華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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釣りスギィっ!!

その後も…

 

 

麟「ほいっ!」

 

依姫

「はっ!」

 

麟「あらよっと!」

 

依姫

「ほっ!」

 

 

依姫がマグロを釣り上げてから風向きが変わったのか、いきなり面白いように魚が釣れる釣れる。

 

その結果…?

 

 

デェェェェンッ!!

 

 

麟「釣り上げスギィっ!!」

 

依姫

「む、夢中になり過ぎてしまいましたね…」

 

 

もはや貴方達の本職はプロの漁師ですか?と言いたくなるくらい、大量に魚が釣れてしまった。

 

麟「しっかし…小魚や普通サイズの魚は良いとして…依姫の記念すべき獲物・マグロはどうしたものか?流石の俺もこいつは捌けねぇぞ?」

 

依姫

「えぇっ!?師匠にも出来ない事がまだあるんですね!?」

 

麟「失礼な!?俺にだって出来ない事はあるわ!ったく…どうしたもんか」

 

 

ガチャ

 

隠岐奈

「お〜い、こっちの準備は終わったよ…って、だいぶ釣り上げたね君達」

 

 

麟「隠岐奈、半分くらい紫さんとこに押し付けてよ」

 

隠岐奈

「うーん…そんな事したら、私も君も怒られるんじゃない?」

 

麟「なら…色んな人に分ける?」

 

隠岐奈

「賛成、その方が良いだろう。だが魚は足が*1速い。今すぐ分けに行こう」

 

麟「だな。悪い依姫、お前も手伝ってくれ」

 

依姫

「はっ!」

 

麟「…あとさ隠岐奈、依姫がご立派なマグロ釣っちゃったんだけど」

 

隠岐奈

「あら、本当にご立派ぁっ!」

 

麟「俺、こんなの捌けねぇよ」

 

隠岐奈

「私が捌こうか?」

 

依姫

「えっ!?捌けるんですか!?」

 

麟「マジで!?」

 

隠岐奈

「私は秘神・摩多羅隠岐奈だぞ?こんなマグロを捌くのなんて、屁でもない」

 

麟「俺の心は奪えないのに?」

 

隠岐奈

「…それとこれとは、話が変わっちゃうのよねぇ。まあいいや、早く行こう」

 

麟「はーいっ」

 

てことで宴会の準備は後回しにして、釣りすぎてしまった魚を幻想郷の各地に分配する事に。

 

 

~マヨヒガ(八雲家の家)~

 

 

麟「紫さ〜んっ」

 

ガララッ

 

紫「あら麟、お帰りなさい♪」

 

麟「ただいま〜…じゃねぇや、今日はここに帰ってきたんじゃなくて、渡したい物があるから来たんよ」

 

紫「あら、何かしら?」

 

麟「隠岐奈、頼む」

 

隠岐奈

「あいよ〜っ」

 

ポポポポポイッ!

 

紫「…あら、新鮮そうな魚達じゃない。これ、どうしたの?というか隠岐奈はなんでいるの?」

 

隠岐奈

「私だけじゃなく、綿月依姫もいるぞ♪」

 

紫「は?」

 

依姫

「…」 ジトーッ…

 

紫「げぇっ!?なんで依姫(あんた)まで!?」

 

依姫

「勘違いするな八雲紫。私とお姉様は今、師匠にバカンスのお誘いを受け、天界で皆と羽根伸ばしをしているだけだ。そしてこの魚達は私と師匠で釣り過ぎてしまったので各地に分配しようという流れになっただけだ」

 

紫「…あれだけ地上を忌み嫌ってたあんた達がねぇ?どういう風の吹き回しかしら」

 

依姫

「師匠に誘われたから、それ以外にない」

 

紫「ねぇ麟…貴方が色んな子に好かれるのは構わないけど…月の使者まで口説いちゃダメじゃない?」

 

麟「しょーがない、俺は依姫好きだし?」

 

依姫

「んなっ…!?///」 ボフンッ!!///

 

隠岐奈

「麟君の天然タラシ入りました〜っ!♪」

 

紫「やれやれ…綿月依姫、息子の事…頼んだわよ?」

 

依姫

「お、お前に言われるまでもない!///師匠へ伸ばされる魔の手は、全て私が切り裂く!」

 

紫「頼もしいわぁ」

 

麟「あ、忘れてた。隠岐奈、メインディッシュ出して」

 

隠岐奈

「あれだな?」 ゴソゴソ

 

ドスンッ!!

 

 

紫「…なぁにこれぇ?」

 

麟「マグロのカマですね、依姫と俺で釣った」

 

紫「こんなの…貰っていいわけ?」

 

依姫

「遠慮なく食べてくれ」

 

紫「…ならお言葉に甘えちゃうわ♪」

 

麟「よし!次行くぞ次!魚が腐る前に!」

 

隠岐奈・依姫

「「おーっ!」」

 

紫「あら…もう行っちゃうのかしら?」

 

麟「時間がないんでね!また今度、ゆっくりしに来るから!」

 

紫「うふふっ♪待ってるわよ、息子♡」

 

麟「そんじゃっ!」

 

 

まずは八雲家へ分配し

 

 

~地霊殿~

 

 

隠岐奈

「ムニエルにでも何にでもして食べてくれ」

 

 

さとり

「あら…凄く立派な魚達ですね?」

 

お燐

「おさかなぁっ!!」 ガバッ!

 

こいし

「お燐、めっ!」 ベシィッ!!

 

お燐

「ギャンッ!!?」

 

 

地霊殿に分配

 

 

~是非曲直庁~

 

 

依姫

「私と師匠で釣り上げた魚達だ、美味しく頂いてくれ」

 

映姫

「ありがたく貰います。…しかし、月の使者がそうホイホイと地上に来ても良いのですか?」

 

依姫

「…そこはグレーゾーンということにしてくれ」

 

 

是非曲直庁に分配

 

 

~命蓮寺~

 

 

麟「聖さん、賄賂を渡しに来たよ」

 

聖「あら…随分と食べ応えのありそうな賄賂ですね?♪」

 

麟「美味しく食べちゃって♪」

 

聖「はい♪ありがとうございます♪」 ペコリ

 

 

命蓮寺に分配

 

 

~神霊廟~

 

 

隠岐奈

「紆余曲折あって釣り過ぎてしまってね、どうだい?」

 

神子

「ありがたく頂戴させてもらいます」

 

屠自古

「塩焼きにすっかな?それともムニエルか?」

 

布都

「我はムニエルが良いぞ!」

 

 

神霊廟に分配

 

 

~マミゾウの住処~

 

 

依姫

「この魚達を、どうぞお収めください」

 

マミゾウ

「ふぉっふぉっふぉっ♪こりゃ塩焼きにして酒の肴にしてしまうかのぉ!♪」

 

 

~正邪の家~

 

 

麟「正邪、これ釣り過ぎたからあげる」

 

正邪

「何尾かはそのまま塩焼きにして…もう何尾かは干物にすっか…。あんがと、麟」

 

麟「少しは食費が浮くかな?」

 

正邪

「多少はな」

 

 

マミゾウ、正邪にも分配。

そして遂に…?

 

 

麟「よし!なんとか減ったぞ!」

 

隠岐奈

「これくらい減らせば、もう大丈夫だろう」

 

依姫

「あとはこちらで全部頂くとしましょう」

 

 

なんとか魚の数を減らす事が出来、残りは天界ビーチに集まった者達で食べ切れるであろうくらいになった。

*1
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