ヒュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…
霊夢・ナズーリン・響子
『…』 ピシッ
一輪
「…」 スタスタ
命蓮寺での朝食を終え、霊夢は早速命蓮寺の修行に付き合わされている。現在は座禅中だ。
霊夢
「…」 プルプル…
(ま、マズい…座禅なんて久しぶり過ぎるから、集中が出来ないわ…)
ナズーリン
(ニヤニヤ)
一輪
「…」 スッ…
トントンッ
ナズーリン
「ゲッ…」
一輪
(スッ…)
バチンッ!!
霊夢
(うっわぁ…容赦ないわね…) チラッ
一輪
「…」 スッ…
トントンッ
霊夢
「エッ…」
一輪
「霊夢、座禅ってのはほんの少しだけ目を開けて、一点を見つめて無心になる事が大事なの。考え事や周りに目移りするのは言語道断よ」
霊夢
「ア、ハイ…」
一輪
「覚悟」
霊夢
(オ、オワッタ…) ガックシ…
バチンッ!!
霊夢
「ギャッス!!」
響子
「…ア、アハハ(汗)」
ナズーリン
「フフ…」
~座禅終了~
霊夢
「あ~っ…ようやく終わったわ…」 グッタリ…
ようやく長い座禅時間が終了。
久しぶりの座禅に霊夢の精神的疲労はなかなかのものだ。
スタスタ…
ナズーリン
「お~い、大丈夫か~?」
霊夢
「ダ、ダメそう~…」 チーンッ…
ナズーリン
「ありゃまぁ…完全に疲れ切ってるね」
霊夢
「座禅なんて久しぶりだもの…」
ナズーリン
「普段から怠けてるからそんな目に遭うんだよ、という話は置いといて…」 スッ…
霊夢
「…ん?」
ナズーリン
「霊夢…君は一体、何が目的で
霊夢
「(ドキンッ!?)な、何よいきなり変な事聞いてきて…!?」
ナズーリン
「いやさぁ…いきなり
霊夢
「もし訳アリだったとしても…それをあんたに教える義理は無いでしょう…!」
ナズーリン
「ま、いずれは君の本当の目的も周りにはバレるんだ、それまでは精々頑張りなよ」 スタスタ…
霊夢
「い、言われなくても…アイタタ…」
ナズーリン
「…足のしびれが取れるまでは、ゆっくりしてるといいよ」 スタスタ
パタンッ…
遂にナズーリンにすら、霊夢が何かの思惑を抱えて命蓮寺へやって来たのではないかと勘づき始めていた。
霊夢
「はぁ…参ったわね…」
(恐らくナズーリンは私がただ
果たして反獄王を捕らえるのが先か、それとも反獄王に霊夢の動きが悟られてしまうのが先か…かなり大きな賭けをしている状況になっている。
一方
文「ふ~む…霊夢さんは座禅を終えて休んでいるようですね(カキカキ)一応メモはしておきましょ」
文と魔理沙は命蓮寺の誰にもバレないであろう距離から、命蓮寺の内部を監視し続けている。
文(カキカキ)
魔理沙
「おい文、そのメモ…取る意味あんのか?私には新聞のネタ探しをしてるようにしか見えないぞ」
文「あ、いつもの癖が…」
魔理沙
「おいおい…」
文「ですが魔理沙さん、これはとても理に適っている行為だと思いますよ?」
魔理沙
「その心は?」
文「今の霊夢さんは、反獄王にとってはバレバレの囮のようなもの。必ず彼女の前で何かしらの動きを見せるとは思いませんか?」
魔理沙
「そうかもしれないが…私がもし反獄王なら、霊夢から距離を取って行動するけどなぁ…」
文「それは臆病者の心理ですよ魔理沙さん。憎悪を抱く者は、もっと大胆に動くと私は思いますよ」
魔理沙
「そんなもんなのかねぇ?」
文「ええ♪」
ドンッ!!
魔理沙・文
「「!!?」」
2人が命蓮寺から目を離して会話を交わしていた瞬間、突如として謎の地響きのような音がどこからか聞こえてきた。
パラパラ…
魔理沙
「な、なんだ今の音…!?」
文「私が今の音の正体を確認しに行ってきます!魔理沙さんはここで監視を続けていてください!」
魔理沙
「わ、分かった…!」
文(ギャンッ!!)
ブァァッ…!
魔理沙
「さ、流石は幻想郷最速…伊達じゃないな」
魔理沙に命蓮寺の監視を継続させ、文自身は先ほどの轟音の確認へと瞬時に移動。
パラパラ…
霊夢
「な、何よ今の音…」
聖「…はぁ。霊夢さん、一緒に確認へ向かいますか?」
霊夢
「え、えぇ…」
もちろん命蓮寺内に居た者達を先ほどの轟音を耳にしていた。霊夢と聖は轟音が発生した現場へと急行。
~命蓮寺裏墓地~
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ…
星「はぁぁぁぁ…やれやれ(汗)」
サクサク…
聖「星!」
霊夢
「はぁ…はぁ…」
星「あ、聖。それに霊夢さんも」
聖「今、凄い轟音がしましたが…」
星「ああ、その音についてなんですけど…」 ツイッ…
小傘
「…」
霊夢
「こ、小傘…!?」
(なんでこんな所で小傘が倒れて…!?まさか反獄王は元々小傘に取り憑いていてた…?となると…反獄王が今、取り憑いているのは…)
聖「はぁ…星、もしかして
星「ええ、もしかしなくても
霊夢
「え、アレ…?アレって何よ?」
星「墓石から墓石へと飛び移る、小傘の悪い癖ですよ。大方、脚を滑らせて落っこちたんでしょうね」
霊夢
「…は?」
なんと先ほどの轟音の正体は、墓石から墓石へ飛び移るという圧倒的不謹慎な遊びを行っていた小傘が、遊んでいる最中に足を滑らせて人様の墓石を倒してしまった際に発生したものによる轟音だったのだ。
聖「最近はそんな不謹慎なお遊びは控えていたというのに…」
小傘
「ムキュー…(泣)」
霊夢
「小傘って…そんな事するタイプの妖怪だったの…?」
星「ええ、昔の小傘は日課の如く毎日行っていましたよ。でも聖から本気の説教を受けて、最近は控えていたんですけど…ご覧の通りってやつです」
聖「もう…余計なお仕事を増やさないで欲しいわ!」
星「まったくです」
霊夢
「…(汗)」
(とりあえず小傘が犯人じゃなかったのは良いとして…まぎわらしい事をしないで欲しいわ…)
パシャッ
文「な~んだ…ただの事故ですか。ま、反獄王が動き出したわけじゃなくて何よりですね…。さて…あとはこのまま霊夢さんが上手くやってくだされば、反獄王自ら姿を現すのも時間の問題ですかねぇ?」
遠方から状況を観察していた文も、安堵の念で胸を下ろした。
だがそんな安堵を消し去るかのように…
~はたての刷新室~
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!
はたて
「ど、どうして!?どうしてこんな事が!?反獄王にこんな事が出来るだなんて、私は聞いてないわよ!?」
ザァッ…
ザザザザザザザザザザザザザザザ…
〖画像が破損しています〗
原因は不明だが…これまでにはたてが念写にてかき集めていた反獄王の手がかりのデータが、突如として全て破損。今までかき集めていた全ての手がかりが全て無へと返されてしまった。
はたて
「わ、私が今まで念写し続けていた画像が全部破損してる…!?(ドンッ!!)どうしていきなり私の念写がこんな事に!?」
「「今までこんな事無かったのに…!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザ…
〖画像が破損しています〗