ONE PIECE 死神伝   作:ぐちロイド

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第34話 アレンの決断:着水と戦域展開、三つ巴の混沌

シャボンディ諸島近海。上空数千メートルで「金獅子」が吠え、眼下で「海賊王」の卵が笑う。

空と海を埋め尽くす覇気の激突に、大気はビリビリと鳴動し、海面は巨大な渦を巻いて荒れ狂っていた。

 

三つ巴の睨み合いが続く中、ロジャーがオーロ・ジャクソン号の船首で牙を剥き出しにして笑った。その視線は、ヘカテ号の甲板に凛として立つマキナへと注がれている。

 

ロジャー「はっはっは! 良い面構えだ、そこの女船長! お前、相当な腕前だな? 気に入ったぜ! どうだ、この窮屈そうな黒い船を捨てて、俺の船に乗らねェか!? 世界の夜明けを見に行こうじゃねェか!」

 

その瞬間、ヘカテ号のブリッジから絶叫が響いた。

 

アレン「……はぁっ!? 何言ってんだあのヒゲ親父ぃぃ!!」

 

アレンが艦橋の窓を突き破らんばかりに身を乗り出す。

 

アレン「マキナ様は俺たちの王だ! あんたみたいな暑苦しい野郎の船に乗るわけねーだろ! 勧誘するなら俺の『2億ボルト』を食らってからにしろ!!」

 

シキ「ジハハハ! 振られたなロジャー! だがその女は俺が艦隊の幹部として迎えるのが先だ!」

 

シキが岩塊を投げ下ろそうとした、その時――。

水平線の向こう、シャボンディ諸島側から数隻の軍艦が、海を割るような速度で接近してきた。その先頭に立つのは、海軍が誇る最強の怪物たち。

 

センゴク「……やれやれ、海賊どもが空で何をおっぱじめているかと思えば。騒がしくてかなわんな」

 

仏のセンゴクが、金色の光を微かに纏いながら冷徹に告げる。

 

ガープ「ガッハッハ! 珍しい船にシキ、それにロジャーか! まとめてブチ込んでくれるわ!」

 

若き日のガープが、拳に漆黒の覇気を纏わせて笑い飛ばす。

 

ゼファー「……正義の名において、貴様らを討つ」

 

黒腕のゼファーが、巨大な義手(バトルスマッシャー)を構えた。

 

海軍本部最高戦力の集結。シキ、ロジャー、そして死神海賊団。

戦場は、もはや一つの島を消し去る程度では済まないレベルへと加熱した。

 

---

 

 

アレン「……あー、だっる。マジで地獄のオールスター感謝祭っすね。……マキナ様、指示を」

 

マキナ「フン……。面白い。伝説どもが束になって死神を迎えに来るとはな。……アレン、船を着水させろ。海の上で、全ての因縁を沈めてやる」

 

アレン「了解っす! **『空翔・急速潜航』!!**」

 

ヘカテ号が垂直に落下し、凄まじい水柱を上げて着水。同時にアレンは操縦席を蹴り、甲板へと飛び出した。

 

アレン「作戦開始っす! マキナ様とユリナさんはロジャーを! ライカ、キース、リースは海軍のバケモノどもを止めろ! 俺はあの舵輪ハゲ(シキ)を空から引きずり下ろしてくる!!」

 

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リース「……ん。……仏様、重そう。……解体する」

 

リースが、軍艦の船首に立つセンゴクの前に立ち塞がった。彼女の手には、蛇の骨のような節を持つ刀、**『蛇尾丸』**が握られている。

 

リース「……『卍解』。……**蛇尾丸(ひひおう・ざびまる)!!**」

 

リースの霊圧が爆発し、巨大な骨の蛇が咆哮を上げながら顕現した。センゴクが放つ「衝撃波」と、リースの「構成組み換え」による巨大な刃が激突し、周囲の軍艦が飴細工のように捻じ曲がっていく。

 

一方、キースの相手はガープ。

 

キース「おやおや、お爺ちゃん。そんなゲンコツで僕に触れるつもり? 汚れるから勘弁してよぉん☆」

 

キースが可憐にステップを踏み、愛刀**『紅姫』**を掲げる。

 

キース「……『卍解』。……**観音開紅姫改(かんのんびらきべにひめあらため)!!**」

 

ガープの背後に、巨大な女の姿をした巨像が現れる。ガープが放つ規格外の拳が空気を叩き潰すが、キースの能力は「触れたものを再構築する」。ガープの拳が届く前に、空間そのものが縫い合わされ、攻撃の軌道が歪められた。

 

ガープ「ガッハッハ! 面白い小細工を弄する小娘(?)だ! 骨があるわい!」

 

そしてライカは、ゼファーと相対していた。

 

ライカ「……あんたのその腕、風でバラバラにしてあげる!」

 

ライカの風と、ゼファーの武装色の乱打。海は荒れ、空は鳴動し、誰も近寄れない死域が形成されていく。

 

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ロジャー「はっはっは! 美味しそうな匂いがする海賊だなぁ! 飯でも作りに来たか?」

 

ロジャーがエース(刀)を抜き、ユリナに向かって笑う。

 

ユリナ「……ええ。あんたの首を隠し味にした、最高に苦いシチューを作ってあげるわ」

 

ユリナが包丁のような形状の刀、**『断風』**を構える。

 

 

ユリナ「……『卍解』。……**黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)!!**」

 

(※ユリナの断風は本来風の能力だが、この世界線の卍解は、天候を支配するほどの大嵐を伴う)

 

上空に巨大な雷雲のドームが形成され、ユリナの周囲に無数の風の刃と雷光が乱舞する。

 

ユリナ「マキナ様、行きましょう。……このヒゲ、少し黙らせないと気が済みません」

 

マキナ「ああ。……ロジャー、お前が欲しがった『夜明け』……地獄の業火で見せてやる」

 

マキナの槍と、ユリナの嵐。ロジャーは笑いながら「神避」を放つ。覇気と霊圧がぶつかり合い、海面が数百メートルにわたって陥没した。

 

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シキ「ジハハハ! 小僧、地上に逃げたかと思えば、また戻ってきやがったか!」

 

空中に浮遊するシキを、アレンは電磁浮遊(リニア・フライト)で追いかける。

 

アレン「……あー、だっる。あんたのその余裕、俺の拷問でお袋に見せたいくらいっすわ。……俺たちの王を勧誘した罪、重いっすよ?」

 

アレンが背中の巨大な刀、**『斬月』**を引き抜く。

 

アレン「……俺の世界じゃ、これ以上は『放送事故』レベルの出力になるんっすけど。……特別に見せてやるっすよ」

 

アレンの霊圧が、アラバスタの砂漠を焦がした時とは比較にならないほど膨れ上がる。黒い着物が風にたなびき、漆黒の電流が空を覆い尽くした。

 

アレン「……『卍解』。……**天鎖斬月(てんさざんげつ)!!**」

 

巨大だった刀は、漆黒の細身の刀へと凝縮された。アレンのスピードは、もはやシキの見聞色でさえ捉えきれない「光速の領域」へと達する。

 

アレン「……消えろ」

 

黒い閃光。アレンがシキの背後を通り抜けた瞬間、シキが浮遊させていた島ほどの巨大な岩塊が、一瞬にして千々に切り裂かれ、微塵となって消滅した。

 

シキ「なっ……速すぎて見えねェ!? 貴様、何をした!!」

 

アレン「……『月牙天衝』っす。……それも、あんたの体を神経からマヒさせる特製(スペシャル)版ですよ」

 

アレンの放つ漆黒の斬撃が、シキの『獅子威し』を次々と粉砕していく。

 

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数時間に及ぶ激突。

シャボンディ諸島周辺の海は、もはや元の地形を留めていなかった。

海軍、ロジャー、金獅子。そして死神海賊団。

 

誰もが肩を荒げ、凄まじい熱気が漂う中、アレンがマキナの隣に降り立った。

 

アレン「……マキナ様、そろそろ『時間切れ』っす。……あいつら、まだ底を見せてない。ここで全力でやり合うと、シャボンディ諸島ごとこの国が消えちまう」

 

マキナ「……フン。そうだな。……ロジャー、ガープ、センゴク。……そしてシキ。……死神の顔、刻んだか?」

 

マキナが槍を収めると、ロジャーもまた、満足げに刀を納めた。

 

ロジャー「はっはっは! 愉快だ! 命拾いしたなシキ! お前らの船、最高だぜ! いつかまた、ラフテルへの道のりで会おうじゃねェか!」

 

ガープも拳の覇気を解き、鼻を鳴らす。

 

ガープ「……とんだ化け物どもの集まりじゃな。……お主ら、新世界へ入るなら覚悟せよ。海軍は二度と見逃さんぞ」

 

アレンはヘカテ号の甲板に戻り、だるそうに手を振った。

 

アレン「……あー、だっる。……もう勧誘とかマジ勘弁っす。……マキナ様、早く新世界へ行きましょう。……俺、もう一回、風呂に入り直したいっす」

 

リース「……ん。……サウナ。……アレン、お疲れ。……卍解の反動、私が癒してあげる」

 

アレン「リースさん、その『癒し』が一番怖いって言ってるじゃないっすか……」

 

ヘカテ号は、海軍と伝説たちの包囲網を嘲笑うかのように、電磁加速で霧の向こうへと消えていった。

シャボンディ諸島。

後に「伝説の狂宴」と呼ばれることになるこの日の激突は、死神海賊団の名を、世界中の猛者たちの脳裏に焼き付けることとなった。

 

マキナ「……アレン。……次は、ロックスの首だ」

 

アレン「了解っすよ、マキナ様。……どこまでも、ついていくっす」

 

漆黒の船が、赤い土の大陸(レッドライン)の下をくぐり抜け、真の戦場、新世界へと牙を剥きながら突き進んでいく。

 

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転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?

  • 精霊
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  • ドラゴン
  • 吸血鬼
  • 上位悪魔
  • その他(他作品とのクロスオーバー)
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