華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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音信不通の八雲紫

麟「こうなったら…隠岐奈!」

 

 

ブ・ン…

 

ガチャッ

 

隠岐奈

「やあやあ♪我こそは摩多羅隠岐奈なり!」

 

 

お燐

「え」

 

幽々子

「相変わらず隠岐奈はどこでも現れるわね」

 

さとり

「…それは、秘神としてどうなんでしょう?」

 

隠岐奈

「(キョロキョロ)おや?ここはアリス・マーガトロイドの自宅か。って、なんか色々と不思議な面子が揃ってるじゃないか」

 

アリス

「久しぶりに隠岐奈の顔を見た気がするわ…」

 

隠岐奈

「おやおやアリス、随分と弱りきっているね?風邪でもひいたのかな?」

 

アリス

「だったらどれほど良かった事か…」

 

隠岐奈

「???」

 

麟「すまない隠岐奈、いきなり呼び出して」

 

隠岐奈

「君が私を呼ぶということは、何かお困り事かね?」

 

麟「…反獄王の話は、そっちにも届いてるか?」

 

隠岐奈

「反獄王?あー…確か紫の奴が『しばらく反獄王の捜索に専念するから、何かあった場合は手紙でも書いといて』みたいな事を言われたっけな。それが何か?」

 

麟「その捜索の進捗具合を聞こうと思って呼んだんだけど…反応が無くてな」

 

隠岐奈

「反獄王の件はかなり急ぎの話だ。たとえ君の呼び出しだとしても、あいつは反応しないんじゃ…いや待てよ?麟君の母親でもあるあいつが…息子の呼び出しに反応しないなんて事がありえるのか…?」

 

麟「…嫌な予感がすると思わないか?」

 

隠岐奈

「…今すぐ八雲藍に会ってみよう。紫はスキマ能力を使うから気配を追えないが、式神の彼女なら何処にいるのかすぐに分かる」

 

麟「…頼む」

 

隠岐奈

「その嫌な予感が当たらない事を祈りたいものだ…」

 

バタンッ

 

麟「はぁ…」

 

霊夢

「麟?」

 

麟「…一旦、全員解散した方がいいかもな」

 

魔理沙

「何か新しい問題でも発生したか?」

 

麟「…これはあくまで可能性の話だが、紫さんがやられたかもしれない」

 

魔理沙

「んな…っ!?」

 

幽々子

「まさかぁ〜?あの紫がたった1人の怨霊なんかに…」

 

さとり

「どうでしょうね…現に貴女はその怨霊の餌食になってるんですよ?幽々子さん」

 

幽々子

「それは…そうだけど」

 

麟「とにかく全員解散だ!魔理沙はアリスが快復するまで傍にいてやれ」

 

魔理沙

「お、おうよ!」

 

さとり

「はい…」

 

霊夢

「そうね…」

 

妖夢

「戻るまで…気が抜けないですね」

 

 

~一旦解散~

 

 

霊夢

「麟、さっきの話だけど」

 

麟「…あくまで可能性の話だが、正直嫌な予感しかしない。この予感が的中したら…これ以上歯止めが効かなくなるかもしれないな…」

 

霊夢

「だとしたら…最悪ね」

 

 

ガチャッ

 

隠岐奈

「麟君!」

 

藍「麟!」

 

 

霊夢

「隠岐奈に藍!?」

 

麟「来たか…」

 

藍「話は全て隠岐奈様から聞いている…!本当に…本当に反獄王が紫様を…!」

 

麟「紫さんに連絡は付かないのか?」

 

藍「紫様自身が単独行動を始めてから…もうずっと音沙汰無しでな」

 

霊夢

「単独行動を始めてから音沙汰無し…つまり?」

 

麟「くそ…嫌な予感が的中しそうだ…!」

 

隠岐奈

「まさか…本当に紫が反獄王に…!?」

 

藍「な、なんとしても紫様を見つけなければ!」

 

麟「もう遅い…藍さんですら紫さんを見つけられないんじゃ、俺達が総力を上げて探したところで見つかるまい…」

 

霊夢

「都合よく紫の方から現れてくれれば…」

 

 

ブ・ン…

 

紫「う…っ」 ドサッ…

 

 

麟「か、義母さんっ!!?」

 

霊夢・隠岐奈

「「紫っ!!!」」

 

藍「紫様っ!!?」

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