華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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第七被害者〖河城にとり〗

妹紅が乗っ取られてから2日後…

 

 

~人里~

 

 

ザワザワ…

 

 

霊夢・魔理沙

(ダッ!!)

 

さとり

「ぜぇ…ぜぇ…」 フラフラ~

 

 

ドタドタ!!

 

 

霊夢

「どいたどいた!」

 

『あ、巫女さん…』

 

霊夢

「妹紅はどこにいるの!?」

 

『あちらに…ですが、既に麟さんが…』

 

霊夢

「…麟!?」

 

魔理沙

「麟が私達より先に着いてたのか!?」

 

 

麟「あんたらどけ!道を開けろ!」

 

『あ、あぁ…』

 

ザザ…

 

麟「…」 スタスタ…

 

妹紅

「…」 グッタリ…

 

人里で倒れていたところを里の者達に発見され、その話を聞きつけた麟が霊夢達より一足先に現場へ駆け付けていた。

 

魔理沙

「も、妹紅…!」

 

さとり

「に、兄さん、妹紅さんの様子は…」

 

麟「今までと同じだ、体内の魔力を全部奪われて気絶してる」

 

魔理沙

「で、でも…なんで妹紅はこんな所で倒れてたんだ?」

 

さとり

「妹紅さんの肉体が用済みになったから…ここに放棄したんでしょうね…」

 

麟「つくづく鼻につく野郎だ…!まあいい…とりあえず博麗神社に戻って妹紅を寝かせるぞ」 スタスタ…

 

魔理沙

「あ、ああ…」 スタスタ…

 

さとり

「は、はい」 スタスタ…

 

霊夢

「…」

 

魔理沙

「霊夢、行くぞ?」

 

霊夢

「ええ…」 スタスタ…

 

今すぐにでも反獄王の行方を捜索したいのは山々だが、今は妹紅を回復させるのと、何があったのかを優先させる為に妹紅を連れて博麗神社へと戻る事にした。

 

だが…そもそも妹紅の肉体を捨てたという事は、反獄王は別の誰かに取り憑いて行動している可能性が高いのが現実。では肝心の反獄王は何処へ消えてしまったのか?

 

 

~玄武の沢~

 

 

ボシュウゥゥゥゥゥゥンッ!!!

 

 

河童

『おうおうおう!?なんだ今の爆発音!?』

 

『誰か機械いじりしてたっけか?』

 

『いや?今は特にそういう整備系の予定は無かったから…誰もいじってないと思うけど?』

 

『いや、にとりがなんか機械いじりしてなかったっけか?』

 

『おいにとり!何しでかしたんだよ!』

 

にとり

「悪い悪い。排水装置が劣化してて、アルカリ金属部に浸水しててさ…」

 

『それでさっきの爆発音が?』

 

にとり

「お、思いのほか浸水が酷くて(汗)」

 

『マジか…そいつの修理、にとりしか出来ないから頼むよ』

 

にとり

「おうよ」

 

河童達

(スタスタ…)

 

 

にとり(瑞霊憑依)

『ふーっ…』

(なんとかバレずに済んだか…河童の機械チンプンカンプンだが、それっぽい事言っておけば騙せるあたり、こいつはこの河童共の頭脳ってとこか…)

 

反獄王は玄武の沢に居た。

 

にとり(瑞霊憑依)

『人里でこの河童に憑依したのはいいが…あまりここに長居し過ぎるとボロが出る。急いで次の憑依相手を見つけてここから退散だな…』

 

どうやら人里に居たにとりに憑依し、玄武の沢まで来ていたようだ。どうやら次の標的を見つけたのちにその者へ憑依し、霊夢達に見つからないよう場所を転々とする気なのかもしれない。

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