転生したら最強スーパーロボットになった件!【服従の機械首輪で敵をメイド化&ハーレム要員に!美しきメイドを操作して戦う!】 作:幸福野郎
「ううーん、はっ!?」
「お、目が覚めたがしゃん」
「カメ朗様ッ!!」
ジゼルはカメ朗の腕の中で目覚め、彼に抱き着く。
色々と感触が素晴らしいと思ったカメ朗。こんなにかわいい娘が嫁とか、勝ち組じゃないかとあらためて思った。神さまありがとう状態。
ジゼルの激しく荒い息は、聞かなかったことにしておく。怖い。
「ううう、壊れたかと思いましたッ。すみませんッ。もうしわけないですわぁ……何もお役に立てず……っ」
「ええんだよ。すまんな、心配かけて。よしよし。マイハニー」
路地裏で抱きしめ合う二人。イチャイチャタイムに突入してしまう。
とはいえ、カメ朗は一応警戒状態だ。
場所はさっきと違う場所であるが、油断はできない。
どんな攻撃がきても彼女を守る意思を固め、きりっとした表情になる。
「そういや、買い物はメイド長に任せたよ。こうなったら早く帰還しよう」
「サポート通信ですか?」
「そうだ。なんかしぶしぶ感ありありだったけど、あの女。ジゼルのためって言ったら速攻了承した」
■サポート通信とは、就職者が使える連絡手段である!■
■これがあれば携帯いらず!■
「まあ、本来おれには使えないが、それに代わる機能は持っているんでね」
「さすがですわッ、カメ朗様ッ。スキがありませんわね! すき!!」
「それほどでもないさ。ははは!」
再度抱き合う夫婦。
誰かが見たら、爆発しろと言いそうな二人であるが。
その隣には、金髪の美少女が立っていた。
とても見覚えのある、敵の女幹部である。
「お熱いね~、そのまま爆死してー」
「きゃあシエルっ。いつの間に!! 油断なりませんわ!!」
「いや油断しすぎでしょう~。それはそうと、君たちの奴隷になったシエルだよー。本当に屈辱~君たちみたいな三下にやられるなんてー」
「あ、首輪……」
シエルの首には黒色の首輪が。
それによって、彼女の攻撃行動は抑えられていたのだ。
それでも変わらず笑顔のシエルは、余裕のありそうにも見える。プライドの高さを見せつけるように、上から目線で言葉を吐いていく。
「ぼくはこの程度じゃ揺らがないよー、ふふん。無念だね~」
「く、敗者の割にふてぶてしいですわねっ。この女」
勝ち誇っているシエルに、ぐぐぐと悔しそうなジゼル。
どうやったら彼女に敗北感を与えられるのかと、思ってしまうジゼルだが……。
「では旦那様、メイド服はそのタイプで」
「うんうん、胸元が大きく開いたやつなー」
「了解しました、ゲスゲス朗様」
カメ朗の前に出現した半透明の光に浮かぶ、メイド長の顔。
これが就職者の連絡方法。
連絡が終わると画面は消え、ぽかーんとしているシエルの顔が残った。
「ど、どういうことー。今の話……」
「んー、新米メイドに着せる服だがー!? んん~? シエルちゃーんはなにか不満でもあるのかなぁ~?」
「!?」
「ふははは、そのでかい山二つがはっきり分かる服をなァ! ばっちり強調したるわぁ! 覚悟しぃや!!」
エロゲーのゲスモブ的なカメ朗の高笑いに、シエルの顔は少し赤くなっている。どう見ても羞恥心感じていて、自分の体を両腕で隠すような仕草を見せる。
その反応に疑問を抱いたジゼルは問いかけた。
「なんですの? そんなに開いたドレスを着ているくせに」
「いや、だって、これはぁ」
「……くくのく」
■これこそが、カメ朗の卑劣な策略であった■
(やはりな、この女は他者にエロイ展開を強要されると恥ずかしくなってしまうタイプ!)
■エロ本などで培った経験によって、カメ朗は彼女の弱点を見抜いた!■
■メイド長に知られたら白い目で見られそうな特技!■
「ふふふ、じゃあ行こうかぁ? 新米メイド君~。なぁに、こんなのはまだジョブだYO!」
「あぅうっ。そ、そんなぁ~」
「ククク……はーっはは!! 最初の威勢はどこへやらって感じだYO!」
■完全に悪役の笑い方のカメ朗は、手に持ったラジコンでシエルを操作する■
■逃げようとするシエルだが、抗うことは出来ずに、顔を羞恥で染めたまま連行されていくのだった■
「……」
「なんだその目は、ジゼル」
「別に、なんでもありませんわっ」
「いや待て。これは罰であって趣味じゃないよ、趣味じゃない……!」
「ぷんぷんっ」
■嫉妬している風のジゼル■
(すねちまったな。しょうがない、今日は好きに改造させてやるか……)
■やれやれと頭を振りながら、カメ朗は二人と町の通りへと戻っていった■
●■▲
「……ここね。通報があった場所は」
■カメ朗たちが去った後、路地裏に数人の影があった■
■その中の一人、銀髪ロングの凛々しい黒制服女性が、クールな声を発した■
「どうやら誰もいないようだけど……油断はしないように」
「は、はいっ。ティスカさん!」
■数人の部下男性を従えた彼女■
■名はティスカで、この島の治安維持組織である【ソルジャー】に所属している■
「……戦闘音のようなものが聞こえた、という通報だったわね。実際に見たわけではないようだけど」
ティスカはきっちりぴったりとフィットしたタイトスカート&黒パンストで、その肉体美を強調しながら歩き、右手から魔導具のコンバットナイフを出現させた。
かつかつと、規則正しい足音を白色のブーツから響かせる。
その視線は、この場で何が起きたのかを探るように鋭い。
「面倒っスね。イタズラか何かじゃないんスかぁ?」
「……」
「ちょっと、にらまないでくださいよっ。冗談っス!」
だらしなくよれよれの白Yシャツを着た、犬の獣人のような男性がティスカに声をかける。
茶色の毛並みを揺らしながら、ゆったりと彼女の隣まで歩いてきた。
いかにもやる気がなさそうであるが、どうやら女上司に協力はしてくれそうだ。
「俺の鼻なら、ここの匂いを瞬時に嗅ぎとって……」
■彼は目を細め、現場の痕跡に集中する■
「いい匂い……二人……いや三人……!! めちゃくちゃいい匂いする奴が一人いるっス!! どっかで嗅いだような!! あ、これティスカさんの匂いだ」
■勢いよく、ティスカにヘッドロックをかけられる犬のおまわりさん■
「真面目にやりなさい」
「す、すみませんッス!! すみませんッっス!!! なんか苦手な妙な臭いがあって、追跡しようにも困難なんスよ!!」
「妙な臭い……?」
部下の言葉に、怪訝そうな表情を見せるティスカ。彼女は何かを直感したように静かだ。
ヘッドロックをかけられて苦しそう……というよりは、嬉しそうな犬のおまわりさんは、言葉を続けるのだった。
「なんていうか……機械臭い……それでいて常識を超えた……そんな臭いッスね」
■大魔導連盟。そんな名が浮かぶと同時にティスカの目が細められ、彼女の中で調べる事柄が決まった■
■この現場に残った異質な痕跡——それの原因を特定することだ■