妹紅
「まあ、そこに座れよ?魔理沙」
ガサガサッ
魔理沙
「ふぅ…いち早くお前を見つけられてよかったぜ…」
妹紅
「お?なんだお前、迷子になってたのか?」
魔理沙
「そうだ。私は今、大いに迷子状態だぜ。現在進行形でな」
妹紅
「あっはっは!ならお前は運がいいな、案内役の私が今ここに居るし」
魔理沙
「ほんっと…見つけられてよかったぜ」
妹紅
「何か用か?」
魔理沙
「霊夢の奴を見たか?あいつを探してるんだが」
妹紅
「霊夢?あいつは滅多にこの迷いの竹林には現れないぞ?しかもあいつ、滅多に竹林を迷う事もないしな。んで?なんで霊夢を探してるんだ?」
魔理沙
「地底の怨霊の件…妹紅は聞いてるか?」
妹紅
「怨霊の件…知らねーな。どんな奴の話なんだ?」
魔理沙
「そいつは人間や妖怪に取り憑いて、取り憑いた相手の魔力を奪い尽くしては別の獲物を探して幻想郷中を混乱に陥れてるんだ…」
妹紅
「ふーん…そいつは怖い話だな」
魔理沙
「…お前、本当にそんな事思ってるか?思ってないだろ」
妹紅
「別に…怨霊絡みの事件なんて、珍しい話じゃないと思ってな」
魔理沙
「え、そうなのか?」
妹紅
「怨霊ってのは人間社会や妖怪社会の中に溶け込んで、コソコソと潜んでいるようなもんだしな。それに致命的ないざこざの殆どは、怨霊に取り憑かれた人間の仕業って話も多いしな」
魔理沙
「ほへー?妹紅ってかなり物知りなんだな」
妹紅
「伊達に不老不死はやってねぇからな。で、その怨霊とやらを捕まえる為に霊夢を探してるのか?」
魔理沙
「それもそうだが…もしかしたら、
妹紅
「霊夢に怨霊が?なんでさ」
魔理沙
「前に、紫が怨霊に取り憑かれたって話を聞いてな。もしかしたら…霊夢が紫と会った時に、怨霊に取り憑かれた可能性もあると思ってな…」
妹紅
「だとしたら…私なんかよりも麟に頼れよ。あいつの方が霊夢を探し出すのは適任だと思うが?」
魔理沙
「いやぁ…それがよ?」
魔理沙
『…という可能性が出てきたんだ。だから霊夢を探すのを手伝ってくれないか麟!』
麟『霊夢に瑞霊が取り憑いているかもしれない…ね。で、霊夢が見当たらないから探し出すのに協力しろと』
魔理沙
『そうだぜ!』
麟『悪いけど、俺はパスさせてもらう』
魔理沙
『んなぁっ!?ど、どうしてだよ!?霊夢が危険なんだぞ!?』
麟『あいつは怨霊如きにやられるほど弱かねーよ。それに…』
魔理沙
『…それに?』
麟『まだだ、まだ
魔理沙
『…はぁ?』
魔理沙
「…なんて、訳の分からん事を言いやがるし」
妹紅
「ま、あいつにはあいつの考えがあるんだろ。とりあえず竹林内にいる兎達に、霊夢を見たか聞いてみるとするか。お前も着いてくるだろ?」
魔理沙
「おう!もちろん私も着いていくぜ」
妹紅
「んじゃ行くか」 スタスタ
魔理沙
「おーっ!」 スタスタ