一条煌めく希望の星   作:木工用

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Day7・Day8 31Cと星の子

 

 

 

「お! いたいた! 手塚さんの前で31Aに喧嘩売った面白い部隊⭐️よーし!」

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 Day7

 

 ~Side 山脇・ボン・イヴァール~

 

 

 

「うぅ~...山脇様、今日の世界征服は大変だったでゲス...あちき疲れたでゲス...」

「あぁ~...私も疲れたわ豊後...」

 

 うぅ...体のあちこちが痛い...

 トランスポートとやらも慣れない...ちょっと酔った...

 

「でもこれでまた一歩、31Aに近づいたってもんよ」

「流石、山脇様でゲス! 山脇様は最強でゲス!」

「おーっほっほっほ!」

 

 でも、頑張らなきゃね...

 この大切な豊後のために...

 

「仲良きことはいいことかな...」

「...なんかお前、ちょっとコワイな...」

 

 えーっと改めて、ピンク髪の人が桜庭で、ちっこいのが天音。

 

「慣れない動きは辛いでござるなー...」

「カフェテリアで美味しいものをいーっぱい食べやがれ♪」

 

 黄色い忍者が神崎で、可愛いのが佐月。

 ...学校の班ですら上手く馴染めなかった私が、まさか部隊長だなんて。こっちも頑張らなきゃ...

 

「そうね。

 桜庭、天音、神崎、佐月、そして豊後! 皆でカフェテリアで美味しいもの食べるわよ!」

「はい」

「うむ」

「ええ♪」

「はい! でござる!」

「やったー! でゲス!」

 

 皆で美味しいもの食べて、明日もがんばりましょ!

 

 

 

 

 

 

参⭐️上!

 一条煌めく流れ星! キラちゃんです! キャハ⭐️」

 

 

 

パシャッ!

 

 

 

 

 

 

「うわっ!?」

 

 突然上から降ってきてなんだコイツ!?

 しかも写真撮られた!?

 

「貴女は、昨日もいましたけど、入隊式のときにも写真を撮ってらした...」

「うむ。あのちっこい奴だな」

 

 ちっこい天音がちっこい奴をちっこいって呼んでる...

 

「お前もちっこいでゲス」

「お前もだろーー!!」

「やめろでゲス!

 ヘルメットをグリグリするなでゲス!」

 

 豊後のヘルメットをグリグリする天音。あんたら仲良いわね...

 

「軽々とした身のこなし...! お主、もしや忍者でござるか!?」

 

 目を輝かせてる神崎。こいつは口を開けば忍者のことね。

 

「えーっと、いや...」

 

 佐月は意外とこういうとき口が少ないのよね。迷ってるのかしら?

 

「で? いきなり来たあんたは何者? 何が目的?」

 

 ちょっと距離を取って話す。

 こういうのはちょっと近寄り難い...

 

 

 

「同期として挨拶に⭐️

 あたしは31Kの日景 綺羅(ひかげ きら)! 残念だけどニンジャじゃないぞ⭐️

 キラちゃんって呼んでね⭐️はいチーズ♪」

 

 

 

 

パシャッ!

 

 

 

「また勝手に写真撮ってる!」

 

 いちいち不意打ちでカメラが光る。変な顔になってたらどうしてくれるのよ!

 しかも今、訓練後だからちょっと髪ボサボサだし!

 

「昨日は凄かったね⭐️31Aに宣戦布告しててさ! 山脇ちゃんと豊後ちゃんだったっけ?」

「山脇様を馴れ馴れしく呼ぶなでゲス!」

「そうよ! あたしこそが世界を滅ぼすマッドサイエンティスト、山脇・ボン・イヴァールよ! 覚えておきなさい!」

 

「ニンジャの神崎アーデルハイドでござる!」

「佐月マリです♪ ショップ店員をしていますので、ご贔屓に♪」

「...桜庭星羅です。占いは1GPになります」

「...天音だ。研究の続きをさせてくれ」

 

 ったく...セラフ部隊ってなんでこんなに個性的な奴が多いのかしら!

 

「みんなもよろしく! 写真は現像できたらあげるからね~♪

 じゃあまたね! キャハ⭐️」

「あっ、ちょっ、待っ」

 

 速っ!?

 えっ、速っ!?

 

 凄いスピードで走っていった...

 

「やはり忍者なのでは...!」

「いや...ええっと...」

 

 というか、写真!?

 現像したらくれるって!?

 ま、まずい...! 豊後に見られたら...!

 

「ええい! とりあえず飯! 食べるわよ!」

「はいでゲス!」

 

 ああもう、豊後に見つかる前に私が貰わないと...!

 厄介なやつねアイツ...!

 絶対にキラちゃんだなんてふざけた呼び方してあげないんだから...!

 

 

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

 

 

 

 

 Day8

 

 ~Side 豊後弥生~

 

 

 

 

 

「そこだ、豊後! 外殻をブチ破りなさい!」

「ブチ破るでゲス! やあああああ!!」

 

 

 

 パキィン...!

 

 

 

「やるじゃない豊後! 撃破完了よ!」

「やったでゲスー!」

 

 今日は朝から、山脇様と一緒に遊べてるでゲス!

 山脇様がくれた新しいブキで、新たなる世界征服の邪魔物をボコボコにするでゲス!

 あちきにかかれば、ちょちょいのちょいでゲス! なんか新しいしもべが増えてるみたいでゲスが、山脇様の一番はあちきでゲス! けっひっひ!

 

「よーし! 朝の特訓も終わったし、いよいよ午後はダンジョンよ! 私たちにとって初めての実戦なんだから、気を抜くんじゃないよ!」

「お前ら! もっと気張るでゲスよ!」

 

「ほどほどに頑張るでござる」

「がんばります♪」

「実験に戻りたいんだが」

「...急いては事を仕損じる」

 

「もっとやる気出せーーー!! 豊後! お前もね! 頑張るのもそうだけど、奴らは本気で襲ってくるから、ケガとかしないように気を付けるんだよ! ケガしたら真っ先に言うこと、いいわね?」

「はいでゲス!」

 

 あちきの心配をしてくれる山脇様はとっても優しいでゲス! あちきももっと頑張るでゲス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーっ! たくさん食ったねぇ!」

「美味しいもの、いっぱい食べたでゲス! 元気モリモリでゲスよ! けっひっひ!」

 

 お昼ごはんを食べて、あちきも山脇様もダンジョンとやらに行く準備は万端でゲス!

 これなら今日中に世界滅ぼせるかもでゲスね。恐れおののくでゲス!

 

「さーて、ヘリポートはあっちね...天音が実験終わらせてからとか言ってたから、呼んでこないと...」

「山脇様の手を煩わせるとは、あのちっこいのはしもべ失格でゲス。破門にするでゲス」

「そうねぇ、でも貴重な戦力だし、大目に見てあげるわ。世界征服のためには多少の部下のわがままくらい聞いてあげるのがマッドサイエンティストの嗜みよ!」

「流石でゲス! 山脇様は偉大な天才マッドサイエンティストでゲス!」

 

 

参⭐️上!

 一条煌めく流れ星⭐️日景 綺羅(ひかげ きら)ちゃんでーす!」

 

「うわ、でた」

「何者でゲス!?」

 

 

 木の上から突然降ってきたでゲス!?

 こいつ、チビなのになかなかやるでゲス!

 

「露骨に嫌な顔しないでよ、山脇ちゃん⭐️」

「日景、昨日といい今日といい、31Kは一人部隊って聞くけど、何なの? 暇なの?」

「辛辣⭐️でも強ち間違いじゃない⭐️

 他の31系部隊も徐々にアリーナの訓練始めてるから、使わせて貰えないんだよね~、今は31Fが使っててね」

「へぇ~、他の奴らもね。やるじゃない。

 けど、今日からあたしらは一足先にダンジョンとやらに実戦に行くのさ! 適正試験も、クロックポジション訓練も、終わらせたのは我ら31Cが同期最速!

 つまり、私たちこそがAの文字を背負うにふさわしいってこと!」

「その通りでゲス! 山脇様は天才マッドサイエンティストなんでゲスよ!」

 

 世界を征服するのは、あの31Aの奴らでも、キャンサーとかいうザコでもなく、あちきたちでゲス!

 

「すごいすご~い⭐️

 豊後ちゃんも、昨日ぶり~⭐️キャハハ⭐️」

 

 ん?

 

「何を言うでゲスか。お前のことなんて知らないでゲス」

「はえ?」

「そ、そうよ豊後! こ、こんな奴放っておいて、早くダンジョン行くよ! 自称31Aのあいつらより先にね!」

「はいでゲス!」

 

 そうでゲス! よくわからないでゲスが、ダンジョンとやらに遊びに行くでゲス!

 きっと、新しい公園か何かでゲスかね! 楽しみでゲス!

 

 

「あ、31Aなら、さっきもうヘリ乗るとこだったよ⭐️」

「なんでそれを先に言わないの!? やっば! 早く天音を呼びに...!」

「わしに何か用か?」

「居るなら先に言いなさいよ!? まあいいわ、なら他の皆を呼びに...!」

「拙者もいるでござる」

「私もいます♪」

「私も、ここに...」

「全員いる!? まさか待たせてたのは私たちのほうだったってコト!?」

「アハハハ⭐️面白ーい! 記念に写真撮るよ! はい、チーズ⭐️」

 

 

パシャッ!

 

 

「撮ってる場合かあああああああ!!」

「山脇様! 急ぐでゲス!」

「ああもう! そうだね! 行くよ皆!

 あんた、昨日のもそうだけど、写真はできたら絶対に私のとこに持ってきてね! 他の誰にも渡しちゃダメだからね! わかった!?」

「?...はいよ⭐️」

 

 誰かわからない星のチビのことは置いていって、急ぐでゲス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー! 今日も楽しかったでゲスね!」

 

 ダンジョンとやらは、暗い洞窟の中だったでゲス!

 邪魔してくるキャンサーをいっぱいとっちめて、あちきはへとへとでゲス。

 でも、山脇様から頼まれたものを買わないとでゲス。

 

「す...しお...くえんさん...じゅーそー...す...しお...くえんさん...じゅーそー...」

 

 こうしてれば忘れずに済むでゲス。

 

「どうした? ダンジョンでなんかあったか? なんでそんな意味不明な言葉を発して弾丸のように彷徨ってんだ」

「話しかけるなでゲス!」

 

 お前は! 昼に見た怪人目隠れ女!

 31Aとやらのリーダーで、山脇様最大のライバル!

 

「いや、心配してるんだけど」

「山脇様のお使いの品を忘れてしまうでゲス!

 は! そのせいで忘れてしまったでゲス...」

 

 あ~! 終わりでゲス...

 

「確か、豚肉、じゃがいも、玉ねぎ、しょうゆ、砂糖、みりん」

「ありがたいでゲス!」

 

 お~! こいつ、意外といいところもあるでゲスか!?

 

「違うでしょ茅森ちゃん⭐️

 チーズ、ベーコン、ほうれん草、かつお節、黒胡椒だったよ⭐️」

「お、キラりん」

「出やがったでゲスね、チビ!」

「豊後ちゃんよりは身長あるぞ⭐️」

 

 チビがまた上から降ってきたでゲス! こいつは怪人チビ女でゲスね!

 

「ぶんちゃん、あたしのほうが正しいからね」

「いやいや、あたしのほうが正しいぞ⭐️」

「くっ...! どっちが本当の事を言ってるかわからないでゲス...!」

「さあ、ぶんちゃん...」

「豊後ちゃん...!」

「「本当のこと言ってるのは、どっちだ!?」」

 

 

 

「どっちも違うわーーーー!!!」

 

 

 

「ワッキー?」

「山脇ちゃん⭐️」

「山脇様!」

 

 困ってたことろに、山脇様が来てくれたでゲス!

 聞けば、今回のお使いはテストだったみたいでゲス!

 他人にほだされてたら、あちきもまだまだでゲスね...

 

「さあ、帰ってお風呂に入るよ、豊後!」

「はいでゲス!」

 

 ふん、こんな悪い奴ら放っておいて、山脇様とお風呂でゲス!

 楽しみでゲス!

 

 

 

 

 

 

「ねぇさあキラりん。その茅森ちゃんっていうの、やめてほしいんだけど...」

「ん? お気に召さなかったんだ。ごめんごめん⭐️

 じゃあ、天才ミュージシャン茅森様でいい?」

「ぶんちゃんとワッキーみたいになる!? なんか違う! 普通に月歌でいいよ」

「ん~それは止めておく⭐️和泉ちゃんに悪い⭐️」

「...なんで?」

 

 

 

 後ろからあいつらの言い争う声が聞こえるでゲス。そのまま相討ちになればいいでゲス。けっひっひ。

 

 でも、もし遊びが終わったら、ボンちゃんと一緒に仲良くしてくれたら...いいなぁ...

 

 

 

 

 

 

 

 

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