麟「あ、そうだ!せっかくお前と再会出来たんだし、この前の借りを返させてくれよ♪」
紫苑・女苑
「「この前の借り?」」
麟「ほら、俺が風邪をひいた時、身体張って堰き止めてくれたじゃん?それのお返しを、身体が治ったらするって約束したろ?」
紫苑
「つ、つまり…麟さんの手料理が食べれるって事…!?」
女苑
「あんたって…本っ当に律儀ね?私達ですら忘れてた事を…」
麟「借りは返す、俺の主義だ。確かリクエストは和食だったよな…味噌汁は旅館の調味料を借りれば作れるけど…米はどうしたものか…」
紫苑・依姫
「「!?!?」」
麟・女苑
「「げっ…この声は…」」
バァンッ!!
隠岐奈
「この摩多羅隠岐奈が、君の悩みを解決してくれよう!」
麟「デスヨネー」
女苑
「麟が居る所に…摩多羅隠岐奈ありってとこかしら?」
麟「嬉しくねぇ…」 ガックシ
隠岐奈
「おや、君は確か月の使者・綿月依姫だったね?久しいな。今回は何用で地上に来たのかね?地上視察が何かかな?」
依姫
「お久しぶりです摩多羅隠岐奈様。少し羽根伸ばしで、姉と共に地上に降りていまして…」
隠岐奈
「そうかそうか、どんな賢者にも羽根伸ばしは必要だ。ゆっくりと身体を休めて羽根を伸ばしてくれたまえ♪」
依姫
「ど、どうも…」
隠岐奈
「さて…話は聞かせてもらったぞ麟君!依神紫苑の為に料理を作るのは良いが、米と調味料が無いそうだねぇ!?」
麟「うん、無いよ」
隠岐奈
「ならば…この秘神・摩多羅隠岐奈が君の求めている米とら調味料を贈呈してくれようぞ♪」
麟「いや、結構です」 キッパリ
隠岐奈
「え」
女苑
「ブフッ!?w」
麟「嫌だよ、お前事ある毎に恩を売って俺に借りを作らせようって魂胆が見え見えだし」
隠岐奈
「でも、君が困ってるのは事実だろぉ!?私は純粋に君の為を思ってだね…」
麟「その裏に潜んでる下衆な思考が見え見えだっつってんだよ、押し付けがましい秘神だな」
隠岐奈
「いいじゃん別に!少しでも君の私へ対する好感度を上げたいんだもん!」 ジダンダ!!
麟「えぇ…地団駄踏む程かよ…」
女苑
「うっわぁ…さっきまでの偉そうな神様気取りが全部台無しに…」
紫苑
「あれが隠岐奈様の素なんでしょ?」
依姫
「フランクを越えてもはやどう表現をしたら良いのか分からん…」
麟「そもそも、なんでそこまでして俺の機嫌取りを?」
隠岐奈
「少しでも好感度が上がれば、
麟「例え天地がひっくり返っても、この幻想郷が滅んだとしても、あの時の罪は永遠に帳消しにならんわバカタレ」
隠岐奈
「やっぱりぃ〜?でも…一応私も
麟「…だったらなんだよ」
隠岐奈
「差し出がましいかもしれないが…少しくらい恩返ししてくれても良くないかい?」
麟「それさ…自分で言う?」
隠岐奈
「自分で言う」
麟「卑しい奴」
隠岐奈
「やめて、そのストレートに辛辣な事言うの」
麟「事実だ事実」
隠岐奈
「と、とにかく!私に対する扱いの改善と、今までの善行に対する支払いを訴えます!」
麟「え〜…面倒くさ」
隠岐奈
「そこを頼むよぉ!?(泣)」
麟「わーったわーった…なら、まずは帽子を取ってくれ」
隠岐奈
「帽子を?(スポッ)取ったぞ?」
麟「ったく…」 スッ…
ポフッ…
隠岐奈
「およ?」
麟(ナデ…ナデ…)
女苑
(まさかの頭ナデナデ!?秘神に対して!?)
依姫
(神を撫でるなんて…いくらなんでも肝が据わり過ぎでは!?)
紫苑
(そ、そんなのだけで秘神様が喜ぶとは…)
隠岐奈
「え、えへへへぇ…♡///」 テレテレ♡
紫苑・女苑・依姫
『喜ぶんかいっ!?』 ビシッ!
麟「悪いけど…お前へ対する恩返しはこれくらいしか思いつかんのよ」 ナデナデ
隠岐奈
「結構結構!♡例えこれくらいしか思いつかなかったとしても、私もとても嬉しいよ!♡あ…もうちょい撫でて欲しい…なんて…♡」
麟「別に良いけど」 ナデナデナデナデ
隠岐奈
「これが甘やかされる側の気分か…最高か?♡」
麟「満足した?」
隠岐奈
「仕方ないなぁ!この秘神・摩多羅隠岐奈は寛大な神である!これで今までの借りはチャラにしてしんぜよう!」
麟「良いんだそれで」
女苑
「チョロいわね〜」
隠岐奈
「だが…次はこうは行かないぞ麟君」
麟「そうか?次も頭撫でたら、案外チャラにしそうだけどお前」
隠岐奈
「バレタ?」
麟「バレバレ」
隠岐奈
「ふっ…まあいいさ。とりあえず今欲しい物をメモしてくれ、そうすれば私が持ってきてあげよう」
麟「サンキュー(カキカキ ビリッ)とりあえずこんなとこ」
隠岐奈
「ふむふむ…基本的には米と調味料だけか。だがおかずはどうするつもりだ?」
麟「天界の海はほとんど手付かずと言っても過言では無いくらいだ。適当に海で釣りしたら、何かしら釣れるんじゃない?」
依姫
「つまり食材は現地調達と?」
麟「魚の塩焼きに魚のあらを使ったあら汁、これで紫苑の腹は満たせるかなって。しかも紫苑リクエストの和食という要望も叶えられるしね」
女苑
「一石二鳥ねぇ」
麟「ついでに隠岐奈への恩返しも、俺の手料理で良いかなって」
女苑
「前言撤回、一石三鳥だったわ」
麟「隠岐奈と紫苑はそれで構わない?」
隠岐奈
「異議なし!」
紫苑
「秘神様に同じく」
麟「よーし、そうと決まればさっさと動くぞ!依姫、一緒に魚釣りしようぜ」
依姫
「魚釣りですか…私、やった事ありませんが…」
麟「俺が手とり足とり教えてやっから大丈夫だよ」
依姫
「よろしくお願いします」
麟「紫苑と女苑は隠岐奈と一緒に色々と準備してくれ」
女苑
「はいはい、調理台とかの準備は任せて」
麟「んじゃ行くぞ依姫」
依姫
「はいっ!」
麟「それと隠岐奈」
隠岐奈
「うん?」
麟「いつもあんがとさん」 chu
・投げキッス
隠岐奈
「(ズキューンッ!!♡)いつでも頼ってくれたまえ!」
紫苑・女苑
(相変わらずチョロいなぁ…)
依姫
(何故師匠の前では…どんな御方もああなってしまうのだろうか?)