ホワイト・ルームでの激しい組手を終え、アレンの全身は心地よい疲労感と、マキナの覇気によって刻まれた微かな痺れに包まれていた。
アレン「……あー、生き返るっすわ」
ゴッドエデン中央王宮の最上階。そこには、新世界の絶景を一望できる、大理石造りの巨大な私用浴場がある。リースの設計による自動温度調節機能と、地下から汲み上げた霊子を豊富に含んだ温泉。アレンは湯船に浸かる前、手早く体を流し、広い湯船の縁に頭を預けて目を閉じた。
外では、アレンが連れてきた一千人の新人たちと、ベテランの「プレデター」たちが協力して、今夜の晩餐――「建国拡張記念パーティー」の準備を進めているはずだ。
アレン「……だるいけど、悪くないっすね。……平和ってのは」
アレンが独り言を呟いた、その時。
重厚な自動ドアが無音で開き、二つの柔らかな気配が浴場内に流れ込んできた。
リース「……アレン。……独り占めは、感心しない。……エネルギーの効率的利用のため、混浴を推奨する」
マキナ「ふふ、アレン。私の組手で火照ったその体、冷まさぬうちに手入れをしてやらねばな」
アレンは薄目を開けた。そこには、一切の隠し事なく、月光に照らされた女神のような肢体を晒したリースとマキナが立っていた。
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アレン「……あー、やっぱり来るっすよね。……隠す気ゼロっすか、二人とも」
リース「……隠す必要、皆無。……アレンの細胞一つ一つまで、私の管理下にある。……マキナも、同意見」
マキナ「左様だ。我が国の至宝を洗うのは、王たる私の義務と言っても過言ではないからな」
リースが先に動き、アレンの背後に膝をついた。彼女の細く白い指先が、アレンの肩に触れる。冷たいイメージのある彼女だが、その指先は驚くほど温かい。
リース「……ん。……筋肉の硬直を確認。……乳酸の蓄積量、通常の3.5倍。……これより、手動による深層筋弛緩(マッサージ)を開始する」
リースが特殊な霊子配合の石鹸を泡立て、アレンの広い背中を滑らせる。柔らかな泡の感触と共に、彼女の豊かな胸元がアレンの背中に密着した。
アレン「……っ、リースさん、ちょっと……当たりすぎっすわ……」
リース「……ん。……密着面積の増大により、熱伝導率を向上させている。……アレン、動かないで。……次は、頭」
リースはアレンの頭を自分の膝の上――いわゆる「膝枕」の状態に乗せ、指の腹で丁寧に頭皮を揉み解していく。リースの無機質な瞳が、至近距離でアレンを見下ろす。その瞳には、データ収集以上の、深い愛着の情が揺らめいていた。
一方、マキナはアレンの正面に回り、彼の脚の間に腰を下ろした。
彼女はアレンの腕を一本取り、自身の太ももの上に乗せると、爪先から指の付け根までを一本ずつ丁寧に洗っていく。
マキナ「……アレン。この手で、昨日は何人の命を救った? ……そして、この手で、何度私を抱いた?」
マキナの紅い瞳が、湯気に濡れて怪しく光る。彼女はアレンの指先を口に含み、舌先で転がすようにして弄んだ。女王としての威厳はどこへやら、今の彼女はただ一人の、独占欲の強い女の顔をしていた。
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身体を洗い終え、三人は広い湯船の中へと身を沈めた。
霊子を含んだお湯が、三人の肌を滑らかに包み込む。アレンは中央に座り、左右からマキナとリースに挟まれる形になった。
マキナ「……さて。……ここからは、真の意味での『調整』だ。……アレン、力を抜け」
マキナがアレンの右腕を引き寄せ、自身の胸の谷間に挟み込むようにして固定した。同時に、彼女の反対の手が、水中でアレンの下腹部へと忍び寄る。
アレン「……ちょ、マキナ様!? それはマッサージの域を超えてるっす……!!」
マキナ「だるいことを言うな。……下半身の血流を改善せねば、脳まで栄養が行き届かんぞ。……ほら、ここか? ……それとも、ここか?」
マキナの指先が、覇気を微かに纏わせながら、アレンの急所を的確に、かつ執拗に刺激していく。水圧と体温、そしてマキナの高度な指使い。アレンの理性は、一瞬にして崩壊の危機に瀕した。
リース「……ん。……左側は、私が担当する。……リンパの流れ、および霊子の循環経路を……直接、刺激」
リースも負けじと、アレンの左耳に熱い吐息を吹きかけながら、水中で彼の太ももの内側をなぞり上げる。彼女の脚がアレンの腰に絡みつき、逃げ場を完全に塞いだ。
アレン「……っ、ふ……あ……! 二人とも、本気すぎるっすよ……!」
マキナ「……当然だ。……アレン、貴様は我らの『神』であり、『伴侶』であり、『獲物』なのだからな」
マキナがアレンの首筋に顔を埋め、甘い声を漏らしながら吸い付く。
リースの手はさらに深部へと進み、アレンの体内の霊子を強制的に活性化(オーバードライブ)させていく。
お湯の波紋が激しく揺れる。
アレンの荒い呼吸が、大理石の壁に反響し、浴場内は濃密な熱気に支配された。
二人の美女による、計算され尽くした「奉仕(拷問)」。
それは四皇との戦いよりも遥かに過酷で、そして遥かに甘美な、逃れられぬ迷宮だった。
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アレン「……はぁ、はぁ……。……もう、勘弁、して……っす……」
一時間以上にも及ぶ「マッサージ」の末、アレンは湯船の縁で完全にぐったりとしていた。
魂の芯まで搾り取られたような感覚。だが、不思議と体中の重だるさは消え、細胞の一つ一つが新しく生まれ変わったような万能感に満ちている。
マキナは満足げに、アレンの胸元に耳を当て、力強く脈打つ鼓動を確認した。
「……ふふ。良き音だ。……これで、当分の間、貴様の刃が鈍ることはあるまい」
リース「……ん。……アレン、お疲れ様。……私の体内にも、アレンのデータ、十分に蓄積された。……今夜は、ぐっすり眠れる」
リースがアレンの肩に頭を乗せ、穏やかな表情で目を閉じる。
最強の科学者と、絶対の女王。
この二人がこうして「ただの女」として自分を求めてくれること。アレンにとって、これ以上の報酬はなかった。
アレン「……あー、本当に。……俺は、幸せ者っすね」
アレンは二人の細い肩を抱き寄せ、湯船に浸かりながら、夜空に浮かぶ月を見上げた。
外からは、パーティーの始まりを告げる歓声と、プレデターたちが鳴らす祝杯の音が微かに聞こえてくる。
アレン「……さぁ、行くっすよ。……みんなが待ってる。……俺たちの『ゴッドエデン』の宴にね」
マキナ「……ああ。行こう、アレン」
リース「……ん。……晩餐のメニュー、アレンの好物を多めに、設定してある」
三人はゆっくりと立ち上がり、湯から上がった。
雫が滴るその体には、明日への活力と、決して壊れることのない強固な絆が刻まれていた。
死神アレン・コルテスの物語は、この理想郷で、より深く、より激しく、加速していく。
今夜の宴は、彼らが歩む「新時代」の、ほんの序章に過ぎないのだから。
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