ONE PIECE 死神伝   作:ぐちロイド

15 / 81
第14話 ドラム王国上陸:先代王の威圧

極寒の海域。黒舟(ヘカテ)号の周囲には流氷が浮き始め、いよいよ冬島ドラム王国の影が水平線に白く浮かび上がってきた。

 

---

 

 

リース「……ん。アレン、サウナ欲しいって? いいよ。その代わり、言ったよね。『エッチなこと』していいなら、って」

 

上陸直前。船大工のリースは、工作室の奥に新設した秘密の個室へアレンを連れ込んだ。

 

アレン「……あー、まぁいつもの流れっすよね。揉まれるなりなんなり、好きにしてください。冬島に行く前に体を芯から温めておきたいんすよ」

 

アレンは半ば諦め顔で、死覇装を脱ぎ捨ててサウナベンチに腰を下ろした。

 

だが、リースの瞳に宿る光は、いつもの悪戯なものとは違っていた。

 

リース「……ん。覚悟して。……クラクラの実、**『過熱拘束(ヒート・バインド)』**」

 

アレン「……えっ、ちょ、リースさん!? 何これ、動けな……っ!!」

 

ベンチから伸びた特殊なゲル状の拘束具が、アレンの手足をガッチリと固定する。

 

リース「……アレンの電気をサウナの熱源にするから。……その間、私の『指先』に集中して」

 

リースはアレンの膝の上に跨ると、耳元で熱い吐息を漏らした。

彼女の狐耳がアレンの頬をなぞり、濡れた指先がアレンの敏感な箇所――脇腹や太ももの内側を、絶妙な力加減で愛撫し始める。

 

アレン「あ、熱っ……!? 電気が逆流……っ、ちょ、リースさん、そこはダメ……っ! 気持ちいいっていうか、脳が焼ける……!!」

 

リース「……ん。いい声。……アレン、もっと発電して。……あんたの体が熱くなるほど、私の『感度』も上がる」

 

サウナの熱気と、リースの執拗でハードな愛撫。アレンは「いつもの軽いスキンシップ」を想像していたが、それは完全に誤算だった。彼女はアレンの反応を楽しみながら、限界ギリギリまで彼を攻め立て、文字通り「身も心も絞り取る」ような過激な前戯を1時間以上も続けたのだ。

 

アレン「……はぁ、はぁ……死ぬ……これ、サウナっていうか処刑部屋じゃないっすか……」

 

リース「……ふふ。おかげで、最高の『蓄熱』ができた。……ごちそうさま」

 

---

 

 

 

ヘカテ号が白銀の港に接岸した時、そこには数千人の精鋭部隊が銃を構えて待ち構えていた。

中央に立つのは、現王ワポルの父――**先代王**。彼は息子とは違い、規律を重んじる厳格な男だった。

 

先代王「……見慣れぬ黒い船、そして不遜な旗。我が医療大国ドラムに何の用だ」

 

マキナがタラップを降り、ガレキを砕くような足取りで進み出る。

 

マキナ「……道をあけろ。我々は奪いに来たのではない。……この船の『医者』に、世界最高の知恵を授かりに来ただけだ」

 

先代王「医者だと? ……笑わせるな。海賊が医を語るか」

 

王が手を挙げると、一斉に銃爪が引かれる。だがその瞬間、アレンがマキナの隣に降り立ち、抜刀せずに凄まじい放電を見せた。

 

アレン「……おい、おっさん。うちの船長は機嫌が悪いんだ。……平和的に話をさせてくれよ」 

 

アレンの体から漏れ出る、サウナでの「溜め」が爆発したような濃密な電撃に、海兵たちが怯む。

 

---

 

 

 

緊迫した空気の中、一歩前に出たのは、震えながらも拳を握りしめた**シズ**だった。

 

シズ「……わ、私は……死神海賊団、船医のシズです! この国の伝説的な医療技術……『イッシー100』の前身となる、二十人の医師団に弟子入りを志願します!」

 

王は冷たい目でシズを見下ろした。

 

先代王「……娘。我が国の医術を学ぶには、それ相応の覚悟と資質が必要だ。……よし、ならば試練を与えよう」

 

王が合図を出すと、一人の重傷を負った兵士が運ばれてきた。

 

先代王「雪崩に巻き込まれ、全身の骨が砕け、内臓もボロボロだ。この国の最高医術でも生存率は1割。……この男を、ここで救ってみせろ。道具は一切与えぬ」

 

シズ「道具なし……!? そんな……」

 

エリスが「Wait! それは無茶よ!」と叫ぶが、シズの瞳に火が灯った。

 

シズ「……いいえ、できます。……診せなさい!」 

 

 

シズが兵士の胸に手を置く。彼女の集中力が極限まで高まり、普段のオドオドした様子が消え失せた。

 

シズ「プラプラの実……**『細胞再編(セル・リマッピング)』**!」

 

シズの指先から淡い光が放たれる。砕けた骨を繋ぎ合わせ、破裂した血管を瞬時に再生させていく。

 

兵士「……すごい。傷口が、細胞レベルで『対話』している……!?」

 

周囲の医師たちが驚愕の声を上げる。シズは汗を流しながら、数時間かかる手術をわずか数分で完遂してみせた。

 

シズ「……ふぅ。……処置、完了しました。あとは安静にすれば、明日には歩けます」

 

静まり返る港。先代王は深く頷き、剣を収めた。

 

先代王「……見事だ。……その力、我が国の医師団にとっても良い刺激となるだろう。……城へ案内せよ!」

 

---

 

 

ライカ「……やったね、シズちゃん!」

ライカがシズを抱きしめる。マキナも小さく満足げに頷いた。

 

マキナ「……さて。シズの試練は終わった。次は我々の番だ。……アレン、準備しろ。この国には、地図にあった『神の果実』のヒントが必ずある」

 

アレン「……あー、了解っす。……でも、サウナのせいで腰が砕けそうなんで、今夜は普通に寝かせてください……」

 

 

アレンがボヤいていると、横からエリスがジト目で詰め寄ってきた。

 

エリス「……My heart tells me... あんた、サウナでリースと何してたのよ。……Strawberry? いちごオレ、まだ買ってきてくれてないわよね? ……覚悟しなさいよ、この最低男!」

 

アレン「……え、俺のせいっすか!?」

 

雪降るドラム王国。

最高の医療と、謎の果実。そしてアレンを巡る新たな修羅場の予感。

死神海賊団の冬島攻略が、今ここに幕を開けた。

 

-

転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?

  • 精霊
  • フェンリル
  • ドラゴン
  • 吸血鬼
  • 上位悪魔
  • その他(他作品とのクロスオーバー)
  • その他(コメントで書いて下さい)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。