ピキ~ンッ…!!
麟「(バッ…!)遂に動いたか…!」
ウロウロ…
咲夜
「ああ…どうしましょう…?早く誤解を解かないと、キッチンやらなんやらがみんな滅茶苦茶になってしまうわ…」
フラン
「…ねえ咲夜、ウロチョロしてるところ申し訳ないけど、そんなに美鈴達が信用出来ないの?」
咲夜
「はい!(即答)」
フラン
「即答するレベルなんだ…(汗)」
咲夜
「申し訳なんですけど…この屋敷の家事全般は私がこなしている業務なんですよ?私の指示が無いと勝手に遊び出すような妖精メイド達に、私は安心の念は抱けませんわ」
フラン
「そっかぁ…あの妖精メイド達を雇ったお姉様がいたたまれないなぁ…」
スタスタ
麟「そんなに心配なら、この部屋を出てキッチン周りの掃除をすればいいじゃんか」
咲夜
「貴方ねぇ…さっき私が教えた事を忘れたの?この地下室は外側から強力な施錠魔法をかけられているから、外から開けてもらえない限りは絶対に出れないのよ」
麟「ならその施錠魔法を壊せばいいだけの話じゃんか。何をそんなに難しく考えてんだお前」
咲夜
「その施錠魔法が壊せたら苦労しないでしょう…?」
麟「はぁ…。フラン」
フラン
「は~い」
麟「お前の出番だ」
フラン
「私の出番?」
麟「扉の施錠魔法、お前なら壊せるだろ?」
フラン
「扉の施錠魔法を壊すの?」
麟「俺も少し調べたい事があるから、ちょっと部屋を出たいんだよ」
フラン
「別にいいけど…咲夜を部屋から出したら、怒られるのは鍵を壊した私なんだよ?」
麟「そん時は俺がちゃんと説明するから安心しろって」
フラン
「なら任せて!」 スタスタ
咲夜
「無理よ。地下室の施錠魔法はパチュリー様が3日かけて編み出した協力な魔法…いくら妹様の能力でも壊せるわけが…」
フラン
「キュッとして爆ぜろ!」 グッ!!
ドカーンッ!
麟「良い音したなぁ」
咲夜
「音は立派だけど、肝心の施錠魔法はどうかしら?」
フラン
「うふふ♪えいっ!」
ガチャッ!
ギィィィィィ…
咲夜
「え」
麟「開いちゃいましたけど?」
咲夜
「パ、パチュリー様が3日かけて編み出した魔法を…!?」
フラン
「言っても、所詮は3日程度で編み出した魔法でしょ?その程度の魔法が、私の能力を上回るわけがないでしょう。私はあの隠岐奈から破壊神とまで言われたのよ?」
咲夜
「お、おみそれいたしました…」
麟「よくやったフラン!」
フラン
「えへへ〜♪」
麟「てなわけで、俺は一足先に外へ行かせてもらうぜ」 スタスタ
咲夜
「え、えぇ…」
フラン
「お兄様、あとで私の事もっと褒めてよ♪」
麟「んなもん今言ってあげるっての。フラン、お前は最高の妹だよ」
フラン
「当然でしょ!♪私はお兄様の妹だもの!♡」
麟「にししっ♪じゃ、後はご自由に〜」
バタンッ…
咲夜
「…行っちゃった」
フラン
「ほら、咲夜も早くキッチンに行って片付けをしたら?もしかしたらとんでもないくらいに荒れてたり…」
咲夜
「そ、そうさせてもらいます…。その前に妹様、1つだけお聞きしたい事があるのですがよろしいですか?」
フラン
「んー?何ー?」
咲夜
「昔も何回か妹様はこの部屋に幽閉されてましたが…もしかして出ようと思えばいつでも出られたのですか?」
フラン
「当然じゃん」
咲夜
「それなら、どうして今まで部屋から出なかったのですか?」
フラン
「お姉様や皆に迷惑をかけたくなかったからじゃない?昔の事だからよく覚えてないけど…」
咲夜
「…ふふ、そうですか♪」
スタスタスタ…
麟「さて…俺の向かうべき場所は、庭園辺りだな…」
フランの能力によって扉の施錠魔法を破壊してもらい、地下室を後にした麟。彼は彼なりの目的があって単独行動を開始したが…果たしてその理由は何なのだろうか…?