テイマーとは自身は戦わず、獣魔を使役して狩りをする冒険者の事である。
それだけにティムする魔物次第で狩りの成果が大きく変わるのだ。最近ではティムする時に
テイマーの
「この10階層はアンデッドが出るから聖属性の武器を持っていない冒険者はここで引き返すんだよな、でも…」
厚地田が相棒のチワワンを振りかえって親指を立てた。
「俺には
アンデッドの大群にチワワンが猛然と襲いかかった。 ガウウゥ!!キャン キャウン!!
「わーチワワン、おのれ!俺のチワワンになにをする!!」
ブウン!ヒュッ!! ドゴォオン!!!
厚地田がモーニングスターをぶん回してスケルトンの大群をぶっ壊していく。
スケルトンの歩みは遅いが数が尋常ではない。厚地田がモーニングスターを降りまわすたびに数十のスケルトンが吹っ飛んでいく。
「チワワンちゃんだいじょうぶでちゅか!?」
厚地田は極度の獣魔可愛がりだった。チワワン専用の洋服に専用のチワワン小屋、狩りの時は危ないからと言う理由で、チワワンを抱き抱えながら魔物を屠っていた。
テイマーの意味は?と以前聞かれた時は"心の支え"と言っていた。
そんな彼の元にサムがテイマーになりたいから弟子にしてくれと言ってきた。
「いいか、テイマーに一番重要なのは"親密度"だ、獣魔と寝食を共にして心を通わせてこそ一人前のタイマーになれる」
「心を通わせる…」
「じゃあ次は、パートナーだ。一緒に戦ってくれる相棒だぞ、しっかりと考えて選ぶんだ」
サムが選んだのは子猫の獣魔だった。と言うのもサムが選んだのは"イタズラ子猫"と言うすばしっこいが戦いには向いていない獣魔だった。
「本当に
「
「ああ、"絶対服従"と"視覚共有"だな、だが獣魔と心を通わせるなんて余程のテイマーでないと無理だ。俺もまだそのレベルになってないし」
しかしサムはチワワンと心を通わせることに成功していた。
「やった!ついにやったぞ!!よし…」
「きゃあ、可愛い!」
「ニャンコちゃん何処から来たの?」
村の女の子が子猫の獣魔に群がっていた。
「あっこら!いたずらさんね、お姉ちゃんの事好きなの?そんなに見つめて」
「この子臆病なのかしら、やたらと
その後、サムは村の女の子全員からぼこぼこにされ、その後どうなったかは誰も知らない。