対話での解決?できたらいいっすね(諦め)   作:早くELSクアンタのRG出してくれ財団B

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#1 不可視の刃

「ねえお兄ちゃん」

「どうしたんだいリン? 営業中なのにもかかわらずスマホをいじっている状態で、何か重大なことを聞きたいなら答えるけれど」

 

 新エリー都六分街。駅を出て大通りに向かう道の道中に、その店はある。

 Random Play。レトロ物から最新のものまで、多種多様な映画を取り揃えているレンタルショップだ。とある二人の兄妹が経営するその店だが、今は朝。営業開始したばかりの店内にまだ客足はなく、店長の片割れである妹はカウンターに頬杖を突きながらインターノット──すなわち掲示板を眺めていた。

 

「もう、ちょっと言い方意地悪じゃない? まあいいや。それでお兄ちゃん、”インビジブル”って聞いたことある?」

「インビジブル……何かの隠語かい?」

「都市伝説なんだけど、こういうやつ」

 

 そう言って妹──リンは兄であるアキラにスマホの画面を見せる。そこには、あたかも都市伝説雑誌の見出しかのように、こう書かれていた。

 

「”姿の見えぬ救世主⁉ インビジブルの正体とは!”ね……。これはまた、何とも言えない……」

 

 そのスレッドタイトルにいろいろと言いたいことがあるようだったが、彼は苦笑しつつそれを何とか飲み下すことにしたようだ。

 

「それで? リン、今はもうビデオ屋の営業中だということを忘れてはいないかい?」

「まぁまぁお待ちなさいなお兄ちゃん。この”インビジブル”っていうのが本当にいるとしたら?」

「これはあくまで都市伝説好きの……リン、もしかして」

「うん、目の前で()()よ。厳密に言えば、エーテリアスが見えない何かに切られたってだけだけど」

 

 ──話は数日前に遡る。

 突如として、新エリー都十四分街において小型のホロウが発生。新しいビデオの買い出しに行っていたリンが、ちょうどそこに巻き込まれてしまったのだ。

 パエトーンという伝説そのものと言っても良いプロキシでもあったこの二人の兄妹とて、エーテル適応体質というわけではない。もっとも、この二人に関しては少々特殊な事情が絡むわけだが今この場においては置いておこう。

 適応度が低くエーテル侵蝕の可能性があったリンは、ボンプに意識を移したアキラと、その協力者であるエージェント*1によってこれと言った後遺症が残ることもなく迅速に救出された。

 さて、問題はそれ以前に起こったことだ。

 彼女の話では、どうやらアキラたちが着くよりも前に一度、二十体以上のエーテリアスに鉢合わせてしまったらしい。

 

「逃げようともしたんだけど、タナトス*2に後ろとられちゃって……」

「リン、頼むからそういうことはもう少し早く言ってくれ……。僕の心臓が持たないぞ」

「ごめん、お兄ちゃん……。と、とにかく、後ろとられちゃったタイミングでタナトスがこう、弾けたって言うか、一瞬でバラバラになったって言うか。そのすぐ後に、他のエーテリアスたちもおんなじ感じで消滅したんだ」

「ワープした直後のタナトスを一瞬で……しかも、エーテルの結晶ごと切ったっていうのかい? それに、その直後に相当な数のエーテリアスを殲滅……それが本当なら、相当な強者(つわもの)じゃないか」

「そうなの。だからちょっと気になって調べてたんだ。なんでかインターノットでも情報が少なくて、ようやく見つけられたんだけどね」

「なるほど、ここ数日ずっとスマホとにらめっこしていたのはそれを調べていたんだね。それで、そのスレッドにはどんなことが書いてあるんだい?」

「んーとね──」

 

 曰く、その姿を見たものは誰一人としていない。

 曰く、それは防衛軍の最新光学迷彩を使用しているからだとか。

 曰く、防衛軍じゃなくTOPSのものだとか。

 曰く、エーテリアスだけを標的にする新種のエーテリアスだとか。

 曰く、ただの都市伝説に過ぎないだとか。

 曰く、助けられてる人がすでに何人もいるんだから嘘なわけがないだとか。

 曰く、全部サクラだとか。

 

 まぁ、インターノットらしい混沌とした様相が、その掲示板では繰り広げられていた。 

 

 


 

 

「────いやぁ、いつの時代もどこの世界も、ネット民ってのは変わらんね……」

 

 新エリー都を離れた郊外よりも、さらに遠くの何処か。実際のところ、新エリー都を基準としたときにこの拠点がどの方角にあるのかすら、俺はよくわかってない。まぁ少なくとも、同じ星ではあるんでしょうがね?

 だって、今俺がいるこの場所も、ホロウの中なんだから。

 

「しっかし、諸々の買い出しのために新エリー都のほうに行ったら、ちょうどホロウに巻き込まれるとはねぇ。しかもその先で、原作主人公に会うことになるとは……」

 

 奇しくもビデオの買い出しに行っていた……あれ、合ってるよね? あの地域確か14分街だし、あそこの兄妹のどっちかが行くのもそこだったよね? ああ、合ってたか。ありがとうな。

 

 その声に応えるは、ウィンドチャイム*3がさらに硬質になったような音。しかしこの場に、()()()()()()()動くものはいない。新エリー都から遠く離れたホロウの、地下に蔓延っている建物の中にわざわざ入る存在など、いたら教えてほしいというものだ。

 

 しかし、そうか。もう既に原作は始まっている……。

 

「どうしたもんかなぁ……」

 

 ぶっちゃけ、推しを含めた原作キャラに会いに行ってみたいという思いはある。だが、俺という存在が関わることで、この世界にどんな影響があるかが底知れないからこそ、尻込みしてしまう。これは自惚れでも何でもない、純然たる事実だ。俺という存在──厳密に言えば俺と、()()()()()()()()()()()──は、この世界であまりに異質すぎる。だって。

 

「転生者だけに飽き足らず、なんでこんな(終末)世界にELSとか言う宇宙怪獣がいるかなぁ……」

 

 もっとも、彼に融合してる生命体がしていることはそのELSよりもまぁとんでもないのだが。

*1
ここはプレイヤーによって違うから匿名にするねBy作者

*2
君のこと(デザイン)大好きだけど(モーション)大嫌いだよ

*3
小学校によくあるシャラシャラ鳴るアレ




知らない人向けに簡単に:ELSとは?
 登場作品は「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」。正式名称はExtraterrestrial Livingmetal Shapeshifterで、日本語表記では「地球外変異性金属体」となる。
 コミック作品を除いたガンダムシリーズで、史上初の地球外生命体。
 体の形、サイズを自在に変えることができ(ただし成人男性の半分程度の大きさまで小さくなると生命体としての活動を停止してしまう)、さらにMSや戦艦をその金属に取り込んでその性質を模倣、再現できる。本物と見た目上の違いはあるものの、性能は遜色ない。ただし、活動限界サイズが人間サイズなのと同じように一定のサイズより小さいもののコピーは不可能らしい。
 大きく分けて、小型中型(あるいは大型)大型にサイズが分別され、それぞれMSサイズ、戦艦サイズ、星サイズ(原作に登場した超大型タイプは直径3000kmで月と同じ大きさとか言うアホサイズ)となっているが、それよりさらに大きなものが存在する可能性も否定できない(超大型タイプのELSも遠征部隊内での中枢でしかない(ELSは(おそらく)超新星爆発でほろんだ星の代わりに新たな母星を求めている))。
 以上がpixiv百科事典からほぼコピペしてきたELS君の詳細です。省いてるところもあるけどね。

↓以下、原作ELSとの相違点
・そもそもの存在が人間の尺度にダウンサイジングされている(大体1/100ぐらい)ため、かなり小さいサイズでも活動できる。具体的にはBB弾大ぐらいが限度。
・???
・???
 この辺は後々明らかになります。何なら一つはタグを見れば察しが付くかも? まあ??の二つ、どっちも相当無法な性能してるとだけ言っておきます。

※プロットは(今のところ書きたいシーンしか)ないです。さっさと書けって? それはそう。
※筆者は現時点でVer.2.6までしかやってません。とっととやれって? それはそう(天丼)。ただ、いろいろと時間がね……。
 デモエク2、イースX完全版、オクトラ0に、前にGEOで3000円で見つけたゼノブレ3……デモエクは違うけど数字がついてるゲームばっかだなオイ。ってかゼノブレ3君、中古とはいえなんでそんな安いん?()

ちなみに私の推しは
 圧倒的1位:ジェーンさん(理由:存在そのものが至高、もう何もかもが好き)
 2位:ライカンさん(理由:初めてゲットしたS級。声がいい、顔がいい、モーションかっこいい)
 3位:イヴリンさん(理由:零号ホロウで初めて使った時モーションかっこよすぎた)
 4位:ヒューゴ(理由:声良いよね……あと武器の変形機構よく見せろ)
 5位:照ちゃん(理由:走るモーションとかいろいろ可愛すぎ、耳と三つ編みモフモフしたい)
です。お前らの推しとその理由も書いてけ(露骨じゃないかもしれない、でもやっぱり露骨なコメ稼ぎ)。

 そういえば途中でフォントが変わってる部分があるのは、「主人公視点でかつ主人公の脳内思考とは異なる地の文」の時に、区別しやすいように変えてるという以上の意味はないです。

 次の投稿がいつになるかは知らないです。プロット書いてないからね☆
 せいぜい続きが早く読めるように祈っときな。
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