華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

179 / 182
襲撃の真意・2

~博麗神社~

 

 

バサッ…!!

 

スタッ

 

 

はたて

「ども〜♪姫海棠はたてでーっす♪」 ピース

 

霊夢

「あー?随分と珍しいのが来たわね?」

 

麟「はたてが博麗(うち)に来るのは確かに珍しいな。何しに来たんだ?」

 

はたて

「麟(あんた)に私の号外を売り込みに来たのよ♪」

 

麟「俺に号外の売り込みだぁ?」

 

はたて

「(バサッ)はいこれ!」

 

麟「花菓子念報…これがはたてが作ってる号外か、初めて見た」

 

霊夢

「いっつも文(あいつ)の号外しか読まないしね」

 

麟「はてさて…何が書かれてるのやら(ペラッ)おっ、なんか霊夢に攻撃されてる文の写真が載ってる」

 

霊夢

「ブーッ!!?ちょ…はぁっ!?なんであんたがこの瞬間の写真を持ってたわけ!?何!?何処かで盗撮でもしてたの!?」

 

はたて

「違うわよ、私の能力を使って撮影したらこの写真が念写されたのよ」

 

麟「あー、はたての能力って念写だもんな。…にしてもすげぇタイミングの写真だな?さてさて…他には何が(ペラッ)ん…?なあ霊夢、これ見てみろよ」

 

霊夢

「何?(ジィッ…)これって…妹紅が誰かに襲われてる写真…よね?」

 

はたて

「ああ、その写真?適当に念写したら偶然撮影出来てた1枚よ。多分、妹紅を襲っているのが例の怨霊でしょ?」

 

麟「…凄いな、念写って」

 

霊夢

「私も反獄王の姿をハッキリ見たのは初めてだわ。まさか天狗の号外でお目にかかれるとは思ってもみなかったわ」

 

はたて

「あ、そうなの?ふふっ♪私の能力も中々侮れないでしょう?」

 

麟・霊夢

「「かなり」」

 

はたて

「なんかそういう事言われると嬉しくなるわ♪(ゴソゴソ)あ、あともう1枚、それとは別の写真をあんたらにあげるわ」 スッ…

 

ピラッ…

 

霊夢

「これは…」

 

はたて

「その反獄王とやらの後ろ姿よ。これも偶然念写出来た1枚なの、役立てられそうなら役立てて欲しいなと思って」

 

麟「すげー…」

 

はたて

「凄いと思ってくれるなら、花菓子念報と定期購読契約結んで欲しいな〜♪」

 

麟「でも俺、文々。新聞と契約してっからなぁ」

 

はたて

「あら、それなら文(あいつ)なんかよりももっといい定期購読サービスもつけるわよ?」

 

麟「例えば?」

 

はたて

「あんたにだけ、私の全部をあげるっていう特別なサービスを…♡」

 

 

 

「「人の顧客にいやらしい色目を使うんじゃないわよ!」」

 

 

 

スパァンッ!!!

 

 

はたて

「いっったぁぁっ!?誰よ!いきなり私の頭をぶっ叩くアホは!?」 バッ!

 

文「どうも〜♪怨霊を舐め過ぎて博麗の巫女にやられた天狗です〜♪」 ニコニコ♪

 

麟・霊夢

「「あ、文だ」」

 

はたて

「え、なんであんたが?てか生きてたの?」

 

文「勝手に殺すんじゃないわよ!てか何よあの号外!?根も葉もない事書いて!」

 

はたて

「は?」

 

麟「いやそれ…」

 

霊夢

「あんたが言える立場じゃないでしょ、文」

 

文「あやや?」

 

 

お燐

「ちょっとブン屋!」 ガッ!!

 

グィィッ!!

 

文「おぉぉおうっ!?そんな乱暴に首根っこ引っ張らないでお燐さん!?」

 

お燐

「今のお姉さんは怨霊に取り憑いてるかもなんだから、そんなやたらむやみに近づいちゃダメだよ!」

 

 

はたて

「あら、地底の猫までいる」

 

麟「ほんとだ、お燐までいる。てか霊夢に怨霊が取り憑いてるかもってどういう事だ?」

 

霊夢

「はぁ…色々と厄介ね。あんたら、何しにここへ来たのよ?」

 

文「何しに来たのよって…何故私に奇襲をかけたのか、その理由が知りたくて来たんです!」 プンスカ!

 

お燐

「そうそう、それを聞きに来たんだよ!あと、もしかしたらお姉さんに怨霊が取り憑いてるかもしれないから確かめに来たんだい!」

 

霊夢

「それは…てか、私は攻撃する前にちゃんとあんたに謝ったでしょうが」

 

文「あんなので納得いくかぁっ!?ちゃんと説明してくださいよ!?」

 

お燐

「ちゃんと説明しないと、お姉さんに怨霊が取り憑いてる疑惑は晴れないよ!」

 

霊夢

「はぁ…だからさとりの策には乗りたくなかったのよね」

 

はたて

「なになに?何がどうなってるの?」

 

麟「さぁな?俺にも分からん」

 

 

サーッ

 

 

さとり

「はいはい、騒ぐのはそこまでです」

 

麟・霊夢

「「あ、ちょうどいい所にさとりが来た」」

 

お燐

「さとり様ぁっ!?」

 

はたて

「あら、地底の主様じゃない?」

 

文「地底の主・古明地さとりがどうしてこの神社に…?」

 

さとり

「それを説明する前に…文さん、まずは私から貴女に謝罪しなくてはいけませんね」

 

文「あ、貴女が私に何の謝罪を?」

 

さとり

「霊夢さんが何故、貴女をいきなり攻撃したのかをです。全ては私が霊夢さんにお願いした事なのです」

 

文「な、なんですとぉ!?」

 

霊夢

「ま、立ち話もあれだし、とりあえず上がりなさいよ?どこで誰にこの会話を聞かれてるかも分からないし…」

 

文「そ、そういう事でしたら…お言葉に甘えて?」 スタスタ

 

お燐

「えー…お姉さんに怨霊が取り憑いてないって保証がまだ確定したわけじゃ…」

 

さとり

「大丈夫よお燐、霊夢さんは怨霊に取り憑かれてはいないわ」

 

お燐

「ならいいですけど…」 スタスタ

 

麟「はたて、お前も上がってけよ」

 

はたて

「あ、いいの?なら遠慮なく〜♪」 スタスタ

 

 

霊夢が文を襲撃した真意、さとりがそれを霊夢の頼み込んだ理由、2つの謎が今明かされようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はたて

「あ、結局のところ花菓子念報との定期購読の件は?」

 

麟「前向きに検討しちゃおうかな?」

 

はたて

「やった!♪あんたが顧客になってくれれば、私の新聞の知名度も広まるってもんよ!」

 

文「そこっ!私の顧客を勝手に奪おうとするな!」

 

はたて

「やなこった〜♪」

 

文「麟さんはうちのお得意様なんです!あんたなんかには渡しませんよ!?」

 

はたて

「乗り換えるか否かは麟が決める事よ〜♪」

 

麟「そうそう、乗り換えるかどうかは俺次第」

 

文「麟さん!?あんな奴の新聞に乗り換える気ですか!?」

 

麟「さぁ?どうだかね〜♪」

 

文「いやーっ!!?麟さんをはたてなんかに奪われたくないっ!」

どっちの新聞を取ってみたい?

  • 文々。新聞
  • 花菓子念報
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。