大怪獣バトル娘!~ウルトラ怪獣擬人化大戦記~   作:ガタ

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第3話「会議!!怪獣娘!?」

前回までのあらすじ!

 

ゴメス撃退後、GIRLSの怪獣娘たちに多少の警戒心を抱かれ、事情聴取をされたユウジだったが、ミカヅキの弁護でなんとか怪獣娘たちと打ち解ける。

そして、事情を先に話した幼馴染みの「雷山カミナ」は帰り道の道中、ユウジの始末を何者かに依頼された異星人「ブリス星人」に拐われるも、大切な友達で幼馴染みに手を出され激昂。

常人を凌駕しつつあるその圧倒的な身体能力で撤退に追い込み、ユウジは無事にカミナを助け出せたのだった。

 


 

・・・・・・・・・・

ーGIRLS、会議室ー

 

その日の午前。ユウジはGIRLSに来ており、怪獣娘たちと会議を始めていた。

 

トモミ「今日みなさんに集まってもらったのは他でもありません。このまえ町に出現した怪獣ゴメスと、ゴモゴモのカイジューソウルの元になった本物のゴモラを操ってゴメスを撃退した、ユウユウこと御蔵ユウジさんとの、怪獣対策についての報告と会議についてです」

ユウジ「よろしくお願いします。って、言っても…まずどっから話せばいっかな~…」

ベムスター「だね…それに、まさか異星人まで出てくるなんて…」

 

トモミが言った後に会議は始まるが、ユウジはまずどこから話せばいいか難しくしていた。

そしてベムスターが何故、彼がブリス星人と対峙した件を知ってるのかと言うと昨日、ユウジがGIRLSへ連絡したからだ。

当然、その事を知ったGIRLSの怪獣娘たち全員が、異星人の存在にも驚愕している。

 

ミカヅキ「まあ、ゆっくり話せばいいよユウちゃん♪」

ユウジ「おっ、そだなゴモたん♪」

アキ「も、もう馴染んでる…って、またゴモたんリゾート状態!?」

 

ミカヅキとユウジは性格が似ている者同士なせいか、アキの言う通りもうあだ名でお互いに呼びあうほどまで馴染んでいた。

しかも、ミカヅキはどこから出したのか、ハンモックを会議室の一角に設置してゆらゆらと揺れながら心地良さそうに寛いでいた。

 

トモミ「ゴモゴモ~…?大事な会議の途中でサボるのは、お行儀が悪いですよぉ~…?」

ミカヅキ「あハイ」

 

しかし、トモミの妙な圧の掛かった怖い笑顔で注意されたミカヅキは流石にハンモックを片付けて席に座る。

彼女は怒ってる時は可愛いいと言われるが、それでもこう見えて他のメンバーよりも年上の上司。

言うときはちゃんと注意して当然だ。

 

ラン「コホン。それじゃあまず報告からさせてもらうわね。これから先、再び怪獣が出現する事態に備え、今後政府は日本を含める各地のGIRLSに怪獣被害の対策・対処を任せることになったわ。それと、御蔵君の事は私たち東京支部のGIRLSに責任を任せる許可が、上層部からちゃんと下りてるわ。だから安心しなさい」

ユウジ「う、ウス…!」

ベニオ「つまり、俺たちが相手するのはシャドウだけじゃなく、怪獣や異星人とも戦うってことか…ヘッ、上等だぜ!」

 

ランの報告を聞いたベニオはとっくに覚悟を決めていたのか、強く握り締めた右手の拳を左手で包むようにバシッ!と強めに音を立てて気合いを入れた。

 

ミク「流っ石レッドキング先輩!」

ユウジ「やっぱ大怪獣ファイターの元チャンプは逞しくて、パワーが溢れてんな~」

 

尊敬の眼差しを向けるミクと、彼女の先輩としての頼もしさと逞しさにユウジは感心してそう言う。

 

ベニオ「ヘヘッ♪そう褒めんなよー!」

ユウジ「アウチっ!?い、イテテ…」

 

彼の台詞にベニオは嬉しくて、つい思わず背中を強めに叩いてしまう。

叩かれたユウジは苦笑を浮かべていると、サチコが口を開く。

 

サチコ「しょ、正直…戦いなんてヤダ…。……でも怪獣や異星人のせいでライブが出来なくなったり、ママや皆と会えなくなったりする方が絶対ヤダ!」

ルイ「ざ、ザンドリアスさん…!」

ベニオ「おぉ!よく言ったぜザンドリアス!」

ミサオ「お前にしては珍しく言えたな♪」

サチコ「め、珍しくってどー言う意味なのよもぉ~!?」

レイカ「まあまあ」

 

普段は戦いに愚痴を溢すほど臆病なサチコも、大切な友達や家族を守りたいと強く思い、声に出して答えると皆から褒められる。

 

ユウジ「俺も手伝うっすよ!俺にこの力があるなら、皆の役に立ちたい!」

トモミ「勿論です!」

ラン「そう言うと思ったわ」

 

ユウジは席から立ち上がってそう言い、彼の覚悟を決めたその言葉にトモミは嬉しそうにし、ランもユウジを頼もしく思った。

同時に持っていたバトルナイザーに偶然、窓の外から差し込む日の光が照らされ、ほんの一瞬だけ反射で輝く。

まるで、その反射で光った一瞬の輝きは、バトルナイザーの内部にいるゴモラが、ユウジや怪獣娘たちの話を聞いて彼らの意見に熱く返事をしたかのようだった。

 

ミカヅキ「よろしくねユウちゃん♪」

ユウジ「おう♪」

ミク「ところで思ったんだけど、ユウジの怪獣を操れる力ってさー、カイジューソウルみたいに名前っぽいのとかないの?」

ユウジ「え?そだなー…。……あっ、そう言えば…」

 

するとユウジは何かを思い出す。

それはバトルナイザーから初めてゴモラが召喚された際、自身の頭から何かがほんの一瞬だけ流れたことと、昨日のブリス星人が言っていた『レイオニクス』のこと…。

 

ユウジ「…バトルナイザーからゴモラが出てきて俺たちを守った時、なんか頭に一瞬だけ頭に情報みたいなもんが流れたんだ。昨日のブリス星人って異星人が俺を殺そうとした時に言った、“レイオニクス”って言う言葉がさ…」

アキ「レイオニクス…それがきっと怪獣を操る力の名前なんだね」

ユウジ「うん…(いろいろ分からない事が多いけど、やっぱ考えてみたら本当に俺はこの力で人を守れるのか…?)」

 

ユウジは心の中で少し不安が過って暗い雰囲気になりかけようとした瞬間、それに気づいたミカヅキとクララが側に近づいてきて話し掛ける。

 

クララ「ユウジ君、いろいろ話してくれてthank youデス♪これからもし、何か不安や困った事があったらいつでもワタシたちを頼ってくだサイね♪」

ミカヅキ「そうそう♪私たちも強いんだから、一緒にたくさん守ってこ!♪」

ユウジ「く、クララさん…!ゴモたん…!あ、ありがとうございます!」

 

クララとミカヅキの言葉に安心したユウジは、笑顔で礼を言うのだった。

その光景と彼の様子を見た他の怪獣娘たちも、安心していた。

 


 

・・・・・・・・・・

ーGIRLS、休憩スペースー

 

ユウカ『へぇ~、その“レイオニクス”って言うのが、アンタの怪獣を操れる力の名前なんだね。……ちょっと中二病みたい』

ユウジ「誰が中二病じゃい」

ユウカ『ごめんごめん、なーんかそれっぽいからつい思い浮かんでさー』

ユウジ「もぉ~、やめろし~」

 

数時間後、会議を終えたユウジはユウカに話した事を電話で連絡しながら、親しげ且つ楽しげに談笑をしていた。

 

ユウカ『まあ、怪獣娘の人たちがそう言うなら信頼できるけど、何かあったらアタシやカミナちゃんにも相談してよ?いい?』

ユウジ「わーってるよ姉ちゃん。…ありがとな」

ユウカ『う、うん。じゃあアタシも友達と遊び終わって家に帰ってるから待ってるよ~』

ユウジ「オケ~」

 

ユウジはユウカと通話を終え、スマホをポッケにしまって外に出ると自宅まで帰り始める。

 

……今後、ユウジがGIRLSの怪獣娘たちとの協力で、どんな影響が待ち受けるのか?

 

怪獣や異星人、レイオニクスの存在…

 

裏で暗躍する者たち…

 

その深まる謎が多い中で、戦いの物語は…これから加速を始めようとしていた…!

 

第序章 完、第1章に続く。




次回予告!

怪獣倶楽部を設立し、蛇月が用意してくれた、空き室となった使われてない物置部屋を譲り受けたユウジたち。
自分たちの秘密基地のような感覚で掃除を楽しむ彼ら。
そんな中ユウジは、バトルナイザーの力でなにができるかを試したくなり…?

次回、第4話「部室と相棒」

お楽しみに!
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