お燐(猫形態)
『にゃ~ん♪』 スリスリスリ♪
麟「よしよし」 ナデナデ
お燐
『ゴロゴロ…♪』
麟「しばらくはこのままのんびりしていような、お燐」 ワシャワシャ
お燐
『にゃあ♪』 スリスリスリ♪
霊夢
「…呑気ねぇあの2人」
はたて
「この物々しい雰囲気の中で、2人のほのぼの光景…良いわねぇ…」 カシャッ
文「あ、私も写真撮っておこっと」 カシャッ
さとり
「兄さん…お燐をあまり甘やかさないでください?」
麟「甘やかすなって言われてもよ、お燐はさとりからの指示で幻想郷中を駆け回ってたんだろ?たまにはこうやって労うのが当然ってものよ。な、お燐」 ワシャワシャ
お燐
『にゃ~ん♡』 頬ペロペロ
さとり
「ま、まあ…束の間の休息という事にしておきますよ。とりあえず…まずは文さん、今回は本当に申し訳ありませんでした。貴女が霊夢さんからの襲撃を受けたのは、私が霊夢さんにそう指示をしたからであって、霊夢さん自身の作戦ではありません。そこだけはご理解いただけると幸いです」
文「ま…それはさっきも聞いたのでもういいですよ。ですが…いきなり背後からの不意打ちに『ごめん』と三文字だけの謝罪、これだけでは納得いきません。何故いきなり私に不意打ちを?」
霊夢
「今回の件の事を何も知らないあんたがネタ探しを理由に勝手な行動をされたら、どこで反獄王に取り憑かれるか分かったもんじゃないわ。しかも被害者でもあるにとり達のアジトに行くだなんて…」
文「それでも…攻撃する前にそういった類の説明が一言くらいあっても良くないですか?」
霊夢
「…さとりの奴が『河童達のアジトに近づく者達は問答無用で退治しろ』って言ってきたから、それにしたかったまでの事よ。確かにちょっと強くやり過ぎたとは思ったけど(汗)」
文「え…そうなんですか?」
さとり
「反獄王は誰に取り憑いているか分からない…もし反獄王が貴女に取り憑いた状態で説明でもしたら、こちらの動きが全て筒抜けとなってしまう…」
はたて
「つまり幻想郷中の人物全員が容疑者であるってわけね」
文「な、なるほど…それでは仕方がないと言えば仕方がありませんね。ですが私が犠牲になった事で、肝心の反獄王は捕まえられたんですよね?」
さとり
「霊夢さんは確かにとても良い仕事をしてくれました…と言いたいのですが、肝心の反獄王は捕まえる事が出来ませんでした」
文「え」
はたて
「え~!?てことは文はやられ損ってわけ?なんだか文が可哀想に思えるわ…」
霊夢
「既ににとり達のアジトはもぬけの殻だったわ。なんて迅速で狡猾な奴なのかしら…」
文「わ、私の犠牲は全くの無意味だったわけですね(泣)」 ガックシ…
さとり
「確かにそうですが…はたてさんの能力を利用すれば、反獄王に気づかれる事なく奴を探し出せるかもしれません」
霊夢
「え、そうなの?」
文「そうなんですか!?」
はたて
「およ?」
さとり
「はたてさんの能力は念写、つまり安全な場所から相手に気づかれる事なく反獄王の動きを読める…と思いまして」
霊夢
「あ~…確かにそうかも?」
文「はんっ…引き籠りのはたてに相応しいお仕事ですね」
はたて
「うっさい、あんたみたいに幻想郷中をピョンピョン飛び回ってちゃせっかくの特ダネを逃しちゃうでしょうが」
文「自らの足を使わないで入手する特ダネなんて、信憑性に欠けますので」
はたて
「あっそ。で、何?さとりは私の能力を使って、反獄王の動きを知りたいのかしら?」
さとり
「はい、お察しの通りです。貴女の能力を利用させてほしいのです」
はたて
「まあ…確かに私は反獄王の動きはほぼ全て把握出来るけど…」
さとり
「けど…なんでしょう?」
はたて
「悪いけど、恐らくは反獄王は
さとり
「…え?」
文「はたて…貴女、今なんて?」
はたて
「反獄王は私の事にも気が付いてるって言ったのよ」
霊夢
「…どうしてそうだと言い切れるの?」
はたて
「いやぁ…文が私の新聞を持っていた時点でなんとなく思ってたんだけど、私…玄武の沢付近でその新聞をばら撒いてないのよ。初めてその号外を渡したのは麟なのよ」
さとり
「な、なんですって…!?」
霊夢
「なんでもっと早くそれを言わなかったのよ?」
はたて
「いやぁ…言い出すタイミングを見失ってたのよ。それにしても反獄王は随分と大胆な行動を取ってるわよね?私の号外まで利用して文を欺くだなんて」
霊夢
「感心してる場合か!」
はたて
「ご、ごめんって。そもそも文、その号外って誰から渡されたの?」
文「え…私を救助してくれた雛さんからですけど」
はたて
「あの厄神ね…つまり反獄王は雛に取り憑いた後、そこで次の獲物を探して潜伏してたって事なのかしら?」
霊夢
「…となると反獄王は今、私にやられた文に取り憑いて…?」
文「え!?わ、私に!?うそぉっ!?」
さとり
「いいえ…文さんには取り憑いていません。先程、文さんとお燐が来た時に実はこっそりと能力を使って見ていますので確実です」
霊夢
「なら安心ね」
文「ホッ…」
麟「(ヒョコッ)じゃあ反獄王は今、誰に取り憑いてんだ?」
お燐(人型形態)
「(ヒョコッ)そこのブン屋に取り憑いてないとなると、誰に取り憑くんですか?さとり様」
さとり
「そう…そこなのよ。じゃあ反獄王は今、誰に取り憑いているのかという話なのよ」
はたて
「あんな僻地に自ら赴く奴なんて文や霊夢以外いないと思うけど…他に誰がいるかしら」
文・お燐
「「う、う~む…?」」
麟「ん…!?(ピキ~ンッ!)ま、まさか…そんな事がありえるのか…?」
霊夢
「麟、どうしたの?」
麟「いや…これは俺の杞憂だと思い込みたいんだが、玄武の沢の上流に居る守矢神社の誰かに取り憑いたわけじゃ…ないよな?と思って…」
文「守矢神社の誰か?いやぁ~…恐らくあそこはいち早く反獄王の存在に気が付いていると思うので、みすみす危険な場所に飛び込むなんて事…しないと思いますけど」
お燐
「でも可能性はなくもない…さとり様、なんだかあたい…凄く嫌な予感がするんですが…」
さとり
「ま、まさか…」
霊夢
「仮にそうだとしても…守矢の誰がわざわざ危険な玄武の沢下流へ下りるのよ…?」
はたて
「あ~…お燐の言う通り、嫌な予感しかしないわ…」
どっちの新聞を取ってみたい?
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文々。新聞
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花菓子念報