ONE PIECE 死神伝   作:ぐちロイド

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第7話 海上の対峙:死神vs海軍 戦闘狂の片鱗

ユリナの特盛りステーキとシズの「熟成」肉を平らげ、アレンのボロボロだった体力がようやく回復し始めた頃。

 

黒舟(ヘカテ)号の中層階にある、リース自慢の**「展望大浴場」**では、女子メンバーたちが湯気の中で一日の疲れを癒していた。

 

ユリナ「あ~……極楽やわぁ。やっぱ船にこれだけの風呂があるんは最高やな」

ユリナが湯船の縁に腕をかけ、ゆったりと足を伸ばす。

 

ライカ「ウチも、全裸でいられる場所が増えて嬉しいよ。ほら、シズちゃんももっとこっち来なよ。減るもんじゃないんだからさ」

 

シズ「ライカさん、脱ぎ散らかさないでください! ……あ、でも、確かにお肌がツルツルに……これもお湯の成分のおかげかな……?」

 

女子たちが和気あいあいと湯船に浸かっている中、船長のマキナだけは目を閉じ、湯船の中で静かに精神を研ぎ澄ませていた。

 

その時、マキナの眉がわずかに動く。

 

マキナ「……来たか」

 

同時に、船内に警報が鳴り響く。

 

キース「マキナ様ー! 見張りのキースだよん! 右舷方向に海軍本部の軍艦が一隻。この時代、まだ珍しい大型のタイプだよ!」

脱衣所のスピーカーからキースの慌ただしい声が届く。

 

リース「……あー、だる。せっかくの風呂なのに」

 

リースが狐耳をパタパタとさせながら呟く。

 

マキナは目を開けず、湯船に浸かったまま脱衣所に向かって声を張った。

 

マキナ「……アレン、聞こえるか」

 

船内放送を通じて、自室で横になっていたアレンの耳に、冷徹だが拒絶を許さない声が届く。

 

マキナ「一隻だ。……お前一人で、沈めてこい」

 

アレン「……えぇ!? 俺一人っすか!? しかも今、飯食って寝ようとしてたのに!」

 

マキナ「闇市でのかすり傷、まだ忘れてはいないぞ。……もし軍艦の一隻も落とせないようなら、風呂上がりの私の『稽古』が待っていると思え」

 

アレン「……っ!! ……了解っすよ、行けばいいんでしょ、行けば!」

 

アレンは戦慄した。風呂上がりのマキナは、湯冷めを嫌って普段以上に容赦がないことを知っている。彼は渋々『斬月』を背負い、甲板へと飛び出した。

 

---

 

 

 

夜の海。満月の光を浴びて、巨大な海軍の軍艦がヘカテ号に迫っていた。

 

「止まれ! 貴様ら、見慣れぬ旗を掲げた不審船だな! 臨検を行う!」

拡声器を通した海軍将校の声が響く。

 

アレンは甲板の端に立ち、漆黒の海を見下ろした。

 

アレン「臨検? ……あー、悪いっすけど、うちの姐さんたちが今入浴中なんすよ。男が土足で上がっていい場所じゃないんでね」

 

アレンの体から、パチパチと蒼白い火花が漏れ出す。

 

アレン「一人で来いって言われた時はダルいと思ったけど……」

アレンの口角が、無意識に吊り上がっていく。

 

アレン「……よく考えたら、暴れていいってことっすよね、マキナ様」

 

アレンの瞳から光が消え、代わりに底知れない「狂気」が宿る。前世では理性で抑え込んでいた、戦いに対する純粋な渇望。転生し、最強の能力を手に入れたことで、彼の本質が顔を出し始めていた。

 

 

 

「撃て! あの小僧を仕留めろ!」

軍艦の砲座が一斉に火を噴く。

無数の砲弾がアレンを襲うが、彼は動かない。

 

アレン「**『放電(バリア)』**」

 

アレンを中心に、巨大な雷の球体が出現した。砲弾は彼に触れる直前で雷熱によって蒸発し、夜空に火花を散らす。

 

アレン「……次は、俺の番っすね」

 

アレンの姿が消えた。

「なっ、消えた!? どこだ!」

「上だ! 空に浮いて……」

 

夜空に浮かぶアレン。その手には、武装色で漆黒に染まり、さらに蒼雷を纏ってバチバチと鳴り響く『斬月』があった。

 

アレン「**『雷鳴の処刑(ジャッジメント・サンダー)』**!!」

 

アレンが『斬月』を振り下ろすと、空から巨大な雷の刃が軍艦へと降り注いだ。

ドォォォォォォォォン!!

マストが一瞬で焼け落ち、甲板が真っ二つに裂ける。海兵たちの悲鳴が上がるが、アレンの表情は冷ややかだった。

 

アレン「あはは……なんだ、意外と脆いっすね。海軍本部って、この時代からこんなもんなんすか?」

 

 

 

アレンは軍艦の甲板に降り立つ。周囲を数百人の海兵が囲むが、彼は一歩、また一歩と歩みを進める。

 

「化け物め! 死ねぇ!」

一人の将校がサーベルで斬りかかるが、アレンはそれを見向きもせずに回避し、すれ違いざまに首筋を指先で弾いた。

 

アレン「**『3000万ボルト・神鳥(ヒノ)』**」

 

小さな雷の塊が将校を貫き、背後の壁を消し飛ばす。

アレンは笑っていた。

 

 

アレン「もっと……もっと抗ってくださいよ。そうじゃないと、さっきの修行の鬱憤が晴れないんすよ!」

 

彼は『斬月』を力任せに振り回し、斬撃の風圧と雷撃で、周囲の海兵を文字通り「掃除」していく。

斬って、焼いて、壊す。

その流れるような暴力の連鎖に、アレンは恍惚とした表情を浮かべていた。

 

ライカ「おい、アレン! 調子に乗って遊びすぎ! 早く終わらせて戻ってこないと、湯冷めしちゃうでしょーが!」

 

ヘカテ号の風呂場の窓(マジックミラー仕様)を開けて、ライカが全裸で叫ぶ声が聞こえてきた。

 

アレン「……あー、はいはい。今終わらせるっすよ」

 

アレンは軍艦の中央、火薬庫がある位置を「見聞色」で特定した。

彼は『斬月』を鞘に収め、右手に全エネルギーを集中させる。

 

アレン「**『6000万ボルト・雷龍(ジャムブウル)』**」

 

巨大な雷の龍がアレンの腕から放たれ、軍艦の深部へと潜り込む。

次の瞬間、海上に巨大な火柱が上がった。

 

 

軍艦が沈みゆく光景を背に、アレンは雷速でヘカテ号へと戻った。

甲板には、ちょうど風呂から上がり、髪をタオルで拭きながら出てきた女子メンバーたちが待っていた。

 

マキナ「おつかれ、アレン。……ふん、まぁまぁだな。少しは槍の錆を落とす役に立ったか」

 

マキナが、風呂上がりで少し上気した顔でアレンを見下ろす。

 

アレン「……あー、疲れました。これで『稽古』はナシっすよね?」

 

キース「あはは! アレンくん、最後の方マジで怖い顔してたよ? 欲求不満だったのー?」

 

キースがニヤニヤしながら、アレンの肩を叩く。

 

リース「……ん。アレン、汗臭い。……今ならまだお湯、残ってる。入りなよ」

 

リースがアレンの背中を、お風呂場の方へ押し出す。

 

アレン「え、あ、いいんすか? ありがとうございます」

 

アレンがホッとして脱衣所へ向かおうとした時。

 

ライカ「待て、アレン」 

 

ライカが、まだバスタオル一枚の姿でアレンの前に立ちふさがった。

 

ライカ「あんた、一人で頑張ったんだから、ウチらが『背中』流してあげるよ。ね、シズちゃんも!」

 

シズ「えっ!? あ、あの、私は……でも、アレンさんが頑張ったなら……」

赤面するシズ。

 

アレン「……おい、俺、またユリナさんに殴られるのは嫌なんすけど……」

 

アレンが引き攣った笑顔を向けるが、ライカとリースの手はすでに彼を「混浴」の深淵へと引きずり込もうとしていた。

 

ライカ「いいじゃん! 戦いの後は、リラックスが必要だって! ほら、マキナ様も許可してくれますよね!?」

 

マキナはふいっと目を逸らし、「……好きにしろ」と一言だけ告げて自室へ向かった。

 

アレン「……あー、だっる……いや、これ天国か? ……いや、地獄だな!!」

 

アレンの叫びが、軍艦の爆発音と共に夜の海に消えていった。

死神海賊団、グランドラインの最初の夜は、血と雷、そしてお色気混じりのカオスと共に更けていく。

 

転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?

  • 精霊
  • フェンリル
  • ドラゴン
  • 吸血鬼
  • 上位悪魔
  • その他(他作品とのクロスオーバー)
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