マキナ「……おい、起きろ。いつまで寝ているつもりだ」
その冷徹で、しかしどこか惹きつけられるような透き通った声で、アレンは意識を浮上させた。
瞼を開けると、そこは一面の「白」だった。空も地面もない。ただ、果てしなく続く純白の空間。そこに、アレンを含めた7人の男女が倒れ伏していた。
アレン「……あー、だっる。ここ、どこっすか? 確か俺、部活帰りに雷に打たれたような……」
赤髪を掻きながら立ち上がったアレンの前に、一人の女性が立っていた。黒髪を高く結い、凛とした立ち姿。彼女こそが、最初に目覚めていた**マキナ**だった。
マキナ「状況を整理しよう。お前も、そこに転がっている奴らも、一度『死んだ』ようだ」
マキナの言葉に呼応するように、次々と他のメンバーが起き上がる。
ユリナ「……イタタ、ウチ何してたんやっけ。あぁ、商店街でトラックに突っ込まれたんやったか……って、あんた誰や? えらい男前やん」
関西弁で豪快に笑いながら立ち上がったのは、抜群のスタイルを誇る**ユリナ**だ。
ライカ「ちょっとぉ! こんなとこで全裸はマズくない!? ウチの服どこ!?」
パニック気味に叫ぶのは、赤みがかったピンク色のポニーテールを揺らす**ライカ**。彼女は地球での記憶の最後、海で嵐に巻き込まれたことを思い出していた。
リース「……うるさいわね。さっきからギャーギャーと。あーあ、だる。誰か揉ませてくんない?」
狐の耳と尻尾を揺らし、眠そうに目をこする**リース**。
キース「ひゃあああ!? 耳! 耳生えてるよ!? てか、何その格好!?」
白ギャル風の美少女(中身は男)、**キース**が裏返った声で叫ぶ。
シズ「……あ、あの、皆さん落ち着いてください。私はシズ、医学生です。ここは、多分……」
隅っこでガタガタ震えている黒髪ボブの**シズ**。
混沌とする現場に、突如として頭上から光が降り注いだ。
「はーい、注目! 迷える子羊ちゃんたち!」
空中に現れたのは、自称・女神。彼女は退屈しのぎに、地球で非業の死を遂げた「癖の強い7人」を拾い上げ、これから始まる「大海賊時代」の前夜へ放り込もうと企んでいた。
女神「君たちには、これから『ONE PIECE』の世界に行ってもらいまーす! ロジャーとかいうおじさんが暴れる直前の時代ね。あ、お土産に能力と武器もセットしてあげたから! じゃ、自己紹介タイム、スタート!」
女神の軽薄な合図とともに、マキナが一歩前に出た。その背後には、いつの間にか蒼黒い光を放つ一本の槍が出現していた。
船長:マキナ
マキナ「……マキナだ。前世では軍の指揮官をしていた。この槍の名は『灰塵』。そして……何だ、この力は。腹の底から湧き上がるような威圧感……」
彼女が軽く息を吐くだけで、周囲の空間がビリビリと震える。
マキナ「**覇王色の覇気**……。どうやら、このメンバーをまとめるのは私の役目のようだな。文句がある奴は、今ここでこの槍の錆になれ」
その圧倒的なカリスマ性に、誰も異を唱えることはできなかった。
副船長兼コック:ユリナ
ユリナ「ほな、次はウチやな。ユリナ。実家は大阪の老舗料亭。こっちでも包丁を振るわせてもらうわ」
彼女の腰には、短刀『断風』が差されていた。
ユリナ「武器はこれやけど、基本は**武装色の覇気**を纏った拳で教育したる。マキナ、あんた気に入ったわ。ウチが右腕として支えたるから、好きにやり」
頼れる姐御の言葉に、マキナは小さく口角を上げた。
戦闘員:アレン(主人公)
アレン「……アレン。18歳。正直、戦うのは面倒っすけど、やるからには負けるの嫌いなんすよ」
彼の手には、巨大な黒刀『斬月』が握られていた。と、その瞬間。
バチッ!!
彼の全身から強烈な放電が走る。
アレン「うおっ!? ……これ、**ゴロゴロの実**か。最強じゃねーか。……まぁ、見聞色の覇気ってのは苦手っぽいっすけど、武装色でぶっ叩けば問題ないっすよね」
アレンが不敵に笑った瞬間、女神の「呪い」が発動した。
連「わわっ!?」
アレンが足をもつれさせ、倒れ込んだ先は、全裸のまま(女神がまだ服を与えていなかった)ライカの胸元だった。
連「……ぶふぅっ!?」
ライカ「ちょ、あんた何してんのよぉーー!!」
ライカの強烈なビンタがアレンを飛ばすが、これが彼の「ラッキースケベ」伝説の幕開けだった。
航海士:ライカ
ライカ「もー! 最悪! ウチはライカ。能力は**カゼカゼの実**……自然系ね。風の動きで海の流れは全部わかる。服は……あ、女神がくれたけど、これ死覇装? 動きにくいから脱いでいい?」
全員「「「ダメに決まってるだろ!!」」」
全員のツッコミが響く中、彼女は**武装色**を纏った脚でアレンを蹴り飛ばしながら、空中に舞い上がる風となった。
情報収集:キース
キース「あーあ、アレンくん羨ましい。あ、ウチはキース! 見て見て、この完璧な白ギャル姿! 前世の親に見せてやりたいわ!」
彼は仕込み杖『紅姫』をくるくると回す。
キース「ウチは潜入と情報収集担当。あ、体は男だけど心は乙女だから、女子部屋に入れてよね?」
「ダメに決まってるでしょ、この変態男の娘!」とユリナに一蹴されつつ、キースは楽しげに笑った。
船大工:リース
リース「……リース。狐のミンク族ってやつらしい。しっぽ触る?」
彼女はアレンの手を引き、自分の尻尾を無理やり握らせた。
リース「能力は**クラクラの実**。素材さえあれば、一瞬で船でも武器でも作る。……あと、アレンの『斬月』、いい形。今度じっくり見せて? ……あ、下半身の方も」
「リース、セクハラはやめろ」とマキナに窘められるも、彼女はどこ吹く風で、すでにアレンの体を品定めしていた。
船医:シズ
シズ「は、はい! 最後に私です……シズです。えっと、**プラプラの実**で、皆さんの細胞を治します。本当は、あんまり血を見るのは得意じゃないんですけど……」
彼女は震える手で、救急箱を抱えた。
シズ「でも、怪我をした仲間を見捨てるのは、もっと嫌です。全力で治しますから、死なないでくださいね!」
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女神が手を叩くと、白かった空間が割れ、眼下に広大な青い海が見えてきた。
女神「さて、メンバーは揃ったね! 君たちのチーム名は**『死神海賊団』**。マキナを中心に、この荒波を掻き回してきなさい!」
マキナ「行くぞ、野郎ども。……いや、女どもと、不運な男一人か」
マキナが槍を掲げ、先頭を切って光の中へ飛び込む。
ユリナ「ウチらの伝説、ここからスタートや!」
キース「マジ卍な航海にしよーね!」
アレン「あー、だっる……けど、暴れてやるよ!」
こうして、のちに世界を震撼させる「死神」たちが、ローグタウンもまだ静かなる時代の海へと降り立った。
転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?
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その他(他作品とのクロスオーバー)
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