華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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麟のお見舞い(獏編)

~夢の世界~

 

 

バサッ…

 

 

ドレミー(ドレミー・スイート)

「なになに?(ジーッ…)あらま、麟ったら風邪を患っちゃったのね?こりゃ今すぐにでも幻想郷に赴いて、お見舞いにでも行きますかね!待ってなさい麟!愛しのお姉ちゃんがすぐ行くからね!…なんちゃって♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映姫

「そうだ…麟、喉の調子はどうかしら?」

 

麟「喉…?」

 

映姫

「ええ、喉よ」

 

麟「少し…イガイガする感じかな…?」

 

映姫

「やはり…ふふっ♪久侘歌を連れてきて正解でしたね。久侘歌、出番ですよ」

 

久侘歌

「(ヒョコッ)ようやく私の出番ですね!?♪」

 

映姫

「ええ、思う存分お願いします」

 

久侘歌

「はいっ!ではでは麟さん、ちょっと失礼しますね」 ピト

 

麟「うい…」

 

久侘歌

「そぉいっ!」 パァァァァッ…

 

麟「っ…」

 

フゥゥ…

 

久侘歌

「いっちょ上がりです!麟さん、喉の加減はどうですか?」

 

麟「んー、んー、あー、あー、マイクテス、マイクテス…」

 

紫「ブッフゥッ!w」

 

橙「ニャッ!?」 ビクゥ!?

 

藍「マイクテスって…」

 

小町

(風邪ひいていてもボキャブラリーは衰えてないねぇ…)

 

映姫

「どうでしょう…?」

 

麟「…」

 

久侘歌

「り、麟さん…?」

 

麟(グッジョブ!!)

 

映姫

「清々しいまでのサムズアップ…どうやら喉の調子が良くなったそうですよ久侘歌」

 

久侘歌

「良かったぁ…」

 

麟「歌でも歌いたくなるよ…♪」

 

映姫

「そんな事したらすぐに喉が元通りになってしまうので、やめましょうね?」

 

麟「分かってらー…」

 

 

<ごめんくださいな〜

 

 

映姫

「おや?我々以外にも麟のお見舞いに誰か来たのでしょうか?」

 

久侘歌

「それとも純粋な客人ですかね?」

 

橙「私が行ってきます〜っ!」 トテトテ

 

藍「気をつけなさいよ〜?」

 

 

ガララーッ!!

 

 

橙「どちら様でしょ〜か?」 チラッ

 

ドレミー

「あ、どうも〜♪」 フリフリ♪

 

橙「えっ…本当にどちら様でしょうか…?」

 

ドレミー

「…ありゃ?私の事、ご存知無い?」

 

橙(コクコク)

 

ドレミー

「…え」 ガーンッ

 

橙「と、とりあえずご用件を伺います!」

 

ドレミー

「あ、麟のお見舞いに来ました」

 

橙「麟さんのお見舞いですね!ではどーぞお上がりください!」

 

ドレミー

「どうもどうも〜♪」

 

 

~今度は獏襲来!~

 

 

サーッ

 

 

ドレミー

「たーのもー!」

 

 

紫・藍

「「…は?」」

 

小町

「んんっ!?」

 

久侘歌

「映姫様、あの方って…」

 

映姫

「確か夢の世界の管理人…ドレミー・スイートでは…?」

 

 

ドレミー

(おっと、ちょっと物々しい雰囲気。意外と麟の容態はマズいのかしら?)

 

紫「貴女確か…夢の世界の管理人、ドレミー・スイートね?」

 

ドレミー

「そういう貴女は、幻想郷賢者 兼 華月麟の義母・八雲紫ですね?こうして現実世界でお会いするのは初めてでしたね」

 

紫「ええ、夢の世界ではよく会うけれど、こちらの世界で会うのは今回が初めてね」

 

ドレミー

「しっかし、博麗の巫女は不在なのに是非曲直庁の面々と八雲家が博麗神社に集結してるだなんて、なんとも不思議な光景ですね」

 

藍「そういうお前こそ、普段は夢の世界から出てこないくせに…何故今回に限っては現実世界にやってきた?」

 

ドレミー

「よくぞ聞いてくれました!その理由はですね…」

 

橙「(ヒョコッ)紫様、藍様、この人も麟さんのお見舞いに来たらしいですよ」

 

ドレミー

「おっと…可愛い猫ちゃんにネタばらしされてしまった」

 

紫「あら、そうだったのね?」

 

藍「麟と夢の管理人ドレミー・スイート…この2人に接点があるようには思えないが」

 

ドレミー

「まあまあ、私とあの子がどうやって知り合ったかは企業秘密という事で」 スタスタ

 

麟「…ん?」 チラッ

 

ドレミー

「麟…会いに来ましたよ…。今回は直接…ね?♪」

 

麟「義姉さん…久しぶりだね…?最近、夢の世界でも会わないからどうしたのかなって思ってたとこだよ…」

 

ドレミー

「生憎、私は貴方1人に構っていられるほどの暇人じゃないんですよ〜?」

 

麟「そいつは残念…」

 

映姫

「…義姉さん?麟、貴方今、ドレミー・スイートの事を義姉さんと…」

 

ドレミー

「おや、知らないんですか?私はこの子公認の義姉なんですよ〜♪ね?麟♪」

 

麟「別に…公認とかしてるわけではないけど…?俺がただ勝手に呼んでるだけだし…」

 

ドレミー

「も〜♪そこは『義姉さんは俺公認の義姉なんだよ』ってフォローを入れてくれるところでしょ〜?」

 

麟「…あまり言うと、もう二度と義姉さんって呼ばないよ…?」

 

ドレミー

「はい、黙っときます」

 

麟「でも…久しぶりに顔が見れて、本当に良かったよ…」 ニコッ…♪

 

ドレミー

「(キュンッ…♡)まあ可愛い笑顔♡ほれほれ、義姉さんが貴方を沢山甘やかしてあげますよ〜♪」 ナデナデ♡

 

 

<キャッキャッ♡

 

 

映姫

「(ジェラシィ~…!!)くっ…!?」

(な、何この感情…!?あの獏が麟に触れている所を見ているだけなのに…物凄くムカッとする…!?)

 

久侘歌

「あ、あのぉ…映姫様…?」

 

映姫

「なんですか久侘歌!」

 

久侘歌

「ヒィッ!?そ、その…そろそろお暇しないと、是非曲直庁でのおしごとが…」

 

映姫

「はっ…!?そ、そうでした…私達はわざわざ仕事を溜めてまでお見舞いに来ていた事をすっかり忘れていました…!」

 

久侘歌

「は、はい…ですからそろそろ…」

 

映姫

「だがしかし…!あの獏をこのまま野放しにはしません…!」 バッ!!

 

グアッ…!!

 

ガシッ!

 

ドレミー

「…およ?」

 

映姫

「ドレミー・スイート…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

ドレミー

「な、なんでしょうか閻魔?」

 

映姫

「貴女とは少しお話したい事があるので、我が是非曲直庁までご同行願いましょうか」 ニコニコ♪

 

ドレミー

「え?今、博麗神社に来たばっかりなんですけど?しかも麟のお見舞いもまだ済んでないし」

 

映姫

「さっき頭を撫でていたのだから、それで十分ではありませんか♪ほら行きますよ」 グイッ!

 

ドレミー

「[グイッ!]オウフッ!?ちょちょちょちょちょ!?離してください!?離して…はな…HA☆NA☆SE!」

 

ズリズリズリ…

 

映姫

「お話は後でじっくり聞きますので♪」

 

ドレミー

「いやぁぁぁっ!?」

 

映姫

「久侘歌、小町をよろしくお願いします」

 

久侘歌

「は、はい〜っ」 ヒョイッ

 

小町

「むぐ〜っ!」 ジタバタ!!

訳:そろそろ解放しろ〜っ!

 

映姫

「では八雲紫、お邪魔しました」

 

紫「え、ええ…」

 

久侘歌

「お、お邪魔しました〜」

 

小町

「むぐぐぐぐ〜」

訳:邪魔したよ〜

 

ドレミー

「[ズリズリズリ…]お、お邪魔しましたぁっ!?り、麟!後でまた夢の世界で会いに行くから待っててねぇっ!?」

 

麟「お、おう〜…」

 

 

ピシャッ!

 

シーンッ…

 

 

藍「な、なんか…凄まじく騒々しかったですね…」

 

紫「閻魔も…嫉妬する事があるのね?」

 

藍「一体、映姫様は何に対して嫉妬していたのでしょうか?」

 

紫「さぁ…私にもそこら辺の事はよく分からないわ」

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