転生したら最強スーパーロボットになった件!【服従の機械首輪で敵をメイド化&ハーレム要員に!美しきメイドを操作して戦う!】   作:幸福野郎

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メイドを操作しようッ!!

「ほああああッ、このフォルムッ!! たまりませんわッ!! こうしてこうしてッ!! ロケットパンチッ!! わああ!! すごいよー!! わーい!!」

 

■ジゼルが、涎をたらしながら狂喜乱舞しているころ■

■カメ朗たちは……■

 

●■▲

 

「よーし、到着だぜ! さあ行くぞリリ!!」

 

「はぁ……。はいはいそうですねー。行きましょうねー」

 

「どうした、元気ないな!! もっと気合い入れろよ!! これからお前の実力を見せてもらう!! だからな!!」

 

「やる気ないの当たり前でしょうが、ご主人様。あと、さっきから熱血キャラになってるわよ。うざい」

 

■カメ朗とリリがいる場所は、館から一五キロほど離れた地■

■ごつごつと岩が突き出た、殺風景な岩石地帯である■

 

「なんで、こんなところに連れてくるのかしら。……どうせならきれいなお花畑にしてよ」

 

「いやいや、確かめたいことがあってなー」

 

「?」

 

 陽気な空の下、歩みを進める二人は、人気のないそこで何をしようというのか。

 リリには分からないが、嫌な予感だけはしていた。

 具体的に言うなら、馬鹿なリーダーの無茶に振り回される部下の気配というか。

 

「館からはなれて大丈夫なのかしらね。連盟が襲撃するかもっ」

 

「それはないだろー。派手に動き過ぎて、ソルジャー(警察的なの)に警戒されているし、そっちとしても動きづらいだろう?」

 

「むむ」

 

「HAHAHA、加えてあの館は要塞級だぜ?」

 

「要塞……?」

 

■カメ朗が少しだけこぼした言葉に、リリは反応する■

■彼は続けて何かを言おうとして、それを止めた■

 

「……まあ、とにかく。せっかくだからメイドをねぎらってやろうかと思ってな!」

 

「それはどうもね」

 

「それほどでもないぜ。仕事の内容はともかく、お前はよく頑張ってるYO」

 

「……」

 

 はははと、笑うカメ朗をぶん殴りたくなるリリではあるが、あとでお仕置きされてしまうためにできない。

 あの、おぞましいお仕置きを。

 今はとにかく大人しくしておこうと、眉間をぴくぴくさせながら彼女は耐える。

 

「お、いたいた」

 

「は?」

 

 何かを見つけたカメ朗の視線を追ったリリは、露骨に顔をしかめた。

 なぜなら、そこにいたのはモンスターの大群だからである。

 

「うわ、まさかお前」

 

「ふふふ、そうだとも。GO!!」

 

 いつのまにかラジコンを持ったカメ朗は、それを操作した。

 すると、当然のようにリリは動き、モンスターへと突っ込んでいった。彼女の表情はめっちゃ不服そうである。

 

「わああっ、この外道ッ!」

 

「お前の戦闘能力を確かめる機会だ。すまんな! おれもこんなこと、やりたくないんだ……!! でも、仕方ないンだよ!」

 

「絶対、お前の趣味でしょうがァ!」

 

■そのモンスターは……■

 

(オークさんお疲れ様)

 

■エロゲーに出てきそうなオーク!■

■鼻息荒く、肥満体型ではあるが力強さも感じる集団!■

 

「ぴゃああああッ!?」

 

「ぶおおおおお!!」

 

「おおおおおお!!」

 

■美少女を見つけ、一斉に突進するオークさん達!■

■あまりの迫力にリリは涙目で叫ぶ!■

■自身に襲いかかってくるモンスターたちは、目が血走っているようにしか見えない■

 

「やだやだやだぁ!? こんなの戦えないわよぉっ!? なんの準備もしてないのにぃ!? せめて予習させて!? 準備大事ッ!!」

 

「問題なっしんぐ! 操作するのはおれだぁ、安心しろォ!! うまく操作すれば本来のスペック超えるッッ!!」

 

「違う意味で安心できないッ!! このクソカメ!!」

 

「格闘ゲームとか結構得意だからッ! おれ!」

 

■得意げな顔で操作を行うカメ朗■

■その態度は、完全にゲーム感覚であるからして■

 

「ああもうッ!! やってやるわ!! オークごとき!!」

 

 きりっと凛々しい顔つきになり、オーク達をにらみつける女魔導師リリ。

 リリの掌から魔導具(ナイフ)が出現し、それを使ってオークたちに攻撃を仕掛ける!

 彼女の速度はそれなりで、オークの動きは結構遅い。

 普通にいけば、そのまま連続で攻撃を当てれそうな速度差である。

 

「っかしーな? 当たんねーぞ?」

 

「な、なにやってんのよっ。へたくそ!」

 

「いやいや。操作性のせいだよこれー。……リリは操作性×。初心者向きではない、と」

 

「人のせいにするなー!! 覚えてなさいよお前!!」

 

 操作が下手過ぎて、何十回も空振るナイフ攻撃。彼女の体は何回も地面を転がっていき、カメ朗は失敗しながらも徐々にコツを掴んでいく。

 それから数分ほど操作練習を行い、ようやくそれなりに動かせるようになる。

 そして、ナイフは正確に敵の喉元を捉えた。

 

「ぶおおおおお!!」

 

「なっ」

 

 しかし、その斬撃はオークの赤色の皮に弾かれてしまう。

 あまりの固さにリリの手はしびれる。

 

「クリムゾンビーストのスキル、【鉄鋼】か! なんか聞いたことあるような気がする!」

 

 オークの一種であるモンスターが持つスキルによって、リリの攻撃は効きそうにない。

 なので、オークの攻撃を涙目でよけるしかない。

 なんとかカメ朗の下手操作でも、リリのスピードのおかげで回避は出来ているが、いつまで続くかは分からない。

 

「よっしゃー! 反撃だ!! 他の攻撃を試す!!」

 

■カメ朗の操作によって、リリの体が攻勢に転じる■

■美脚から繰り出される鋭いハイキックが、オークの顔面を正確に打ち抜いた■

 

「ぐぅっ!? 固すぎて……!! まるで効いてないわねコレッ」

 

「ぶううお!!」

 

「くッ」

 

 蹴り攻撃をモノともしないオークは、彼女の足を掴もうと腕を伸ばす。

 それをギリギリで避けたリリは、かなりのプレッシャーを感じて冷や汗を流していた。

 おそらく、一瞬でも敵に体を掴まれて動きが止まったら、そこで終わるという確信。

 別のオークの突進を回避しながら、彼女はどんどん焦りを強めていく。

 

「どうにかしなさいよ! このままじゃっ!?」

 

「くっそー、うまくいかんな。攻撃力低すぎ!」

 

「悪かったわねッ! このォ! オークなんかに……ッ!!」

 

 リリも負けじと、蹴りやパンチや斬撃でオークの集団を相手取っている。

 彼女の肉体の可能性が表現されたような、その美しい肢体の躍動は、戦闘の中であっても決して色あせない。

 蹴りが炸裂した瞬間の太ももの震えで弾け飛ぶ汗や、攻撃を回避した際の腰の動きとそのライン、激しい運動によって乱れた息の旋律。

 不利な状況ではあるものの、そのメイドの姿は一種の芸術作品のようでもあった。

 

「はぁあ!! くらいなさい!!」

 

「ぶあああお!!」

 

「くッ!?」

 

 とうとう、リリの右ハイキックがオークに掴まれてしまう。

 同時に、他2体のオークの腕が彼女の腰と右腕をがっしりと押さえつけた。あまりのパワーに彼女の背筋が凍る。

 そしてさらに、続々とオークの手が伸びてきて、頭と左足もしっかりと固定される。

 

「このっ!! このォ!!」

 

 残った左腕で必死に抵抗するリリだったが、オークは容赦なくその腕も拘束した。

 全身を掴まれたリリは、そのままバンザイ+若干のM字開脚のようなポーズで、持ち上げられてしまう。

 

「あぁッ!? そ、そんなオークごときに……!!」

 

 それはまさに、無力な女魔導師の姿。リリはオーク達に捕らえられた。

 オークたちに捕まり、まるで戦利品のように持ち上げられてしまうリリ。を見て、カメ朗はその先の展開に期待してしまうが、わずかに残った良心によって邪念を払う。

 

「こうなったら魔導をッ」

 

「!? ま、まってッ」

 

 魔導を発動しようとするカメ朗を止めるリリ。

 その間にもオークたちは、怪しげな動きを見せていく。

 それはどうやら、彼女の顔をまじまじと観察しているようだ。リリの顔に、やたらと生温かい息が当たりまくっている。

 

「ちょ、ちょっとっ。なんでそんなに見てくるのよ! このオーク共!! 調子に乗るなぁ!」

 

「それはアカン!! リリ! お前のことを気に入っている証拠だ! やはり魔導を!」

 

「ま、魔導なしで、なんとかするからぁ!」

 

「なにいってるんや、大変やでッ」

 

「!?」

 

 オークたちの動きがますます怪しくなっていく。

 それはもう、言葉では表せないレベルでッ。

 リリは、頭をオーク達になでなでされまくりながら、これから待ち受ける己の末路に恐怖する。

 

「なにされるの!? 私、なにをされちゃうの!?」

 

「そのモンスターは捕まえた女性をちょめちょめしたあと、なになにしてしまうんだぞ!!」

 

「えええええええッ!?」

 

 絶叫のリリはオークたちの怪しい動きに恐怖を抱き、必死に抵抗する。

 だが、完全がっしりしっかりと拘束されていてピンチは続く。

 そうしている間にオークたちが、周囲で怪しげなダンスのようなものを開始して、彼女の精神を追い詰めていく……。

 

「――早く、助けてッ。魔導使ってもいいからッ!!」

 

「よしきた」

 

■満面の笑みで、カメ朗はリリの魔導を発動する!■

 

「うおッ!?」

 

■すさまじい雷光が、カメ朗の視界をおおった!!■

 

「なんて威力だッ、まじでやばいぜ!」

 

■バチバチと鳴る魔導の力は、オークの集団を一瞬で巻き込んだ!■

■問答無用で敵集団が消し飛んでいく!■

 

「やればできるじゃないかよ! リリ!」

 

■そういう彼の視界には■

 

「あばばばばばばばッ」

 

■オークと一緒に痺れている、美少女の姿があった!■

 

「お前もかよッ!?」

 

●■▲

 

■破壊され、ひび割れた、リリの周囲地形■

■何体か残ったオークも逃げていき、リリはギリギリ拉致されずにすんだ■

 

「――私の魔導は、自分自身にも襲い掛かる欠陥品なのよ……」

 

「……(RPGの自爆技みたいだな。なかなかピーキーな性能してやがる……あれをまともに喰らったらおれでもヤバそうだ。ま、ふせげるけどね! 最強なんで!)」

 

「笑いなさいよ……あははははっ。みんなそうするんだから! 見下してるんだからァ!!」

 

 泣きそうな顔で笑うリリは服がめっちゃ破けて、色々と見えそうになっている。

 地面にしゃがみこんで胸を隠す彼女の姿を、カメ朗は微妙な顔で眺めていた。

 きっと、魔導学院でも欠陥魔導のせいで、色々と苦労してきたんだろうことは想像に難くない。

 

「……その、なんかすまんかった」

 

「ぐすぐす」

 

「……」

 

 性能調査は、どうにもいたたまれない結果であった!

 

●■▲

 

■帰宅途中……■

 

「ほれ、これを巻くんだ」

 

「……」

 

 途中の町で胸を隠すタオルを購入したカメ朗は、それをリリに渡した。

 今月のお小遣いは使い切ったが故、服を買うほどの余裕はなかった模様。

 修行で服が破れることも想定して、念のために用意しておいたのがナイス判断だった。ジゼルの件が活きた結果だ。

 

「もっと金があればなぁ……すまんね」

 

「別に、十分よ……ぐす」

 

 なるべく人気のない道を選び、館へ帰還する二人。空を飛んでいくほどのエネルギーはない。

 もし誰かに遭遇した時は、カメ朗君が全力でリリのフォローに回る予定である。

 なんだかんだで、さすがのカメ朗も少し調子に乗るのを控えているように見えなくもない。

 

「お前にしては優しいじゃない、何を企んでいる……」

 

「いや、なんでだよっ」

 

 ジト目を向けながら距離を取るリリに、カメ朗は困った様子。まあ当然の反応かもしれんとも思う。

 彼は頭をかきながら言う。

 

「お前のことを許したわけじゃないが……まあ、一応うちの使用人だしな」

 

「……」

 

 まだジト目は続いているが、さっきより距離感はましになった。

 どうやら少しは警戒が薄くなったようだ。

 

(やれやれ)

 

■手間がかかると思いながら、彼は赤くなり始めた空を仰ぐ■

 

(まあ、原因はおれなんだが)

 

(元凶はお前でしょうがッ)

 

■この時だけ想いは重なった!■

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