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二章 Day23
・青より蒼い夢
→・青より蒼い願い
こちらのストーリーを進行いたしますか?
→はい
いいえ
二章 Day23
~Side 蒼井えりか~
「今日もお疲れ、蒼井」
「はい、茅森さん」
31Aと31Bの合同任務となる、オペレーション・プレアデス。
部隊長の茅森さんとはお話しすることが多くて、仲良くなることができました。とっても面白くて、大切な方です。
「いよいよ明日だな...」
「そうですね。どうか無事に...」
「ああ。人類を救って見せる!」
「...はいっ!」
そしていよいよ、明日はその作戦当日。
蒼井は、皆さんが無事でいてくれればそれでいいと思ってしまいますが、茅森さんのやる気を見てると、蒼井も頑張らないとって思わせてくれますね。
いちごさんたちが見当たらないのが不安でしたけど、元気を貰えた気がします。
「しっかし、蒼井が元29Aの部隊長だったなんてなぁ」
「まあ、大したことはできませんでしたけど...」
そして蒼井の過去も、いちごさん達から聞いたようです。元29A唯一の生き残りが私、蒼井えりか。
結果、後輩たちに引き継いだ世界の現状がこの様で、先輩としては情けない限りです...
「ねーねー、なら
「うぐっ!? 茅森さん! からかわないでくださいっ」
「えー、何でさー。いいじゃん蒼井先輩~」
「茅森さんから先輩呼びされると、とても照れくさいですっ」
こう、首筋がムズムズしますっ。
「蒼井先輩、今日も頑張りましょう!」
「いや、あのっ」
「蒼井先輩、お荷物お持ちします!」
「何も持ってませんっ」
「蒼井先輩、お茶飲みますか!」
「自分のがありますっ」
「蒼井先輩、笑顔がかわいいですね!」
「にへぇ...ではなくてですねっ」
「蒼井先輩、今日のパンツは何色ですか!」
「しっ...! 何聞いてるんですかああああああ!?」
「いやー、流れで行けそうだなぁと思って」
「行けそうじゃないですっ」
びっくりドキドキしました...顔が真っ赤です...!
「あと先輩呼びはよくないと思いますっ」
「何でさー。全国の皆が蒼井先輩を待ってるよ?」
「待ってませんっ」
「あーあ、蒼井の後輩になりたいなーって」
「いませんっ」
「放課後に部室行ってさー」
× × × ×
「ういーっす」
「遅いぞ茅森っ、明日は大事なライブなんだからっ」
「ごめんって。代わりに授業中は頭の中で何十回も弾き語りしてたから許して」
「授業中は授業を受けなさいっ。赤点になるぞっ」
「蒼井先輩は全科目百点だよね? 今度勉強教えてっ」
「それは今度っ。今はライブのリハーサルをするよ、茅森っ」
「おう!...それでは、聞いてくれ!」
「聞いてください!」
「「Dance! Dance! Dance!」」
× × × ×
「蒼井がボーカルやってるーー!?」
「うん。蒼井の歌とか全国皆が待ってるから」
「そんなことありませんっ、茅森さんの歌声のほうが絶対にいいですっ」
「うーん、他の部活でもいいなー」
「話を聞いてくださいっ」
× × × ×
「ほっ、よっ」
ボールが手に吸い付いた。
行ける! ステップバック! スリーポイントシュート!
「はっ!」
「はいっ!」
パシッ!
「あー! またシュート防がれた! 蒼井部長ディフェンス上手すぎー!」
「ふふふ、茅森の動きは全部覚えてるから」
そんなー!
完璧なフェイントが決まったと思ったのにー!
「いやー、流石は"無敵"の蒼井部長だ」
「攻撃では"二刀流"の茅森に抜かされちゃったけど、こっちは負けないからっ」
右手と左手、どちらからでもシュートを放つ"二刀流"でエースのあたし。
相手の癖や動きを完璧に覚えて読みきる"無敵"の蒼井部長。
今年は全国を狙っていた。
「よーし攻守交代だ。あたしだって蒼井部長に負けてばかりじゃいられないぜ!」
「ふふふ...行くよ、茅森!」
× × × ×
「バスケ部!? しかも蒼井が部長にされてます!?」
「蒼井は絶対に部長だよ?」
「しかもちゃっかり茅森さんもエースになってる!?」
「まあなれそうだから」
なれそうですね...!
「じゃなくて! 今はもう蒼井も31Bですから、同期です! せっかくここまで親しくしてくださったのに、今から先輩扱いは嬉しくありません!」
「ん、じゃあ仕方ないな。これからもよろしくな蒼井」
「はい、茅森さんっ!」
うん、今はこっちのほうが俄然しっくり来ます。
「てなわけでさ。ちょっとアリーナ二人で行って訓練してみない?」
「どういうわけで!?...でも、蒼井もこの振り回されてばかりの鬱憤を晴らしたいですっ」
「よっしゃ!」
もう。
茅森さんには乗せられてばかりですねっ。
× × × ×
~Side 蒼井えりか~
「ふーっ、やりきったー!」
「お疲れ様です、茅森さん」
「ん、蒼井もお疲れー」
アリーナでの訓練が終わりました。体を動かせて、満足です。
蒼井と茅森さんで、時計塔前のベンチに座ります。
「元29A部隊長っての聞いた後だと、明らかに蒼井の練度が高いのが見てわかるな」
「そんな、むしろ茅森さんのこの短期間での伸びの方が、蒼井には凄く見えます」
「あたしはまあ、みんなのお陰だよ」
「それなら、蒼井もです」
蒼井がしっかりしてないから、いろいろな問題が起きてしまってますから...もっと蒼井が頑張らないと...!
「なあ蒼井。ちょっと気になっちゃったんだけど」
「はい、何でしょう」
「...辛いことを聞くかもだけど、29Aの頃からのお知り合いとかって誰もいないの?」
「...お気遣いは大丈夫です。どうせ、全部覚えていますから。
それに大丈夫です。何人かいらっしゃいますよ」
「そうか、よかった」
...そうです。全部覚えています。
「それこそ、樋口さんは蒼井の頃から既に研究者として働いていたようです。直接お会いしたことは無いので、話に聞く程度でしたが...」
「へぇ~、やっぱひぐみんって長いんだ」
ひぐみん。
茅森さんは本当にユニークなあだ名をつけますね。凄いです。
「茅森さんは樋口さんとも仲良しなんですか?」
「うん。この前は首の匂いを嗅がれたよ?」
「どんな関係ですか!?」
急にフェチズムの公開!?
別のベクトルでドキドキさせられるのですが!?
「なんか、お前は私たちとは違う気がしたとか何とか」
「だからって匂いを嗅ぐのはどういう...?」
「別にみんなと同じシャンプーのはずなんだけどなぁ~。蒼井も嗅いでみる? 首のこのへんだったけど」
「いやいやいや! 嗅ぎませんっ! 覚えてしまうじゃないですか!」
「いいじゃん。寂しくなったら思い出して?」
「思い出すにしても、もっとこう楽しい思い出とかそういうのにしますっ!」
部隊員の思いもよらないフェチズムを聞いてしまいました...今度からどんな顔で見ればいいのか...
「樋口さん以外だと...あっ、ショップ店員の方はご存じですか?」
「ああ、マリーか。めっちゃ知ってる」
「そうです、佐月マリさん。
あっ、そういえば彼女は31Cで、31Aの茅森さん達は新宿の日に合同任務で出撃していましたね」
あの日、朝から緊急で呼び出しがあって、新宿の現地に出撃したのが31Aと31Cでした。
蒼井たち31Bは基地周辺の防衛くらいのものでしたので、凄いことです。
「まだ訓練開始から間もない時期に激戦区へ出撃して、両部隊ともに大戦果を挙げて全員無事に帰還。素晴らしいご活躍でした」
「いやいやいやぁ!」
「しかも31Aはスラッグ系の大型キャンサーの討伐に成功。エースの斬り込み隊として、あまりにも華々しい初陣です!」
「いやいやいやぁ!
いや、あたし達のことは置いといていいから。褒められて嬉しいけど」
「そうでしたっ」
いけないいけない。
でも、かつては一応蒼井もAだったものですから、同じAの茅森さんたちのご活躍は本当に嬉しいんですっ。
「えーっと、佐月マリさん。
彼女は蒼井がいた頃からショップ店員さんとしてお世話になっていた方ですね」
「そっかー。マリーはずっとセラフ部隊を支えてきてくれてたんだな」
「はい。欲しいものが必ずあるので、とても助かりました。軽食とか包帯、湿布などよく買ってました。最近はいちごさんの焼きそばパンなど」
「あ~、走ってたね~蒼井」
「佐月さん、最近はわたしが走って売店に行くと、既に焼きそばパンを手に取りやすく置いてくれてたんですよね」
「それを走りながら掴みとり、すれ違い様にGPを入金。
鮮やかな連携、両者互いにサムズアップ。
触れることも語ることも無いが~♪ 二人の間には確かな絆が~♪」
「茅森さんの生作詞だ!」
茅森さんは何でも自分の音楽に変えれるんですね。流石です。
「あたしはナービィ通りの本店にお世話になるな~」
「茅森さんは変わったものも買ってそうですね!」
「そんなに買ってないよ~。ライブ用の備品とか、忍者用グッズとか、猫用のサバ缶とか、よっつん用のコーラとか」
「セラフ部隊としての品が一つもありません...!」
いつもお世話になってます...!
「あと、ジムでお会いしたときにも話しましたが、ビャッコも蒼井より先輩さんです」
「そうだったね。よーし、今度からビャッコ先輩ってお呼びしたほうがいいかな?」
「ふふっ、そうですね。
でも、ビャッコはあまり喜ばないかも。茅森さんは普段通り、裏表や気遣いなく、楽に接してくれる方がビャッコは好きでしょうから」
「そうかも。また距離が空いて孤独のランナウェイするのは勘弁だな...」
ビャッコは、戦闘中は歴戦の猛者というところですが、普段からピリピリしてるのは好まない方ですから。上下関係とか好きでは無さそうです。
...歴戦の猛者か。一人思い出した方がいらっしゃいますけど、話してもよいか微妙なので、話さないでおきましょうか。
「あとは...」
「ん、もう少しいる?」
そして、もう一人。
話すかどうか、ずーっと、ずーーっと迷っている方がいます。
蒼井の知っているあのひとは、もう過去の存在なのかもしれなくて...でも今も確かに生きている...そんな方がいるのです。
「...一人、蒼井と仲良くしてもらっていた友達がいるんです」
決心して、話すことにしました。
勝手に名前は出さないように。最も、茅森さんなら気づいてしまうと思いますけど。
「へぇ~、いいね、友達」
「はい。蒼井とその子は、
「...おサボり友達?」
「はい」
改めて、腰を下ろし、星空を見上げて思い出す。
語るのは懐かしいあの日々。
あの頃の蒼井にとって、数少ない安寧の記憶。
「昔から、29Aの頃から、蒼井はあまり戦うのが好きではありませんでした。
でも当時は、安全圏が押され続けていた頃で。セラフ部隊の皆でドームと安全圏を守ろうと必死で。
蒼井たち29Aは当然、毎日が最前線でした」
来る日も来る日も。狂暴なキャンサーとの命の奪い合い。
出撃して、キャンサーを掃討して、帰って訓練して、明日また出撃する。その繰り返し。
「守りたいから、安寧が欲しいから。
そうして戦い続けましたが、戦い続けるほど、安寧が遠ざかっていく日々だったのです。
蒼井の仲間は、当時のAになるくらい、とても強い方々だったので。期待と共に最前線に送り出される毎日でした」
「......」
キャンサーがいて。
日々があって。
仲間がいて。
けれどもその全てが、蒼井を最前線に送り込む存在だった。
「ある日、もう出撃するのがイヤになり、訓練するのがイヤになり...蒼井は軍人として向いてなかったんだと思って、日課だった夜のアリーナの個人訓練をおサボりしたのです」
「その頃からいつも一人でアリーナに通ってたんだ」
「はい。それくらいしか蒼井には出来ませんから。
そしてその日、同じおサボり仲間に出会ったんです」
× × × ×
「...あ」
「...ふん...」
あの日、蒼井はとにかくアリーナから離れたくて、反対方向の、今ではジムなどがあるほうの人気の無い林に入り込みました。
そこに、先に寝そべっていた子がいました。
「...すみません、お邪魔でしたか?」
「...委員長」
「...はい?」
「よりにもよって委員長に見つかるとか、今日のあたしついてないな~」
「委員長?」
どうやらその子は、当時29A部隊長の蒼井を"委員長"として見ていたらしく、最初はそう呼ばれていました。
「あーあ。サボりがバレちゃった~。あたしには逃げることしか能が無いっていうのに~」
「...ここでは、毎日サボりを?」
「そうだよそうだよそうですよ~。
でも委員長に見つかっちゃったから、明日からは場所を変えま~す。すみませんでした~」
そして、その子は蒼井がサボりを手塚司令官に報告するものだと思ったようで、立ち去ってしまうところでした。
...おサボり、ですか...
「あのっ!」
「ひゃい!? な、なに!?」
思わずその子の肩を叩いて、話しかけたのです。
「このことは誰にも言いません。
なので、明日から蒼井も、ここに居させてもらってよろしいでしょうか?」
「...へ?」
その日から、蒼井は日課のアリーナ訓練を止め、おサボりすることにしました。
「こんばんは」
「...本当に今日も来たし、昨日は誰にも怒られなかった...なんで?」
「えーっと...サボりたいから?」
「...あなた、本当に噂に聞く委員長さん?」
「すみません、その委員長さんというのがわかりませんが、蒼井は蒼井えりかです」
「...あたしの名前は、―――」
「おはようございます」
「...ん、おはよ」
「...えっと、今から走りに?」
「...まあそうだね」
「蒼井も着いていきます!」
「...好きにしたら」
「......」
「......」
「....本当に着いてくるし、何も聞かないんだね」
「えっと、お邪魔になったら悪いですし、それに...」
「それに?」
「...何も考えず、ぽかーんとしながらただ走るのも、悪くないなーって」
「...くっ、アハハハッ! それもそうだね!
言っておくけど、あたしの体力と速さは凄いからね! ぽかーんとしてて着いてこれるかな!?」
「...望むところですっ!」
「おつかれさま~」
「お疲れ様です」
「今日は安かったら金平糖買ってきたよ!」
「ありがとうございます。
はむっ...美味しいですね」
「でしょ~? あたし大好きなんだよねっ」
「蒼井も大好きです!」
「そうなんだ、やったね! アハハッ!」
「ふふっ...誰かが訓練してるかもしれない時間に、おサボりしてお菓子を食べるなんて...」
「どう?」
「最高ですねっ!」
「でしょ~!? アハハッ!」
全てが戦場に駆り立ててくる蒼井にとって、彼女とあの場所は唯一、蒼井が戦場から離れていられる、まさに安寧の地でした。
嬉しいことに、個人訓練はおサボりしちゃいましたけど、戦果は上向いたのです。いい休養になっていたのだと思います。
部隊員からも、部隊長が最近笑顔が増えて良かったって、最近根を詰めすぎていたからどうしようかと思っていたけど、良かったって、言ってもらえました。
その事を彼女に話したら、
「だろ~? 時には逃げるのも悪くないんだよ~! えへへっ!」
って、可愛く笑ってくれました。
蒼井も嬉しくて、一緒に笑って、
そんな日々は、炎に包まれて、遠くへ行ってしまいましたけど。
× × × ×
「...ごめん、やっぱり辛いこと思い出させちゃった」
「いいえ。蒼井がお話したかったので、大丈夫です。
その子との日々は、蒼井にとって宝物で、辛い記憶ばかりの中でも眩しく煌めく安寧の記憶なのです」
「そういうの、大事だよな」
「...今でも蒼井は、あのおサボりの時間を求めてしまっています。空想の世界に逃げ込んで、ぽかーんとしてしまうのがその証拠です。蒼井の心が弱いから...」
あの安寧の日々は、もう無いのです。
時は流れ、今の蒼井は31B。
新しい仲間と事実上の後輩がいて、守らなければなりません。でないとまた蒼井のせいで、あの惨劇を繰り返すことになってしまう。
蒼井はもっと強くならなければ、もっと頑張らなければ。より厳しく己を律し、ちゃんとしないと。
それこそあの子に言われた"委員長"のような存在に。
「ん? でもその子は今も生きてるんだよね?」
「はい。惨劇の時、彼女は蒼井の側にいました。そして上手いこと蒼井の盾の内側に逃げ込めたようです」
「よかった...今は話したりしないの?」
「...最初にあの子と会ったときは、話しかけようとしました。コッソリ後をつけて、いつ話しかけようかなって悩んだ時期もありました。けれど...」
蒼井も、久々に再開して、お互いの無事を祝って、またあの場所でおサボりしたかった。
けれど、彼女は変わっていた。
「元からひとと接するのが上手な方ではありませんでしたが、久々にお見かけしたら、昔以上にひとと接するのに抵抗ができてしまったようで。
けれどそんな彼女が、気づいたら自ら進んでひとに話しかけるようになっていた。恐怖から逃げずに向き合っていた。
それだけじゃなく、毎日アリーナで訓練するくらい、懸命に頑張っていたのです。ふらふらになって、途中で介抱されてしまうくらい努力をしていたのです」
「おサボり好きだったその子が?」
「はい。ひとが変わったようでした」
本当に、ひとが変わったようだった。
本当はひとと接するのがとっても辛いはずなのに、自分から話しかけて、明るく振る舞って、よく笑っていた。
「彼女も惨劇を生き延び、逃げることを止めて努力し、明日を見るようになったんだと蒼井は思いました。
そして、成長した今のあの子に、あの頃のおサボり仲間の蒼井が話しかけても、お邪魔してしまうなって思ったのです」
「...なるほどな」
蒼井があの子に求めているものと、あの子が求めているもの、それがまるで反対のものだと理解した。
故に、距離を取ることに決めた。
彼女のためにも、そして自分のためにも。
そうです。いちごさんとすももさん、そして31Bの皆さんや後輩たちのためにも、かつての弱い自分は捨てなければ。
「安寧の記憶は過去に。今と明日を蒼井も生きようと、あの子に気づかされました。
だから、次にあの子と会うときは、何か大事なものを守れたって胸を張って言えるくらい、蒼井が強くなってからですっ」
そう、あの日の金平糖にも似た夜空のお星さまに、誓ったのだ。
× × × ×
~Side 朝倉可憐~
「アリーナでの訓練中だったはずなのに、気がついたらこんなところで...」
訓練前、いつも通りセラフィムコードを唱え、カレンちゃんに意識を任せた。
そして目が覚めたら、時計塔の後ろ側の物陰。なんで?
しかも、蒼井さんと月歌さんが大事そうな話をしてるから、お邪魔しそうで出るに出れなかった。
「流れでお話聞いちゃった...」
結局、盗み聞きする形になっちゃった。
蒼井さんの言ってた子は、多分キラちゃんのことだよね?
...キラちゃんは、強いな...
「...あたしにも、何か...」
戦闘は、殺人鬼であるカレンちゃんにお任せ。
軍の期待もカレンちゃんに向けてなんだから、それでいい。
本当にそうだろうか?
過った疑念は、寝ても覚めても消えなくなった。
【シークレットミッションを達成いたしました】
⭐️第二章Day23終了時において、日景綺羅がセラフ部隊として生存し、オペレーション・プレアデスに参加している。
⭐️日景綺羅が適正試験を合格している。
⭐️日景綺羅との絆Lv2以上。
⭐️・青より蒼く、煌めく願い の交流を完了。
【下記の報酬を獲得いたしました】
・クォーツ×1000
・スキルガイド×1
・錆びた扉の鍵
?「おや、珍しいものを手にしたようだね。その鍵を手に入れたのは君が初めてだ」
?「君はその鍵を使うこともできるし、使わないこともできる」
?「使わなければ、みんなが通る道を君も行くことになるだろう。それはそれで、悪くない結末を迎えられるはずだ」
?「しかしもし君が、そちらの道に不満があったり、"もしもこういう未来があれば"と
?「その鍵を使い、新しい扉の先の未来を覗いてみることを、お勧めするよ」