文書データ:ルカの傭兵活動ログ   作:上代わちき

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ログ4「現地抵抗勢力」

 

 

 

◆1「解放戦線」

 

 俺達独立傭兵は、基本的に企業の依頼で仕事をしている。

 ベイラムやアーキバスに雇用されて、現地抵抗勢力「ルビコン解放戦線」を攻撃するというのが、俺達の日常だ。

 例外も少なくないがな。

 

 だがここ最近、その解放戦線も独立傭兵を雇用する動きがあるようだ。

 

 

 

 ルビコン解放戦線は、文字通りルビコン星内勢力だ。

 RLFという略称を持つようだが、このログでは「ルビコン解放戦線」や「解放戦線」と呼称する。

 

 奴らの目的は不当に侵略してくる企業勢力を排除して、コーラルの利益を独占すること。

 故郷が戦場になってしまった……というと悲劇性があるが、その本質は俺達と大差ない野蛮人ってわけだ。

 だからその性質上、コーラルの危険性を監視・封鎖に徹する惑星封鎖機構とも敵対している。

 

 

 保有拠点は、交易の要衝である「壁」、ライフラインを担う「ガリア多重ダム」、そして移動拠点「ストライダー」が主要だ。

 いずれも企業にとっては目障りな存在だ。

 現在の勢力図では、解放戦線は立派な脅威というわけだ。

 

 

 ただし。

 ルビコンが封鎖されてきた歴史の都合上、奴らの使う星内企業製兵器は企業と比べて劣っている現実がある。

 特に、耐EN防御には難がある。

 

 だからこそ、独立傭兵でそこを補いたいのだろうな。

 

 

 

 逆に言えば、奴らや奴らの拠点を叩くならEN武器はいい相棒になる。

 独立傭兵にとってEN武器といえば、アーキバスだ。

 

 レーザーライフルやハンドガン、それからEN武器適性に優れるジェネレータ。

 どこかのタイミングで、これらアーキバスのパーツを入手しておきたいものだ。

 

 

 

◆2「インデックス・ダナム」

 

 解放戦線の一員についての動向を知ることができた。

 

 

 インデックス・ダナム。

 ルビコン解放戦線のゲリラ指導者の一人だ。

 

 もともとはグリッド建造に携わる職工だったらしいが、惑星封鎖に不満があったようで、その打破を掲げる思想に共鳴して同組織に加わったようだ。

 

 

 AC乗りとしての適性は、仮にも一大勢力の一員であることを思うと著しく低い。

 が、その辺の独立傭兵よりはできるようだ。

 仮にもランク圏内ではあるようだしな。

 

 AC「バーンピカクス」は、BAWSのフレームを採用した二脚機体で、実弾・爆発に対する装甲が堅い。

 武装はバーストマシンガン・小型バズーカ・垂直ミサイルを採用しており、一定以上の火力は有しているようだ。

 MTと大差ないという評価もあるようだが、まぁ油断していい相手ではないな。

 

 

 

 そんな彼だが、最近「ガリア多重ダム」にて姿を確認されているらしい。

 まぁライフラインを担っている拠点であることを思えば、解放戦線としてもAC乗りを派遣するだけの動きを見せるだろうよ。

 件の独立傭兵に対する動きも、このダム防衛の布石かもしれん。

 

 だからか、企業も「ガリア多重ダム」については重い腰を上げる方針のようだ。

 独立傭兵を雇用するのではなく、自社勢力を用いた作戦を展開するという噂が流れているのさ。

 

 

 近いうちに、ダムで大規模な戦闘が起こるかもしれないな。

 

 

 

◆3「ストライダー」

 

 解放戦線に関するトピックはまだある。

 

 べリウス西部ボナ・デア砂丘にて、武装採掘艦「ストライダー」の姿が確認されるようになった。

 ストライダーはもともと資源採掘のための移動拠点なのだが、砂丘で確認された同拠点は全面的な武装化が施されているとのことだ。

 穏やかじゃない。

 

 

 武装ストライダーの特徴は、メインジェネレータに直結された大型レーザー砲台「アイボール」。

 こいつから放たれるレーザー狙撃は、アーキバス製のレーザー兵装とは比べ物にならない精度と威力を誇る。

 並のAC乗りでは消し炭にされるだけだ。

 

 さらに、増設されたサブジェネレータでシールドを展開しているという情報も得た。

 この情報が事実なら、対処は相当面倒に違いない。

 

 

 まさしく、解放戦線による"反抗の要"の一つだな。

 

 

 

 ただし、企業による作戦でこのストライダーに対する補給は断たれつつあるらしい。

 汚染市街での輸送ヘリ破壊任務は、このストライダーへの補給路を断つものでもあったって話だ。

 

 またストライダーの巨大な脚部には、無視できない損傷が確認されている。

 ここを叩けば、ストライダーは脚の一つを失い転倒する。

 奴らにとっては精神的なプレッシャーとなるだろう。

 

 

 

 だからストライダーの乗員は、少なからず疲弊している筈だ。

 こちらも近いうちに、大きな動きがあるかもしれん。

 

 

 

 ※追記

 

 先述したべリウス西部ボナ・デア砂丘では、時折C兵器が現れるっていう噂が流れている。

 ルビコン調査技研の無人兵器だ。

 

 アイビスの火で失われた遺物ってわけだが、動力にコーラルが使用されているせいか半世紀経った今でも動いているって噂だ。

 

 

 人づてで聞いた限り、ボナ・デア砂丘で確認されているC兵器に対しては、ミサイルが特に有効であるという話だ。

 企業の仕事でストライダーを破壊するにしろ、解放戦線の依頼でストライダーを護衛するにしろ、ボナ・デア砂丘に入るならミサイルを持ち込んでおいた方がいいかもしれないな。

 

 

 

◆4「壁」

 

 交易の要衝たる、ルビコン解放戦線の防衛拠点「壁」。

 解放戦線にとって、一番大きな拠点であるといっていい。

 

 そして、企業にとって最も厄介な拠点である。

 

 

 

 「壁」の特徴として、壁上に重武装砲台「ジャガーノート」が配備されている点が挙げられる。

 このジャガーノートは正面の装甲の堅さが指摘されていて、戦うなら背後に回り込む立ち回りが求められるんだが……。

 そもそも近づく前に、壁上からこいつが放つグレネードもまた精度が高いものであるという。

 故にこそ「壁」は、強力な防衛拠点として機能する。

 

 流石に優れた星外技術を有する企業勢力と言えど、そう簡単に攻略できる場所じゃない。

 当面は先述したダムやストライダーを無力化して解放戦線の弱体化を狙うのが、これからの流れだろう。

 

 

 つまりダムやストライダー方面で大きな動きがあれば、今度は「壁」の方で動きが見られるということでもある。

 そうなれば企業によるコーラル探索は一気に進む筈だ。

 

 

 

 いつの間にか汚染市街での小競り合いも落ち着きつつある。

 ここからは、解放戦線の拠点を叩いてどれだけの損害を出せるか……そういう戦場になりつつあるな。

 

 企業が「壁」を攻略するまで、情勢は激しく動くだろうよ。

 

 

 

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