メユ「ん~…!♪いい天気~♪こんな日は部屋に居るより外に出て散歩するに限るかも~♪」
ケルビムの騒動後から数日経った某日。
天気が良くて涼しい微風が吹く昼間の河川敷を、高山メユがお散歩コースとして気持ち良さそうに歩く。
メユ「~♪……なんだろう…?なんか凄い視線を感じるような…?」
すると彼女は立ち止まって辺りを見渡し始める。
彼女の言う通り、どこからか妙な視線が感じられていた。
しかし周りは自分以外にも散歩する人はいるが、自分と一緒に怪しい視線を感じている者は全く居らず、寧ろ誰も怪しい者すら居なかった。
メユ「うぅ~…!せっかく良い天気だから散歩してたのに、ストーカーや誘拐なんて合ったら怪獣よりマジ怖いし~…!…帰ろ!って、キャッ!?」
不気味に続く変な視線に対して余計に恐怖を煽られたメユは、そう言って走って家に帰ろうとする。
しかし、道に落ちていた何かに思わず足を引っ掻けて転んでしまう。
メユ「い、痛~…!!…って、え…?!」
転けたメユは足を痛そうに擦りながら起き上がると、躓いて転んだ原因が足元にあり、それを目にするとかなり驚いた。
それは、ちょっとだけ汚れているバトルナイザーだった。
・・・・・・・・・・
ーメユの自宅ー
メユ「うーん…どうみても、ユウジ君やユウカが持ってたバトルナイザーってヤツだよねコレ…?」
バトルナイザーを拾って自宅へと帰宅したメユは、それを綺麗にしてから自分の部屋にあるテーブルへ置いて見ていた。
メユ「うーん…!まさか、私もレイオニクスとやらになっていたとは~…驚きですな~」
そう、彼女がバトルナイザーを拾った瞬間、自身の頭にレイオニクスの力があることが流れ込んだので、自覚して考えていたのだ。
実はバトルナイザーに触れた人間が誰でもレイオニクスになるなんて事は無く、レイオニクスである者がバトルナイザーを見たり、怪獣や何かの力の気配に少しずつ気付き始める状態になった場合じゃないと、レイオニクスであることが発覚しない…。
それを証拠とするのが、彼女の手に入れたバトルナイザーの落ちていた河川敷。
彼処は、散歩するのにうってつけであるためよく人や自転車などが通る。
だから非レイオニクスの人間が反応せずに通り過ぎるばかりで、このバトルナイザーが少し汚れていたようだ…。
メユ「それにしても…なんか大きな“目玉”が覗いてくるんですけど…?」
『キミシシシシッ♪』
メユはバトルナイザーを持ちながらそう言うが、彼女の言う通り。
バトルナイザーの三つの小さい四角の画面の一番下に、大きな目玉がメユを嬉しそうに見つめながら映っていた。
どうやら、彼女のパートナー怪獣が入っており、メユが河川敷に感じた視線もコレの仕業なようだ。
メユ「出すの怖いけど、深く考えても何も始まらないよね~…。まあ、私の怪獣なのは確かっぽいから大丈夫か!……えぇ~い!!」
《バトルナイザー、モンスロード》
これ以上は不安を抱えながら考えても苦しいだけと感じたメユは、バトルナイザーを手に持って自分なりに、且ついつものマイペースっぷりで勇気を出し、そのまま怪獣をバトルナイザーから
ガンQ「キシシシ~!ンへへへ~!♪」
現れたのは、不気味で大きな一つ目に目玉だらけの手足胴体が生えた凄まじい容姿を持った怪獣、『奇獣ガンQ』。
家の中で召喚したが、バトルナイザーの縮小召喚機能があったおかげで、今はぬいぐるみくらいの大きさに。
するとガンQを目にしたメユは…。
メユ「こ、これが私の怪獣…!……カワイイ~!!!」
ぬいぐるみくらいの大きさとは言え、不気味であるにも関わらず彼女は、ガンQを勢い良く抱き締めて可愛がり始めた。
実は彼女、意外にも守備範囲は広く、キモカワなのが特に好みらしい。
ガンQ「ミシシシ~♪」
ガンQも自分の
これが、メユがレイオニクスになった運命の邂逅である。
END