙(れいせん)優曇華院(うどんげいん)・イナバ)

「あ、あはは…(汗)それにしても珍しいですね?麟さんが風邪をひくなんて。昨日何してたんですか?」

 

あうん

「えっと…かくかくしかじかで…」

 

あうん、昨日の出来事を説明中。

 

永琳

「うん…どう考えてもその氷漬けにされて身体が極低温状態で居続けたのが原因かもしれないわね。しかもその状態を活かした姿に変身もして更に身体を冷やしたのでしょう?」

 

鈴仙

「そりゃ風邪もひきますよね…しかもかなり重めの」

 

麟「チルノとレティに勝った後…かなり長めに湯船に浸かってたんだけどなぁ…ブェックショイッ!!!」

 

永琳

「私の予想では、その程度じゃ何の意味もないと思うわよ?せめて地底の灼熱地獄に30分居続けた方がいいレベルまで、貴方の身体は冷えきっていたはずよ。いくら貴方の身体が強いからって、チルノとレティの冷気を甘く見すぎよ」

 

麟「うぅ…」 チーンッ…

 

霊夢

「永琳、この風邪が完治するまでどのくらいかかると思う?」

 

永琳

「長く見積って2週間以上かしらね?今回ばかりはかなり重めの風邪だから、1週間で治るって事はまずないわね」

 

霊夢

「よね〜…」

 

あうん

「麟さん!私が一生懸命看病するので安心してくださいね!」

 

麟「しばらくお手数お掛けします…」

 

霊夢

「まあいいわ…しばらくはゆっくり休みなさい?麟」

 

麟「おーっ…」

 

永琳

「優曇華、調薬の準備をしてちょうだい」

 

鈴仙

「はい師匠!」 ゴソゴソ

 

 

コトッ

 

ゴトッ

 

ドスッ

 

 

霊夢

「…ず、随分と本格的な調薬を始める気?」

 

永琳

「症状が軽めな場合は事前に製作しておいた薬を提供するけど、症状が重めな場合はその場で調薬した特製の薬を提供する事が多いわ」

 

霊夢

「流石…月の頭脳ね。相手の症状を見て、すぐにどんな薬を調薬してあげるべきか思いつくの?」

 

永琳

「伊達に月の頭脳と呼ばれてたわけではないわよ♪」

 

霊夢

「さっすが〜…」

 

 

~八意永琳、調薬中~

 

 

テッテレーッ!!

 

 

永琳

「出来たわ、特製風邪薬。これを一応2週間分処方しておくわ。もし2週間経っても風邪の症状があるようなら、永遠亭に来てちょうだい。すぐに同じ薬を調合してあげるから」

 

麟「あざーす…」

 

鈴仙

「師匠の薬はよく効くので、2週間もあればケロッと回復しそうですけどね?」

 

霊夢

「どうだかね…」

 

麟「永琳さん…」

 

永琳

「ん?何?」

 

麟「(ニッ…)愛してるよ」 chu♪

・投げキッス

 

永琳

「…!ふふ…私も愛してるわよ♪」 chu♡

・投げキッス返し

 

 

霊夢

「んな…っ!?」 ギョッ!

 

あうん

「はわわ〜っ!?///」

 

鈴仙

「…///」

(あ、相変わらずこのやり取りはいつ見ても慣れないなぁ…///)

 

永琳

「うふふっ♪それじゃあ私達はそろそろお暇するわ?麟、お大事ね♪」 スタスタ

 

鈴仙

「お、お大事に〜///」 スタスタ

 

パタンッ…

 

霊夢

「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

あうん

「れ、霊夢さん?」

 

霊夢

「…麟」

 

麟「…んん?」

 

霊夢

「さっきの永琳とのやり取り、あれは何かしら?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

麟「ああ…俺が風邪ひいた時、鈴仙が俺の所に永琳特製風邪薬を持ってきてくれた時があっただろ?」

 

霊夢

「ええ…確か純狐が貴方を攫った時ら辺だったわよね?」

 

麟「あん時…鈴仙に永琳さんへの伝言を頼んだのがきっかけなんだよね」

 

霊夢

「…で?その伝言がなんで『愛してる』なのか、説明をしてもらおうかしら?」

 

麟「ふふっ…なんとなくその言葉を送ろうと思ったんだよ…」

 

霊夢

「…ズルい!」

 

麟「…はぁ?」

 

霊夢

「私ですらそんな言葉、言われた事ないのに!」 ジダンダ!

 

ドッタンバッタン!!

 

あうん

「霊夢さん!?埃がまうので地団駄はやめてくださいぃっ!?」

 

 

霊夢

「「羨ましいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」」

 

 

麟「うっせー…」

 

 

<羨ましいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ…!

 

 

針妙丸

「…なんか悲痛な叫びが聞こえるんだけど?」

 

魔理沙

「…一体、何がそんなに羨ましいんだよ(汗)」

 

ピース

「兄ちゃん…大丈夫かな?」

 

レティ

「霊夢さんのあんな悲痛な叫び…初めて聞いたかも」

 

チルノ

「意外とうっさいなー」

 

 

八意永琳の診察によって、麟は約2週間の休養期間が必要となった。

 

 

文(射命丸(しゃめいまる) (あや))

「ふっふっふ…ちょっとした新聞のネタを探しに博麗神社へ来てみたけど、相変わらず博麗神社(ここ)は新聞に使えそうな良いネタが耐えないわね…♪早速記事にするわよ〜っ!♪」 ドゥッ!!

 

 

そして博麗神社の物陰からその一部始終を耳にし、目にしていた鴉天狗・射命丸文によって、この約2週間の休養期間がなんとも騒がしい期間に発展してしまう事を…まだ彼女達は知る由もない。

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