華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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泣いた九尾

藍(ムスーッ…)

 

麟(椛モフモフ♪)

 

椛「あ、あの…麟さん…?///」

 

麟「ん?どしたもみちゃん」

 

椛「も、もみちゃん…!?///オッホン…そ、そろそろ私達…里へ戻らないとなので…」

 

麟「お、俺のモフモフが居なくなるだと…!?今帰られても困るんですが!?」

 

椛「そ、そんな事言われましても…」

(な、なんか私の事…必要とされてるみたいで嬉しいな…///)

 

麟「も、椛が居なくなったら…俺は一体何をモフモフしろと言うんだ…!?」

 

はたて

「いやいや…そこに八雲の九尾様が居るんだから、九尾様の尻尾をモフらせてもらいなさいよ」

 

藍「…!」

(ナイス誘導だ、姫海棠はたて!)

 

麟「え、藍さんの尻尾?うーん…藍さんのは遠慮しとこうかなぁ…」

 

藍「…!?」 ガーンッ!!!

 

はたて

「な、なんでよ?」

 

麟「あんまモフモフしすぎると、後で手入れが大変かなって?藍さん、いっつも念入りに自分の尻尾の手入れしてるとこ、よく見てたからさ」

 

はたて

「あ、そう…」

 

藍「は、ははは…麟ハ優シイナ〜(棒)」

(ふ、普段の習慣がこんな形で仇となるとは…!) ズーン…

 

紫「プッ…♪クスクス♪」

 

麟「どうしても帰るのか?椛」

 

椛「こ、今度休暇を頂いてきますから…ね?」

 

麟「…仕方ない、それで手を打つとするか」

 

椛「今度また来たら、心ゆくまでモフモフして良いですから…♪」

 

麟「んじゃその時を期待しておくよ(ゴソゴソ)んでもって…」

 

ドスンッ!!

 

椛「…な、なんですかこれ?」

 

麟「山姥特製干し肉!またかなりの量が来たから、椛も少し貰ってくれ」

 

椛「干し肉!ありがたく頂戴します!」

 

麟「ありがたく貰ってってくれ」

 

龍「よし…そろそろ我々はお暇しましょうか」

 

天魔

『あ、ああ…そうしよう。八雲紫様…この度はお騒がせしてしまい申し訳ございませんでした…』 ペコリ

 

紫「部下の教育をしっかりとする事ね」

 

天魔

『はっ…!では、我々はこれで失礼致します…』

 

こうして約1時間に及ぶ華月麟へ対する訪問謝罪は、平和に幕を下ろした。

 

 

~遅めの朝食Time~

 

 

麟「橙、あーん」

 

橙「あー、んっ!♪」 モグモグ

 

紫「まったく…天魔達が朝っぱらから来るから、すっかり朝食の時間が遅くなったじゃない…」 モグモグ

 

藍「そ、そうですね…」 チーン…

 

紫「…まだ落ち込んでるわけ?」

 

藍「り、麟が私に気を使ってああ言ってくれたのは理解してますが…にしても凄くショックでした…(泣)」

 

紫「貴女が自分の尻尾を念入りに手入れする気持ちは分かるけど…今回に限ってはそれが逆効果だったのは、さすがの私も笑ったわ」

 

藍「うぅっ…!犬走椛が羨ましい…っ!」 ダバーッ…

 

紫「…泣く程羨ましいの?」

 

麟「…あのぉ、さっきから2人は何の話してんの?」

 

橙「ら、藍様が大泣きしてるのも気になります…(汗)」

 

紫「えーと…まあ…気にしないであげてちょうだい」

 

麟「そう言われると尚更気になるんだが…?何かにショックを受けて泣き崩れてる藍さんが、さっきからチラチラ視界に入ってくるし…(汗)」

 

橙「ら、藍様…大丈夫ですか?」

 

藍「ああ、大丈夫だ気にするな…うわーん!!(大泣)」

 

麟・橙

「「泣いちゃった…」」

 

紫「はぁ…(汗)」

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