村の洞窟の中に岩に刺さっている剣がある。
その昔数多の強者が抜こうとしたが、誰1人抜くことはできなかった。
「ふーん、でコレが伝説の聖剣なのね」
山田が聖剣の
ボキッ!
「あっ!」
なんか山田の様子がおかしい…と思った時、王様の使いと名乗る兵士が村に来た。
兵士が言うには、貿易をしていた隣国の帝国に魔王が現れた…いや帝国の
王国中では混乱が生じていた、主にコレから来る物価高に主婦は戦々恐々だった。
王国では魔王討伐のため、時の政権は聖剣を欲していた。
「だが聖剣を扱える勇者は現れたのか?居ないなら聖剣は宝の持ち腐れだぞ」
「任せて下さい、王国では直ちに国中にお触れをだし勇者を探しています」
この通り、と兵士は村にもお触れを出した、
◾️王国 総理大臣◾️
海を超えた地に魔王が現れたと、現地特派員から連絡が入った。
ついては古の伝承に書かれている"勇者"を見つけ出し、聖剣を渡し魔王討伐に送り出す事とする。
なお、勇者は辺境の村に異世界転生した…
リクがお触れを全て読んで苦い顔をした。
「聖剣を欲しがる、政権…ね」
山田がぽつりと言った。
「まっ、どの時代でも権力者は自分より強大な相手は倒さないと安心できないのかしら」
「山田、そんな事はどうでもいいんだ。それよりも…」
リクが指さしたところにはこう書かれていた。
"なお、勇者は辺境の村に異世界転生したドーテーという人種がJOBチェンジすると語られている"
と書かれていた。
ぶふぉ!!
山田がたまらずに噴き出し笑い出した。
「わはははは!!!!ひぃー、可笑しぃ。リクあんたもしかして童〇なの???」
「悪いかよ」
山田が目に涙を溜めながら続けた。
「で?いつJOBチェンジするの?」
「うるせぇ!それでこっちは困ってるんだ!!」
リクが村の兵士に憤った。
というのもアーネやリーネなどの村の女性がリクに近づかない様に目を光らせていました。
「すみません、リクさんには半径1キロ以内への立ち入りが制限されている為、山田・洋子さんも今後は立ち入りを控えるようお願いします」
「立ち入りを控えるように言われたんですけど?」
山田がお腹を抱えて笑いながらリクに言った。
「なんでもJOBチェンジするまでは王国が見張っているらしい」
国家レベルでの童〇の絶対防衛…まさしくこれぞ”性戦”と村に山田の笑い声が木霊していた。
「ご報告します、例の勇者の村で絶対防衛線が破られる可能性が…」
「何だと!?至急調査を行え!」
王宮内は未曾有の危機に大混乱していた。聖剣はあるのにそれを使う勇者が居ないのだ。いやまだ生まれていないと言った方が正解だ。
「よもや
「王様、魔王の狙いはわかっています。転生者を勇者にJOBチェンジさせない様にハニトラを仕掛けてくるかと思われます」
「何だと、ハニトラだと?羨ま…けしからん」
時として、ダメと言われると逆の事をしたくなるのが人間と言うモノだ。
村ではある2人の女性が頬を赤らめながら思い悩んでいた。
「ダメと言われちゃうと逆に意識しちゃうじゃない」
「リクってば私の事どんなエロい目で見ていたのかしら…」
アーネとリーネが以前のリクが出した『ウィルオウィスプ』を思い出していた。
そんな悶々とする2人を見て、リクに殺意を抱く者が1人いた。
第一王女セリーヌ・ガ・イチバン姫である。
「ぐぎぎぎぎ、おねー様たちを惑わす勇者リク…許すまじ」
その時セリーヌの視界に山田が映り、瞬間セリーヌの頭に悪魔のような作戦が思いついた…
「そうだわ!あの男が他に手を出すように仕向けて、社会的に抹殺すればいいのだわ。名付けて”ハニトラ作戦”」
聞いたら王様が卒倒しそうな内容を口ずさみながらセリーヌがある人物に声をかけた。
「ねえ、あなた。王女である私が命令します、勇者リクと結婚しなさい」
……王女の