いつか百合ハーレムを作る女主人公は男の俺から見ても可愛い 作:豚の神になりたい
「俺みたいな庶民がこんなところにゆったりと座ってるのって結構な場違い感があるよな。」
「そんなことはないさ、私にとってはここにいる人達やここにあるどんなものよりも君の方が輝いているように見えるよ?」
「ありがとう、お世辞だとしても素直に受け取っておくよ。」
「お世辞ではないのだけど。」
そんな軽口を叩きながら俺は座っている椅子に体重を預けながら周りを見渡す。
目の前には一つの巨大なプールが広がっており、それを取り囲むプールサイドの椅子の一つに今俺は体重を預けていた。
周りを見渡してもイマイチ実感が湧かない。自分が今とある高級ホテルの会員制のプールにやってきているなんて。庶民の俺ではまずこんな場所に行こうなんていう発想が出てこないような場所。周りにいる人たちはセレブのマダムや企業の社長などといった人ばかりで俺と似たような人種は一人もいない。(当たり前だが)
俺みたいなやつがこんな場所にいるのには歴とした理由がある。俺は顔を動かしながら横に座っている女性をチラリと見る。
金髪の長髪と青い瞳、着ている服はいつも通り黒っぽい制服では勿論なく、このプールという場所にふさわしい赤色のビキニを着用している美少女、王塚真唯がそこにはいた。
「ふふ、こちらを見てきてどうしたんだい?」
「いや、何も。」
正直真唯の水着姿はとても見られたものではない。ただでさえ異性の同級生の水着なんて攻撃力が高いものを学園の中でも指折りの美少女が着ているのだ。
その破壊力は言うまでもないだろう。故に俺は今全力で真唯の方を直視しないようにしている。さっきから軽口ばかりで雰囲気自体はとても余裕に見えるが、実際の内心はドキドキだ。顔が赤くなっていないか自分自身でも心配になってくるほどに。
「それにしてもなんで俺ここにいるんだっけ?」
「私が一緒に遊びに行かないか?と聞いたら、君が快諾してくれたからだが?」
「そういうことじゃなくて!遊びに行くって言われたからショッピングモールとかカラオケとか行くと思ってたのに、何でこんなプールサイドに来てるのかって言ってんだよ!?」
真唯の常人とは少し違う感性を受け、思わず声を荒げてしまう。しかし、真唯はそんな言葉を聞いても自らのペースを乱すことなく、平然とした顔をしながら口を開く。
「それは私がここのローズヒップティーを飲みたかったからだ。」
「じゃあしょうがない、のか!?」
いや、絶対しょうがなくないけど!
まぁこういう状態の時の真唯に何を言っても無駄なことは付き合いが短い俺でも分かっている。
傲岸不遜というかマイペースというか自分がこうしたい、だから相手もそうしたいと思うはずだ、っていう思考回路で生きてる気がする。
普通のやつがそんなことをしたらただの自己中で終わるだろうが、真唯の場合は相手が本当に嫌な時は気づいて気を遣えるからヘイトを買わない。自己中心的に振る舞っていい状況とタイミングを完全に熟知しているのだ。
まぁ側からみるとそう見えるのに俺と接する時はその気遣いを発揮してくれたこと、全くないんですけどね。
俺真唯に軽んじられてる?一応友達だよね、俺ら。この思い一方通行じゃないよね?
「さっきからずっと座っているけど、プールで泳ぐつもりはないのかな?」
「ふっ、無理だ。俺、泳げないからな。」
言わせんな、恥ずかしい。
こちとら小学生の頃に顔に水をつける作業がやっとだよ。あまりにもカナヅチすぎたため、中学校では水泳の授業は一瞬で見学することを即決で決めるようになったほどだ。
「それにそっちだって泳いでないじゃないか?人に言う前にまずそっちが泳いでこいよ。ここで見とくから。」
まぁだからって俺が泳ぐことはないけど。
「私が君のそばから離れれば、君がそこらの女性にナンパでもされかねないからね。そんな心配をしないためにも私が君から離れるわけにはいかない。」
「ナンパされるのは普通に考えて逆だろ。俺がナンパなんてされるわけないだろ、こちとら彼女いない歴=年齢だぞ。毎日のように告白されてるお前と違って高校に入ってからも一度も告白されてないし。」
「そんなことはない、君は自分の魅力に気づいていないだけだよ。その証拠にさっきから私に集まる視線よりはいくらか少ないが君の方を見てる女性も数人いる。」
そうかぁ?確かに少し前から周りの視線を感じないことはないが、ありゃあお前みたいな美少女の隣にいる男に誰なんだあいつは?っていう感じのタイプの視線だと思うんだが。
「泳げないのなら言ってくれれば良かったのに、私が泳ぎ方でも教えようか?」
「いや、こんな会員制のプールで女性に教えてもらいながら泳ぎの練習するってどんな拷問だよ。お前は俺を羞恥心で殺す気か?」
想像するだけで顔が真っ赤になるほどの羞恥を感じる。大衆の目があるこんなところでそんな無様を晒すなんて俺にはできない。
「それにしても碧。君意外と鍛えてるんだね。」
「ああ、やっぱ男たるものある程度の筋肉は鍛えないとモテないからな。」
正直望む効果が出てるかは微妙と言ったところだが。先も言ったけど高校生になっても女子から告白されたこと一回もないし。
「あ、そうだ聴き忘れていたけど、私の水着、君の目から見てどうかな?似合っているかい?感想を言って欲しいな。」
ちょ、マジでいってます!?
今まで見ないようにしてたのに強制的に見させて感想を言わせようとするのは本当にやめてほしい。
え、嫌なら断って見なきゃ良いじゃないかって?嫌だ、とは言ってないだろ。美少女が自分の水着を見て良いって言ってるのに見ないことなんて、紳士である僕にはできない。
ということでお言葉に甘えて真唯の方を横目で見る。
先ほどもチラリと覗き見たが、絹のような金髪の長髪にサファイアのような青い瞳、白魚のように白い肌とその肌に彩りを添うように身につけられている赤い水着、胸も大きさはれな子には及ばないにしろ女性らしい膨らみが確かにそこに存在している。まるで神が作った芸術作品がそこに存在しているような迫力がそこにはある。
「…………似合ってる。」
ただ残念かな。そんな真唯の水着姿を見ても俺が絞り出せた言葉は唯一それだけだった。
「……私の水着姿を見て感想はそれだけかい?」
真唯が不思議そうな顔でそう聞き返してくる。
いや、分かってる!自分で言ってなんだけどこんだけって俺も思った!真唯ファンを自称している香穂ちゃんとかだったらもっと言えてただろうね!
でも、同性じゃないんだから!!異性だから!!
どういう発言がセクハラになるか分からないんだよぉぉぉぉぁぉ!!!!
「無茶言うな。これくらいが限界だ。」
「……まぁ、今日はこのくらいで済ませてあげるとしよう。」
勘弁してくれ、というふうに両手を上げてそう呟くと許してくれたのか真唯がそう言葉を返す。
正直真唯はこういうスキンシップを男だろうが気兼ねなくしてくるため二人きりで遊ぶ時は心臓に悪い。今日遊ぶまでに何度か二人きりで遊んだ経験があるが、その時もまた今のような真唯のからかいに振り回されることになった。
「そういえば、最近君が紗月と仲良く話してることが多いと小耳に挟んだのだけど。」
「ああ、それはまぁ色々事情があってな。最初話す時は緊張もしたけど、次第にそんな緊張もなくなって。紗月さん、視線とかはちょっときついところあるけど、根はいい人だろ。だから意外とすぐ仲良くなれたよ。」
「ふふ、紗月は少し頑固なところもあるけど、うまく付き合えているようで幼馴染としては嬉しいよ。」
二人が幼馴染なことは存じ上げております。紗月さんに二人の昔の馴れ初めも聞いたことありますし。
「……噂で紗月と碧は付き合ってるんじゃないかと耳にしたことがあるのだけど本当かな?」
「ないない!紗月さんにそんなこと言ったら絶対怒られるぞ。」
俺と紗月さんが付き合ってる?冗談はやめてくれ。誰だよ、その噂広めたやつ。
確かに紗月さんは真唯には及ばないにせよ、黒髪の長髪と赤い瞳をもつクール系美少女だし、彼女と付き合いたいと思う男はたくさんいるだろうが、俺からしたら彼女は正真正銘友達だ。大体れな子のヒロイン候補に自分から手を出すなんていう真似は俺はしない。
それにあっちも俺なんてお断りだろう。俺たち付き合ってみないか?とか一度でも冗談で言ってみただけでそのまま友達関係も解消しそうな圧が彼女にはある。
あ、そういや仲が良いと言えば……。
「真唯、そう言えば最近れな子の妹に聞いたんだけど、れな子ん家でよく二人きりで遊んでるって本当か?」
「ああ、本当だよ。幼馴染が自分以外と仲が良いと聞いて嫉妬かな?」
「いや、どっちかっていうと逆かな。嬉しいんだ。あいつが友達と二人きりで遊んでるって聞いて。」
なんせれな子は百合作品の主人公で、おそらく真唯はそのヒロインだからな。二人の仲が良くなるのは、れな子の恋路を応援する身としては個人的には非常に好ましい。
そうじゃなくても少し前くらいに俺に向かって友達と遊ぶ時に一緒についてきてほしいなんて言ったとは思えないほどの進歩だ。
これからも俺がいなくても紫陽花さんや紗月さん、香穂ちゃんと二人でも遊びに行けたりすると良いがな。
「じゃあ俺そろそろ帰るよ。」
「そんな寂しいことを言わないでくれても良いじゃないか、碧。」
「あのー、真唯さん離してもらえません。」
俺が帰ろうとした途端、真唯に腕を掴まれる。何故だろう、水着姿の美少女に腕を掴まれるとか本来は嬉しくて仕方がないはずなのだが、今は一刻も早くその手を離してほしい。
「一度くらいプールに入ってくれても良いんじゃないかな、そうは思わないかい?ダーリン?」
「誰がダーリンだ!いやだ水に入りたくない!いやだぁぁぁぁぁ!!」
「れな子の方は水着に着替えてすらくれなかったからね。その埋め合わせを君にしてもらうとしよう。」
真唯みたいな美少女に掴まれれば力で振り解くわけにもいかないし。(力で振り解いて怪我でもさせてしまったら責任取れないため。)
大声を出したり体を震わせても現状は変わらず、その結果真唯が話した言葉もしっかりと聞き取れなかった俺は最終的に真唯によってプールの水の中に引き込まれることになるのだった。
◯◯◯◯
先ほどまで隣にいた男性である空宮碧もいなくなり、一人になったプールサイドで黄昏る美少女、王塚真唯。
彼女が片手に持つハーブティーを優雅に飲んでいる姿は一枚の絵のように優雅であり、周りにいる人達もそんな彼女の風貌にどこか見惚れている。
「嫌がりながらも最終的に付き合って泳ぐのを頑張ってた君もまた可愛かったよ、碧。」
しかし、そんな周りの状況を知ってか知らずか彼女の頭の中に今あるのは先ほどまで一緒にいた空宮碧との逢瀬のみで他のことは頭の片隅にも入らなかった。
王塚真唯には今二人の好きな人がいる。
空宮碧と甘織れな子、幼馴染という関係性で結ばされている彼らのことを私は二人とも好きになってしまったのだ。
不誠実であるという自覚はもちろんある。生涯で初めて好きになった人と付き合い、結婚し、一生を添い遂げるつもりだったが、まさかそのパートナーが二人になるとは流石の王塚真唯も想像だにしていなかった。
「私も不誠実な人間ということだろうか?」
王塚真唯が先に好きになったのは彼、空宮碧の方だった。
彼とは高校で初めて出会い、高校で友達となったれな子の昔からの幼馴染であり、最初は他のクラスメイトと変わらないただの友達として接していた。
そんな彼の見方に変化が訪れたのは彼と初めて出会って少し経った時のことだった。
受けた小テストの結果がいつも自分と同じ満点。最初は偶然かと思ったが、いくらかのテストをこなしても結果は変わらなかったことからそれが偶然ではなかったことを私は悟った。
今まで勉学、運動、それらにおいて他の追随を許さなかった自分にたった一つの分野とはいえ追いついてきたのが空宮葵だった。今思えばこの頃から真唯は少しだけ彼のことを特別な存在として見るようになっていったのだろう。
自ら碧に話しかけることも増え、幼馴染であるれな子や碧自身から昔の彼について詳しい話を聞くようにもなった。
そして、そんな日々を続けていたある日決定的な瞬間は訪れた。中間テストの成績で真唯は彼に負けた。
敗北、それは王塚真唯にとって初めての経験だった。
今までずっと同年代に真唯に勝てる人はいなかった。小さい頃からの顔馴染みである紗月にすら負けたことはなかったのに。
何故か、敗北感はなかった。ただ一つ不思議に思ったことがあった。
中間テストまでの間、真唯はいくらか彼と一緒に勉強する機会に恵まれた。しかし、碧の学習速度は自分の想像していたそれよりもいくらか遅く、とても自分に迫る成績を取れる人物とは思えなかった。
そんな彼が私の点数を超えたということは彼は私よりも暇な時間を勉強に費やし、努力をしているということだ。
それほどの情熱を勉強に注いでいる理由を知りたくなった。
だから、私は彼に質問したのだ。誰もいない放課後の教室で。
「碧、君はなんでそこまで情熱を注いで勉強しているんだい?」、と。
そしたら彼はこう答えた。
「……そうだなぁ、きっかけは好きな人が将来が安定した人と付き合いたいって言ってたのを聞いた時が始まりだったかな……。」
まぁ、今思い返せば友達と話を合わせるために適当に言ってたんだろうけどね、と言葉を付け加えながら彼は笑っていた。
「でも当時の俺はそんな言葉を真に受けて死にもの狂いで勉強したんだ、その子に好かれたかったから。まぁ最終的にその恋は失恋で終わったんだけど、ここまで磨き上げた勉強っていう長所を潰すのは勿体無いと思って今も勉強だけは頑張ってんだ。」
当然というように彼は答えた。私は彼の雰囲気にどこか圧倒されて何も言葉を返すことはできなかった。そんな私の事情を知ってか知らずか彼は言葉を続けた。
「王塚さんは?王塚さんはなんでそんなに頑張ってるの?」
「え、それはどういうことかな?」
「だって王塚さん、いつも頑張ってるから。勉強の時も運動の時だって。元々そういうことで一番になれるポテンシャルがあるんだろうし、そういう期待に応えるのも悪くないと思ってるんだろうけど、その生活やってて疲れないかなーと思って?勘違いだったら悪いけど。」
私を心配するように彼はそう聞いてきた。私はその質問にすぐには答えられなかった。何故なら、王塚真唯やその周りの人にとってそれらのことは王塚真唯ならできてて当然、という事実に過ぎなかったからだ。
自身の考えを整理しながら彼に向かって言葉を返す。
「そうだな、疲れるということはないけど、時々思うよ。皆が見ているのは本当に私自身なのかと。皆、文武両道で完璧な王塚しか見ていないのではないかと、ね。」
自分でもびっくりするくらい素直に弱音が出てきた。知り合ったばかりの異性にあんな弱音を吐くなんて。あの行動は王塚真唯の人生において初めての体験だったと言ってもいい。
「そうか。まぁ、そりゃあそうだよな。頑張ることって結構疲れるし。俺の友達にも王塚さんと似たようなやつがいて、そいつも毎日疲れたーって、俺に愚痴って来てるし。」
その言葉を聞いた誰かがその思いに同調してくれることも。
「まぁいつでも相談に乗るぜ。頭、だけなら王塚さんより俺の方が優れてるからね。悩みがあるなら俺に任せたまえよ。」
「…………フフッ!!」
「え!?何で、笑うの!?」
自信満々でそう言い放つ彼の言葉に思わず笑ってしまった。
「そうだな、その時は頼りにさせてもらうよ。」
そうこの日から私は彼に恋してしまったんだろう。
ただ、恋をすることが初めての経験だった私は今自身が彼に抱いているその気持ちが恋心だとすぐには気づけなかった。
気づくまで私は彼を他の友達よりも少し仲がいい友達だと思って接していたんだ。
あの日、彼がれな子と二人きりで楽しげに話しているところを見るまでは。
二人が長い付き合いだというのは知っていた。だから、今までは二人きりで話しているのを見ても特に気にはならなかった。
ただその時自分の胸が締め付けられるような感覚を感じたんだ。その時、気づいた私が君に恋しているということを。
「まさかそこかられな子のことも好きになるとは思っていなかったけどね。」
そして、その出来事の少し後に私は甘織れなこ、彼女にも恋慕をよせることになった。
どこか引っ込み思案で他人との関わりを怖がりながらも健気に頑張り、私のことも励ましてくれた彼女のことを今考えるだけでもどこかうっとりしてしまう。
自身の気持ちに気づいた次の日、私は碧に告白するつもりだった。
しかし、彼はその日学校を休んでしまった。理由は体調不良。風邪をひいてしまったらしいとれな子伝いから聞いた。
そして、碧がいないあの日に私はれな子を碧と同じように好きになってしまった。
話している途中に急に訳のわからないことを言いながら教室を飛び出していったれな子を追った私が屋上の柵にもたれかかっている彼女を見て、彼女が屋上から飛び降りようとしていると勘違いした結果、二人一緒に屋上から投げ出されることになった。
幸運なことに二人とも木に引っかかったことでお互いに怪我はなかったが。
その時、れな子の悩みを聞いた私はそんな彼女の悩みに共感したことであの日のようにれな子の前で自身の弱音を吐くことになった。そして、そんな私の弱音を聞いた彼女はそんな私の言葉に戸惑いながらも、確かな意思をもって私に対して優しく励ますように言葉を紡いだ。
「ずっと皆の前で完璧を演じていると疲れるのもわかる。だから、休んでも良いのだと。」と、そう言ったのだ。
そんな彼女の言葉は彼の言葉と同じくらい私にとって忘れることはできないものだった。
その結果、あろうことか、私はれな子のことも碧と同じように好きになってしまったのだ。
碧は私の悩みを聞いて頼ってくれと言った。
れな子は私の言葉を聞いて休んでも良いのだと言った。
二人の言葉はどちらも私の心に刺さった。
だからこそ迷った。どちらを好きになり、どちらに告白するべきなのか。
そして、長い間悩ん私はで一つの結論を出した。
れな子と碧どちらも選べば良いのだと。
そうハーレムだ。そう決心すればそこからの行動は私にとって決まったも当然だった。
流石の私と言えどもハーレムを最初に提案して二人に同時に告白してはふざけるな、と断られてしまう可能性がある。とは言っても私、王塚真唯が告白をすれば、例えハーレムでも喜んで、というクラスメイトがほとんどだろうけど。
彼ら(特に碧)は少し断りそうな気もするからね、念には念を入れさせてもらう。
だから、まずは二人の好感度を稼ぐところから始めようと考えた。二人の好感度を上げ、完全に虜にした状態で告白して二人共々付き合おう、と。
「ふ、私は欲張りだからね。例え周りに何と言われても絶対に君達、二人と付き合って見せよう。」
私はそう呟きながらこれから二人に対して行うアプローチに思考を巡らせるのだった。
空宮碧 容姿は美形。同学年にも彼に好意を持っている異性は少なからず存在するが、大抵れな子との仲の良さを見て撃沈する。
甘織れな子 今回は出てこなかったが実は主人公が気づいていないところで真唯に結構なアプローチを受けている。こいつ私のこと好きなんじゃとおもっているが、原作と違い告白されるというプロセスを通過していないため、自分の自意識過剰だと思っている。流石原作主人公、大概こっちも大分鈍感。
王塚真唯 主人公への気持ちを自覚した後にれな子にも救われ、二人のことを好きになってしまった女 最終的に碧とれな子、どちらも娶れば良いという結論に達した。 ハーレムを作るのは流石の自分でも難しいと思っているのでまずは二人を自分にある程度惚れさせてから告白しようと思っている