砂漠の国アラバスタ。照りつける太陽と熱砂の風が、死神海賊団の面々を歓迎していた。
アレン「……ほら、エリスさん。ここ、この街で一番人気の『完熟イチゴのシャーベット』っす。一昨日のことは、その、忘れてください」
アレンは一週間の自由を使い、エリスの好感度を回復させるべく、港町ナノハナの露店を巡っていた。
エリス「Hmph...。そんなもので釣られると思ってるの? 最低。」
と言いつつも、エリスのシアン色の瞳はシャーベットに釘付けだ。一口食べると、その冷たさと甘さにトロンと表情が緩む。
エリス「……Really good. まぁ、あんたがそこまで反省してるなら、今日のところはエスコートさせてあげてもいいわよ。……感謝しなさいよね」
アレン(よし、いい感じだ……!)
アレンが手応えを感じた、その時。
「いたぞ! 懸賞金6500万ベリー、『雷鳴の死神』アレンだ! 隣の金髪も1200万だぞ!」
物陰から、武装した賞金稼ぎたちが100人以上、そして海軍の偵察部隊がワラワラと湧き出してきた。
アレン「……あー、だっる。おいお前ら、今はデート中だってのが見てわかんねぇのかよ」
アレンが『斬月』の柄に手をかける。
エリス「Wait! 私のシャーベットが溶けるじゃない! No more men! あいつら、全員絶対零度にしてやるわ!」
エリスがブチギレて銃剣を乱射し始め、デート会場は一瞬にして戦場へと変貌した。結局、街の半分を凍らせ、残りの半分を雷撃で焦がした二人は、買い出しどころではなくなり、命からがら(?)ヘカテ号へと撤退する羽目になった。
エリス「……最悪。あんたのせいでデートが台無しよ! 最低!」
アレン「俺のせいっすか!?」
アレンの好感度アップ作戦は、無残にも強制終了した。
---
翌日の昼下がり。アレンは船長室のマキナから呼び出しを受けた。
アレン(一週間の休暇中なのに……。また、あのスパイみたいな拷問でもやらされるのか……?)
アレンが緊張しながらドアを叩くと、そこにはいつもの死覇装を崩し、肌の露出が多い薄着の私服姿でソファに横たわるマキナがいた。
マキナ「……入れ、アレン」
アレン「失礼します……。マキナ様、何かやらかしたっすか、俺?」
マキナは気だるげに前髪を払い、鋭い視線でアレンを射抜いた。
マキナ「……昨日、私の夢にあの『クソ女神』が現れてな。……余計な報告をしていったぞ。一昨日の風呂で、お前が私の裸を想像して、随分と……『猛って』いたそうではないか」
アレン「ぶっ!!」
アレンは噴き出した。あの女神、現実世界に干渉するだけでなく、他人の夢にまで出張してプライバシーを暴露したのか。
マキナ「女神はこう言っていたぞ。『アレンくん、溜まってて可哀想だから、見せてあげて触らせてあげなよぉ~』とな。……あまりに癪に障ったので、夢の中で女神の顔面を槍の石突きで潰しておいた」
アレン「さ、流石っす……」
マキナ「だが。……お前が私の体にそれほどの情欲を抱いているという事実は、無視できん。……船員に欲求不満で動きを鈍らされるのは、船長として不本意だ」
マキナが立ち上がり、アレンの目の前まで歩み寄る。そして、彼女は迷うことなく自らの薄い衣の襟元を寛げた。
マキナ「……揉め。私の気が変わらぬうちに」
アレン「……はぁっ!?」
マキナ「女神の言う通りにするのは癪だが、お前への『褒美』としては悪くない。……ほら、どうした。昨夜の威勢はどうしたのだ、アレン」
マキナの白く、しなやかで、圧倒的な存在感を放つ豊満な胸がアレンの眼前に迫る。マキナはアレンの手を掴むと、自らの温もりへと力強く導いた。
アレン「……っ……失礼、します……」
アレンの指先が、王の柔肌に食い込む。マキナは「くっ……」と短く吐息を漏らし、アレンの首筋に手を回した。静かな部屋に、アレンの激しい鼓動と、マキナの熱い体温だけが混ざり合う。アレンにとって、それは昨夜の地獄を塗り替える、最高に官能的な「王からの下賜」であった。
一方その頃。アレンがマキナの部屋に消え、エリスが自室で不貞寝をしている中。
アレンという最高の「オモチャ」を一週間禁じられたリースとライカは、極度の退屈に悶えていた。
リース「……ん。アレンがいないと、サウナの温度が上がらない。……指先が、寂しい」
ライカ「だよねー! アレンをいじれない一週間なんて、味がしないガムを噛んでるみたいだよぉ!」
二人の飢えた視線が、甲板で鼻歌を歌いながら掃除をしていたキースへと向けられる。
リース「……あ。……いいもの、見つけた」
ライカ「そうだねリースちゃん! アレンがダメなら、この船にはもう一人、可愛くて『脱がし甲斐』のある子がいるもんね!」
キース「えっ? ……ちょ、二人とも、なんでそんな怖い顔して近づいてくるのぉん!?」
キースが後ずさりするが、背後にはライカの風の壁が作られていた。
ライカ「キース、あんた男の娘だし、アレンより肌が綺麗だよね。……ちょっとその服、ウチらがもっと可愛くコーディネートしてあげるよ!」
リース「……ん。……まずは、全身の皮脂汚れを、私の指で徹底的に落とす。……脱いで、キース」
キース「いやぁぁぁ! 僕、そういうキャラじゃないから! アレンくーん、助けてぇぇぇ!!」
キースの悲鳴がアラバスタの空に虚しく響く。
マキナの部屋で至福の時を過ごすアレンと、工作室でリースとライカに「徹底的に」弄り回されるキース。
死神海賊団の昼下がりは、砂漠の熱気よりも熱く、そして歪な情熱に満ち溢れていた。
リース「……ん。キース、意外と感じやすい。……合格」
ライカ「あはは! キースちゃん、女の子みたいな声出しちゃってー! もっと激しくしちゃうぞぉ!」
キース「死んじゃうよぉぉぉ!!」
---
転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?
-
精霊
-
フェンリル
-
ドラゴン
-
吸血鬼
-
上位悪魔
-
その他(他作品とのクロスオーバー)
-
その他(コメントで書いて下さい)