ウマ娘のストーリーはほとんど覚えておらず、育成ストーリーも朧気です。かなり適当ですが、それでも良いという方は楽しんでいただけると嬉しいです。
「は、はやくしろベジータ!!巻き添え食らっちまうぞーっ!」
「バ、バカヤロウ!俺に構うな!はやくやっちまえ...っくそったれーーっ!」
「イイーーィ...!!」
「くそっ...!!クソォーーーっ!!ちきしょォォーーーっ!許してくれ、許してくれベジータ!!
くらえ魔人ブウーーーっ!」
「ィ...ィギャアァァァァ!!」
グイッ
「ィッ!?」
「おっと、何もするなよ魔人ブウ。このままこのオレと地獄に落ちようぜ。
「(ちっ...まさかオレがこんなことをするようになるとは...頭にくるぜ...全く...)」
「フッ...じゃあな!お前ら!!」
これは、普通とはちょっと違った結末を迎えた誇り高き戦士が、とあるちょっぴり不思議な2人の女の子の、結末を変えるお話───────。
第1話 誇り高き戦士、そして──。
「こんな早く戻っちまうとはな。...トランクス、ブルマ。すまない...」
雲に囲まれた宮殿のような場所で、恐らく妻子であろう者たちに謝意を告げる男が1人。この者は、宇宙屈指の強種族「戦闘民族サイヤ人」の王子、「ベジータ」。魔人ブウと呼ばれる恐ろしい怪物との戦いの中、追い詰めるものの同じサイヤ人であり、下級戦士でありながらベジータの因縁のライバルでもある「孫悟空」の体力が切れてしまう。最強の必殺技、「元気玉」が弾き返されそうになり、どうにか魔人ブウを倒すため、巻き添えとなりつつも魔人ブウの攻撃をずらし、ここに居る。
───そう、ここはあの世。現世で死んだ魂が行き着く場所である。
「ここで止まっていても仕方が無い。閻魔のところにいくか。」
閻魔大王。その名前を知らない人は、ほとんどいないだろう。多少フランクではあるが、基本は一緒である。
「ベジータか。」
「閻魔。すまんな、肉体を元に戻して貰ったというのに。」
「気にするな。宇宙の危機が救われたのは間違いなくお前のお陰でもある。礼を言わせてくれ。」
「フン、構わん。」
「(強いていえば、あいつとの決着が付けられんのが心残りだがな...)」
「知っての通り、お前はもう生き返ることは出来ない。」
「...」
そう、本来ならば、ナメック星のドラゴンボールであれば何度でも復活できる。ただ、この世界は何かが違う世界。同じく2度死ねば生き返れない。その代わりなのか、ベジータが瞬間移動を使う事ができる。死んだ時は激戦に継ぐ激戦で瞬間移動すら出来なかったのだ。
「だが、宇宙を救ったお前には生き返らせるとまではいかないが特別措置がある。」
「特別措置?」
「そうだ。もし受け入れるのなら、お前はある世界に送られる。そこで、「ウマ娘」と呼ばれる特別な種族を育成してもらう。それを成し遂げてくれれば、復活回数を0に戻そう。下界の皆にも連絡する。」
「育成?戦えるようにすればいいのか?」
「違う。ウマ娘は走るために産まれた種族。戦闘種族ではない。しかし競い合う種族であり、もちろん幸せでは無い結末を迎えた娘もいる。お前には2人の娘を受け持って貰いたい。ただ、他の子からも育成してくれと言われればして欲しい。無論そっちはお前の判断で構わない。」
「それ自体は構わん。だが、1つ聞きたい。」
「なんだ?」
「ウマ娘とやらは競い合う種族なのだろう。そして、察するにオレよりも弱い種族だ。オレが介入すればその2人は種族から逸脱した強さを持つだろう。それはあまりにも不純で無粋だ。それはいいのか?」
「さすがの察しの良さだ。...すまんが私情だ。彼女と同じく不幸な結末を遂げた娘は何人もいる。だがこの2人はあまりにも...」
「...フン、まあ構わん。貴様には肉体を貰った恩があるしな。」
「ああ、ありがとう...!!」
「それで、その2人の名前はなんだ?」
「ああ...その2人の名前は...」
「ハルウララとスティルインラブだ。」