華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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ちゃんとした女子会・Last

霊夢

「そもそも私、彼のどこに惹かれたのかしら…」

 

 

魔理沙

「…は?」

 

咲夜

「霊夢…貴女もしかして…!?」

 

早苗

「麟さんへの恋心が冷めて…!?」

 

アリス

「え…そんな事ある…?」

 

鈴仙

「つまり私達にも麟さんの気を惹かせるチャンスが…!?」

 

妖夢

「麟さんの気を惹かせる…ウヘヘ///」

 

豊姫

「霊夢ったら…麟への思いは噓っぱちだったの…?」

 

依姫

「さ、さすがにそんなわけ…」

 

 

霊夢

「何か勘違いしてるようだけど、別に麟への思いが冷めたとかじゃないわよ?ただ…普段から一緒に生活していたから、何が理由で好きになったのかが今更分からなくなって…」

 

アリス

「あ、そういうことね…」

 

早苗

「逆に安心しましたよ…」

 

鈴仙

「…な~んだ、私にもチャンスが訪れたのかと…」

 

妖夢

「麟さんの気を惹かせて、麟さんを手に入れるという野望が…」

 

依姫

「ホッ…よかったよかった。しかし…」

(普段から師匠と共に生活しているから、師匠のどこに惹かれたのか分からなくなった…か。なんて羨ましい悩みだろうか)

 

豊姫

「普段から麟と一緒に生活…羨ましいわぁ」

 

魔理沙

「霊夢…お前なかなか喧嘩売るような事言うな」

 

霊夢

「ふふ♪私が羨ましいのかしら?」

 

咲夜

「ええ、今すぐ貴女を始末して麟を奪いたいくらいには」

 

早苗

「ちょっとムッとします!」

 

霊夢

「ふふ♪」

 

咲夜

「あ…そういえば今更だけど、麟は一体どういう経緯で博麗神社に住む事になったのかしら?」

 

霊夢

「そうね…そこ辺りから振り返りながら、私が麟に惹かれた理由を探しましょうか」

 

依姫

「よろしく頼むわ」

 

霊夢

「…そもそも、麟が博麗神社に住むようにきっかけは、紫がいきなり麟を博麗神社に連れて来て『この子を博麗神社に住まわせてあげて』って言い出したのがきっかけなのよ」

 

鈴仙

「へ~?そうなんだ」

 

妖夢

「そもそも紫様はどうして麟さんを博麗神社に預けたのかな…?普通、自分の養子を他人に預けるってなかなか無くない?」

 

アリス

「普通は自分の住まいに住まわせるのが当たり前…だと思うけれど」

 

霊夢

「そこら辺は私も分からないし、麟もよく分かってないっぽいのよね。多分…独り立ちのつもりで私に預けたのかしらね?」

 

魔理沙

「それか、自分の押し進める計画を知られたくないからとかか?」

 

依姫

「計画とは?」

 

魔理沙

「紫の奴、霊夢に何も言わずに外の住人を幻想郷に連れてくる事が多いんだよ。分かりやすい例を言うなら、早苗だってその1人だぜ」

 

豊姫

「そうなの!?早苗ちゃんって外の子だったの?!」

 

早苗

「お恥ずかしながら…実は私、外からやってきた風祝の巫女です」

 

アリス

「どうして早苗は幻想郷に来たのだっけ?」

 

早苗

「私達は外の世界では、もう信仰心がかなり失われまして…神奈子様と諏訪子様が消滅する手前までに神社が廃れてしまいました。ですが、経緯は分かりませんがお二方が紫様と出会い、幻想郷で再起を図ろうとした結果が今に至りますね」

 

霊夢

「最初の頃の早苗は酷かったわよね〜?出会って早々に私に喧嘩を吹っかけて来たんだから。『大人しく博麗神社を閉め、守矢にその座を明け渡せ!』みたいなね」

 

魔理沙

「あははっ!そんな事、早苗が言ってたのか!?こりゃ傑作!」

 

早苗

「あー…そんな事、ありましたね?あの後、霊夢さんと麟さんにボコボコにされましたが…」

 

妖夢

「完膚無きまで叩き潰されたんだね…」

 

霊夢

「あ…思い出した。私、守矢との決戦辺りから麟に惹かれ始めたんだったかしら…」

 

鈴仙

「そうなの?」

 

霊夢

「あの時、麟はどう思って私と一緒に戦ってくれたのかは分からないけど…何故か私と博麗神社の為に真剣な顔をしながら戦ってくれたのよ…あの時の事は忘れないわ」

 

豊姫

「誰かの為に戦う…かっこいいわね!」

 

魔理沙

「んで守矢の件が終わったと思ったら、天子が博麗神社をぶっ壊して宣戦布告して来たんだよな」

 

霊夢

「そんな事もあったわね…」

 

依姫

「な、なかなかな大事が立て続けに起こったのか」

 

霊夢

「その件があってから…私は徐々に麟に惹かれ始めてたわね。あ…思い出したわ!昔、私の魂が無間地獄に連れ去られた事があったじゃない?」

 

早苗

「あ〜…ありましたねそんな事も…」

 

アリス

「麟が一番貴女を心配していた時の話ね」

 

霊夢

「…ふふっ、無間地獄まで麟が駆け付けて来てくれた時、私はすっかり彼の虜になってしまったのよね。でもそれだけじゃないわ、麟は無意識に言ったのか分からないけど…私を連れ去った主犯に対して『俺の霊夢に何をした!』って怒りながら言ったのを今でもハッキリ覚えてるわ…♡///」

 

咲夜

「…本当にそんな事、彼が?」

 

霊夢

「後で麟に聞けば分かるわよ」

 

魔理沙

「なあ霊夢」

 

霊夢

「なに?」

 

魔理沙

「麟が無間地獄に行く時、麟がお前のおでこにキスをしたって話聞いてるか?」

 

霊夢

「…え?そんな話、聞いてないわよ?ていうか…へっ!?///わ、私が無間地獄に連れて行かれてる間に麟が!?///」

 

魔理沙

「…あ、知らなかったのね」

 

アリス

「そういえばそんな事もあったわね?///思い出すだけで顔が赤くなるわ///」

 

咲夜

「あの光景は…不覚にもロマンチックと思ってしまったわ///」

 

早苗

「麟さんは霊夢さんにとっての王子様だった…?///」

 

妖夢

「あの時は一瞬で酔いが覚めたよね///」

 

鈴仙

「いいなぁ〜///私も見たかった///」

 

豊姫

「流石は麟…そんな事を平然とやってのけるのね」

 

依姫

「まさしく愛でしょうか?」

 

霊夢

「は、はわ〜…?///あ、あとで真相は麟に聞いておくとして…///オッホン…とりあえず今のでまとまったわ。私は、麟のさりげない優しさに惹かれたのかもしれないわ。最初こそ邪魔な居候だと思っていたけど…今では傍に居てもらわないと困るくらいの存在にまでなってしまったわ」

 

魔理沙

「く〜っ!やっぱり霊夢には敵わないかもだな!まるで正統派ヒロインみたいな話しか出てこないぜ!」

 

咲夜

「悔しいけど…否めないわね」

 

妖夢

「だからといって、私達が麟さんを諦める話にはならないけどね♪」

 

鈴仙

「私達だって麟さんが好きだし♪」

 

早苗

「諦めませんよ〜っ!♪」

 

豊姫

「うふふっ♪霊夢が強いからこそ、尚更燃えるわ!」

 

依姫

「…そ、そうですね」

(皆に比べると…私の話ってそんな大した事なく感じるのは気のせいかしら…?)

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