麟「…」
・瞑想中
ヒュウゥゥゥゥゥゥゥッ…
麟「…敵、動き無し。まだこちらが動く時ではない…か」
華月麟、ただ今神社にて瞑想中。
そして瞑想をしながら彼の言う
一方、魔理沙&妹紅ペアは…
妹紅
「ふむふむ…そうか、教えてくれてありがとう」
妖怪兎
(ペコリ トテトテ…)
妹紅が竹林内に棲む兎達から、霊夢の目撃情報を収集中。
妹紅
「なるほどな…」
魔理沙
「妹紅〜、なんか有力な情報は手に入ったか?」
妹紅
「ああ、さっきの兎からかなり有力な情報が手に入ったよ」
魔理沙
「おっ!そいつはありがたい。で、なんだって?」
妹紅
「確かに永遠亭へ霊夢が向かって行ったのは見た。でも永遠亭から出てきた所は見てない、ってさ」
魔理沙
「おお…すんごく有力な情報だな。なら確実に霊夢は永遠亭に…」
妹紅
「…だが、逆に悪いニュースも教えてくれたよ」
魔理沙
「…え、悪いニュース?」
妹紅
「永遠亭は今」
「「その怨霊が原因で、かなり厳重な警戒態勢が敷かれているらしい」」
~夜の永遠亭~
ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ…
鈴仙
「(ブルブルッ…)い、いくら幻想郷が夏に入り始めているとはいえ、まだ夜は少し肌寒いわね…」
ギュアァーンッ…!!
鈴仙
「(ピクッ)…!」 ジャキッ!!
スタッ…
魔理沙
「っと…おっす鈴仙」
鈴仙
「なんだ…魔理沙さんか」 チャッ…
魔理沙
「随分と物々しい雰囲気に厳重な警戒、何かあったのか?」
鈴仙
「まあ…
魔理沙
「ふーん…あ、ちなみに中に入れたりは」
鈴仙
「絶対ダメです。師匠からは『誰も入れるな』と言われてるので」
魔理沙
「だよなぁ…。まさか紅魔館で発生した怨霊の件が…ここまで大きな面倒事になるとは思わなんだ…」
鈴仙
「怨霊…?ちょっと待ってください、どうして魔理沙さんが怨霊の事を知ってるんですか」
魔理沙
「どうしてって…お前らが警戒してるその怨霊、結構色々とやらかしてくれたからな。今じゃ知らない奴は少ないんじゃないか?」
鈴仙
「そ、そうなんですね…」
魔理沙
「どうせ永遠亭も、その怨霊絡みなんだろ?」
鈴仙
「ええまあ…だから外から誰も入れるな、中からも誰も出すなと言われているので」
魔理沙
「くっそー…霊夢の奴に会いたかったんだけど、これじゃ会えそうにないか」
鈴仙
「怨霊の件が消えるまでは入れないと思ってください」
魔理沙
「はいはい。あ、鈴仙(ゴソゴソ)そんな頑張り屋のお前に…」
鈴仙
「?」
魔理沙
「アレ?ドコニシマッタッケ…ア、アッタアッタ。ほれ」 ポイッ
鈴仙
「ファッ!?うわわわわっ!?」 キャッチ!
魔理沙
「ナイスキャッチ♪」
鈴仙
「い、いきなり投げないでくれます!?って…これは人参!?」 キラキラ☆
魔理沙
「それ食べながら見張り頑張れ」
鈴仙
「あ、ありがとうございます」
魔理沙
「んじゃ私はお暇するぜ〜」 ドゥッ!
鈴仙
「お、お気をつけて〜」
魔理沙
「お〜う」
ギュアァーンッ…!!
鈴仙
「(人参モグモグ)…あの魔理沙さんが素直に帰ったけど、何か企んでるわけじゃ…ないわよね?」
ギュアァーンッ…!!
妹紅
「(ピク…)戻ってきたか」
ブワッ…!
魔理沙
「(スタッ)くっそ、あれは絶対に中へ入れそうにないぜ。一応、知らないフリして色々鈴仙に喋ってもらったけど、やっぱり怨霊絡みで永琳から厳重に警戒しとけって命令が出されたらしいぜ」
妹紅
「ま、あんだけ外も中も厳重なら無理だろうな。ありゃ完全に外からも中からも何も出来ないように見張ってる感じだしな」
魔理沙
「くっそー…早くしないと被害が広がるかもしれないってのに」
妹紅
「なあ魔理沙、1秒でも早く永遠亭の中に入りたいか?」
魔理沙
「え?そ、そりゃあ…怨霊が中に居るかもだしな」
妹紅
「なら、私が知ってる奥の手を使うとするか」
魔理沙
「奥の手!?そんな裏技を持ってたのか?」
妹紅
「ああ、輝夜と私しか知らない唯一の抜け道だよ。ただ1つ問題があってな…」
魔理沙
「問題?」
妹紅
「輝夜の奴…何度もその抜け道を使ってたもんだから、もしかしたら私達の重みでとんでもない音を出してぶっ壊れるんじゃないかと思って…(汗)」
魔理沙
「…は?(汗)」
妹紅
「あの抜け道、そろそろぶっ壊れてもおかしくないくらい老朽化が…(汗)」
魔理沙
「ちょっと待て、永遠亭のお姫様が今までその抜け道を何度も利用して外に出てたのか?」
妹紅
「ああ」
魔理沙
「なら…逆にその抜け道が怨霊に知られたら、マズいんじゃ?」
妹紅
「まあそれは怨霊が抜け道を知っていたらの問題だ。ほら、さっさと行くぞ」 ザッ…
魔理沙
「お、おう」 ザッ…
(やっべー…不安しかないぜ…)
魔理沙&妹紅ペア、遂に永遠亭への不法侵入を強行。
そして、魔理沙達が侵入しようとしている永遠亭内では…
霊夢
「輝夜と永琳に外を固めてもらったから大丈夫だと思うけれど…いつの間にこんな物が置かれていたの…?」
ペラッ…
とある手紙が、永遠亭の居間に置かれていた。その手紙の内容は
という脅迫文だった。
永琳
「まあ、貴女が来て以降は誰も外から入れていないし、外からも出していない。永遠亭内の誰かの悪戯だと思うわ」
霊夢
「だとしてもタイミングが良すぎるし不謹慎よ」
輝夜
「うふふ♪私達蓬莱人には死の概念が無いのに、こんな脅しをされたところでねぇ?」
永琳
「ふふ…それもそうね」
霊夢
「え…私はあんた達とは違うんですけど?」
輝夜
「この脅迫文、床の間に貼りつけておきましょ」 ペタペタ
霊夢
「ちょっ…!?」
輝夜
「ヨシ!」 ┏( ゚∀゚)σ
霊夢
「何も良くないわバカぁぁーっ!!」
ドンガラガッシャーンッ!!!
輝夜
「!?」
霊夢
「ファッ!?」 ビクゥッ!?
永琳
「な、何!?今の音は!?てゐ!」
ドタドタドタ!!
てゐ
「分かってる!お前達!すぐ音の鳴った方へ直行だーい!」
妖怪兎達
『『おーっ!』』
ドドドドドドドドドドド…!!
脅迫文の話がそれなりに盛り上がった瞬間、永遠亭の屋根上辺りで突如凄まじい轟音が鳴り響いた。永琳はすぐさま、てゐと妖怪兎達を招集して現場へ急行させる。