なぜなら、死者を冒涜すると言われているから…
この辺境の村にも
『
「ポチちゃ〜ん、ポチちゃ〜〜ん」
「マリーさんまたですか?」
「そうなの、ポチちゃんがまたどこかに行っちゃって…」
マリーさんが困っていると村の男どもがわらわらと集まって来た。
「なにか困り事ですか?」
「俺でよかったら、相談に乗りますよ」
「ひぃ!!」
村の男たちが集まってきたため、
「あらあら、まぁまぁ。皆さん
マリーにそう言われた男たちは、「今度は是非呼んでね」と言って帰って行った。
「で、マリーさんまたなのですか?」
「そうなの、おねがい
「はぁ、それで今度はどこですか?」
マリーが何事かを伝えると、
***************
「で、どこですか?」
「あ、煩悩3丁目のお店なの」
村では
「でも、よくバレないわね」
「50年前の死体から厳選してるからね、誰もわからないわよ」
「ふ〜ん…」
「さ、出来たわよ、今度の子は有名よ、なんてたってあの…」
「ああ、そーゆーのはいいから、もうお店を開かなくちゃ。ゴメン、もう連れて行くね」
ー夜ー
「ゴン蔵、実はいい店を見つけたんだ」
「なんだ、ゴン蔵もか。俺もいい店を見つけてな」
ゴン蔵と田吾作が酔っ払いながら、ある一つの店を目指していた。
チリンチリン…
お店【懺悔の部屋】のドアを開けると小気味良い鈴の音が2人を出迎えた。
「あら、ゴンさんとたーさん、いらっしゃい」
「ママ、今日も来ちゃったよ」
ゴン蔵と田吾作はすでにほろ酔いになっていた。
「今日は新人の子が入ってるの、可愛がってあげてね」
そこにはシスターの衣装に身を包んだ女性が立っていた。
「へぇ〜衣装まで揃えるなんて気合いが入ってるねー」
「今日から入りました、マリア・テレザです」
「マリア…?」
「テレザ…?」
ゴン蔵と田吾作が顔を見合わせた。
「生前は大聖女をしてました、お二人の事はよ〜く覚えていますよ」
そういうと、マリア・テレザはニッコリと微笑んだ。
*********
「まっまさか…大聖女さま?」
「しかし大聖女様は50年前にお亡くなりになったはずでは」
ふふふと、マリア・テレザは笑いながらゴン蔵と田吾作の手を引きお店の中へと引き入れた。
「あらあら、あのやんちゃ坊主だったゴンちゃんがすっかり大人になって」
「いっいえ、その説は大変ご迷惑をおかけしまして…」
「田吾っちゃんは、悪いお手々は治ったのかな?おねーさんのお尻ばかり触ってたこのお手々は」
「はっはい、それはもう今は心を入れ替えて清らかな心で日々過ごしています」
ゴン蔵と田吾作は脂汗を吹きつつ借りてきた猫のように大人しい2人は出されたお冷をちびちびと飲んでいた。
「お客様、お帰りで~す。2人ともまた来てね」
「「イエス!マム!!」」
ごん蔵と田吾作が”いかがわしいお店”で見たのは50年前に見た大聖女だった。この驚愕の事実はとある村の人たちを震え上がらせた。
ある者は事実を受け止められず、ある者は開きなおりやけっぱちになった。
そんな時、マリア・テレザを復活させたのが
「