華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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ちゃんとした女子会・5

魔理沙

「さ〜て、残ったのは私と霊夢だけだな」

 

霊夢

「…時計回りで話すとなると、私が最後になるじゃない」

 

咲夜

「あら、霊夢がトリを飾るの?期待してるわよ」

 

霊夢

「ハードル上げないで?」

 

魔理沙

「んじゃさっさと霊夢にバトンを渡す為にも、私が早く終わらせないとな!」

 

霊夢

「そんなありがた迷惑な気遣いはいらないわ」

 

魔理沙

「んじゃ私が麟に惹かれた理由はだな、あいつが私の事をちゃんと女として見てくれたからだな!♪」

 

アリス

「麟が…魔理沙を女として見てくれた?チョットナニイッテルカワカンナイ」

 

咲夜

「麟が貴女を女として見たですって?幻でも見たんじゃないかしら?」

 

妖夢

「妄想は程々にしなよ魔理沙」

 

鈴仙

「うちのお師匠様に診てもらう?」

 

魔理沙

「お前ら失礼だな!?これはホントの事だっつーの!」

 

早苗

「れ、霊夢さん…どうして皆さんは魔理沙さんに辛辣なんですか?」 ヒソヒソ…

 

霊夢

「魔理沙の口調って男混ざりみたいなとこあるじゃない?それなのに麟が魔理沙を女として見るわけが無いでしょ、って言いたいんじゃない…?」 ヒソヒソ…

 

早苗

「た、確かに魔理沙さんの口調は男混ざりに感じますが…だからといって魔理沙さんが女性っぽくないという理由にはなりませんよ…」 ヒソヒソ…

 

霊夢

「日頃の癖の弊害みたいなものなのかしらね…」 ヒソヒソ…

 

魔理沙

「そこ2人!全部丸聞こえだぞ!」

 

霊夢・早苗

「「あ」」

 

魔理沙

「こんにゃろう…!?皆して私が嘘ついてるとでも言いたいのか…!?」

 

依姫

「まあまあ…熱くならないで話の続きをしなさい?」

 

豊姫

「早く続きが聞きたいわ♪」

 

魔理沙

「お、おう…んでだ、事の経緯としてはだな…多分、麟の奴が博麗神社に居候して間もない時だった気がするんだよな…」

 

咲夜

「え…つまりお嬢様が紅霧異変を起こす前の話って事になるわけ?」

 

魔理沙

「ああ、なんなら私と霊夢とアリスとの3人で、麟に弾幕の事を教えた時の話だからな」

 

アリス

「本当にだいぶ前ね」

 

魔理沙

「ある時、麟がいきなり私の家に来た事があってな?本人曰く『散歩してたら森で迷子になった』みたいなこと言ってたよ」

 

妖夢

「魔理沙の家って魔法の森の中だよね?…迷子になったら洒落にならない気がする」

 

魔理沙

「そりゃそうだ、魔法の森は稀に人体に害をなす瘴気を撒き散らす時もあるからな」

 

鈴仙

「こっわ…」

 

魔理沙

「で、私の家に麟を上げたんだが…いや〜昔の私は家の片付けとか全くしてなかったから、家の中が汚くて汚くて(笑)」

 

霊夢

「ほんとよ…あんたの家、昔は足の踏み場がほぼゼロだったじゃない。…たまにGとかの死骸も出てきたし」

 

早苗・鈴仙

「「Σ(っ゚Д゚;)っヒッ」」

 

アリス

「おまけに埃っぽいし食べ終わった後のゴミは散乱してるし…」

 

咲夜

「…そ、それ以上話すのはやめて…気持ち悪くなる…」

 

妖夢

「悪寒がする…!」 ゾクゾクッ…!!

 

豊姫

「…G?」

 

依姫

「Gとはなんだ?」

 

地上の皆

『この世には、知らない方が幸せな事がある』

 

豊姫・依姫

「「あ…そう」」

 

魔理沙

「んで案の定、麟の奴にも部屋が汚いって怒られてさ?2人で部屋の掃除をしたよな…アハハ」

 

アリス

「客人にまで部屋の掃除を手伝わせるんじゃないわよ(汗)」

 

魔理沙

「麟から『掃除するぞ!』って言い出したんだぜ!?」

 

霊夢

「…問題はそこじゃないでしょ」

 

魔理沙

「まあそんな話は置いといて、んで麟の奴が掃除中にいきなり『魔理沙も女の子なんだから部屋の一つや二つは綺麗にしとけよ…』ってサラッと言い出しやがって…///あーもう…思い出すだけで恥ずかしいぜ…///」

 

咲夜

「麟が貴女にそんな事を…ね」

 

魔理沙

「多分だけど…それが理由だよな、あいつに惹かれたのって。あいつ…昔っから天性の天然タラシだったのかもな。あちなみに、今はちゃんと部屋の掃除はしてるぜ?麟に言われてからはこまめに掃除してんだ♪」

 

早苗

「本来は…当たり前では?」

 

鈴仙

「魔理沙、あんた誇れるような事してないからね?それ、普段からしてて当たり前の事だから」

 

魔理沙

「アレ?まあ、とにかく私はあいつが私を女として見てくれた事が嬉しくて、今もこうしてあいつに惹かれてる、だ!」

 

依姫

(師匠が魔理沙を女性として見てあげていた…では、師匠は私の事をどう見てくれているのだろうか…?)

 

妖夢

「…なんか、魔理沙から意外な話題が出てきてびっくりしたなぁ」

 

早苗

「きっと明日は雨ですね!」

 

魔理沙

「こらぁっ!?失礼すぎるぞお前ら!」

 

咲夜

「それで…最後は霊夢ね?」

 

豊姫

「待ってました〜♪」 パチパチパチ♪

 

依姫

「楽しみね」

 

早苗

「恐らく麟さんと1番関係性が深いのは霊夢さん…!どんなお話が聞けるのか…!」

 

霊夢

「別に…期待する程じゃないわよ」

 

妖夢

「またまた〜♪」

 

鈴仙

「そんな事言っちゃって〜♪」

 

アリス

「そんなに言われると逆に期待しちゃうわよ?」

 

咲夜

「むしろ逆効果ね」

 

魔理沙

「さあ霊夢!早く教えてくれ!」

 

霊夢

「分かった…分かったわよ。で?私が麟に惹かれた所…ね、そもそも私…」

 

 

「「彼のどこに惹かれたのかしら…」」

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