☽000☾
―――今は昔……。
「タッタカタカッ! ターン♪」
新宿発富士山行きの高速バスに乗りながら、隣にお座りになってる美少女アンドロイド宇宙人(属性過多)は、何が楽しいのか目を輝かせながら備品の高耐久PC(科研費で買ったとはいえメチャ高かった……)でピアノでも弾くように鍵盤を叩いていた。
コードでつながる先を見るにどうやら、持ち込んだ携行用岩盤溶解機のアンカーの振動制御用基板のデータを弄ってるらしい。
「ちょっと、壊さないでよ……」
つい口から出た小言は意にも介さず、鼻歌でも歌いそうなかぐやは、とても楽しそうだった。
―――なあんて、お伽噺のその先で。
「よっし! テストも完了……っと、かぐやちゃん超天才☆」
画面を覗き込むと縦横無尽にコードが行き交い、画面にはカニ型のアシスタントからエラーが無い旨のポップアップがでており―――おい、また勝手に備品に変なアプリ入れたのかコイツ。
かぐやが花火大会で釣り上げた2匹のサワガニ(KOMO(ヤチヨ命名)MUKUKO(ヤチヨ命名))*1も種族の限界を超えて生き続けたが、去年ぽっくり逝ってしまった。
あいつらもかぐやに会いたかったのかもしれない。
ヤチヨとしておわかれをしたかぐやも、初めて我が家に帰ってきた時は、空の水槽のふちをなぞりながらさみしそうな顔をしていた。
そんなことを思いながら画面を見ていると突然ばっつりブラックアウトした。
「あっ落ちた」
「ちょっと! 壊さないでって言ったでしょ!」
小声で怒鳴るという、かぐやと暮らす上で身に着けた妙なスキルを発揮しながら、備品購入の決裁を持っていく時に1時間嫌味を言われ続けた事務員の顔を思い浮かべてると。
片眼をつぶり、くるくるとノートPCを回して様子を見ていたかぐやが、ぺろりと舌を出してこちらにウィンクしてきた。
「バッテリー切れみたい☆」
「はぁ……」
安堵とアッパラパー宇宙人への呆れで鉛のようなため息が出て、力が抜けてそのまま側頭を窓にくっつける。
あっ、冷たくて気持ち良い。
―――そんなEXなお伽噺を!
「にひひ~」
私の真似っ子をするように左肩にもたれかかって来たかぐやの重みとその奥に感じるチタン合金の冷たさを感じながら、富士山五合目までバスは私たちを運んでいった。
☽001☾
10年の長い旅(かぐやにとっては8010年)が終わり、ボディの調整も終わったかぐやを連れて、私たちはひと夏を共に過ごした我が家へ帰って来ていた。
勝手知ったる我が家のこの10年で増えた見知らぬ家電たちに奇声を上げながら台所を徘徊しているかぐやに、お茶を飲みながらソファーでまどろんでいた私は、眠気をカフェインで払いながら声をかけた。
「そういえば、あの宇宙船はかぐやが作ったの?」
キョトンとした顔で私の言葉を咀嚼したかぐやは、中空に視線を移しながら、人差し指を口元にあてて、8000年を思い返すように言った。
「んー、外殻の設計と時間遡行のアルゴリズムはかぐやが作ったけど、擬態とか航行とかの中身は姫の担当だったからなぁ」*2
二人の共同制作、ぶい!なんて、ピースしながら言ったかぐやの言葉に、私は脳に電流が走る思いだった。
急いでちゃぶ台に転がっていたタブレットを手に取りながら、何度となく見た竹取物語を表示させ、キッチンのカウンターに寄りかかりながらかぐやに突き付けてこう聞いた。
「もしかして、この竹から出てきたお姫様って、かぐやじゃなくて、その”姫”さんだったりするの?」
私の言葉に、思ったこともなかったのか目を泳がせたかぐやは、それから数十秒強く目をつぶって唸った。
「う~~~~ん……、このお話自体は、気が付いたらあったっていうか、かぐやその時、都からちょっと離れたところに居て、帰ったら、かぐやちゃん物語がメジャーデビューしてる! って思ったんだよね」
「じゃあ、もしかして……」
固唾をのみこみながら私はかぐやの次の言葉を待った。
「もしかしたら?」
コテンと首をかしげながら、納得はしてなさそうに腕を組みながらかぐやはそう言った。
突然だが、私、酒寄彩葉が作った
月人の演算能力を前提として、各筋繊維を個別に1本1本コントロールすることを前提としてモーター式ではなくて化学収縮繊維で編み込んだ人工筋肉は、2040年の現代になっても一般的な演算装置では制御不能で、そしてパワーが弱い。
チタンニッケル合金製の金属人工筋肉では自重が重すぎてかぐやでも制御不能だったし、空気圧式は人間のサイズに押し込むための微細管に人間の筋力相当の圧を耐えられる構造をのせるのは無理だったので、材料選定は当然の帰結ではある。
このパワーが弱いという欠陥。
日常生活を営む上では問題にならない欠点ともいえない欠点だが、一つ重要な問題がある。
踊れないのだ。
試作機であるYC型の起動実験が終わり、いよいよ本番のKG型ボディの制作が始まったある日。
ツクヨミ内の個室ミニシアターで復活ライブをかぐやとヤチヨ(同一人物なのになぜか2人参加を希望した、なんで?)と相談していた時に判明した重大な欠陥。
ダンスのような細かな重心移動や無理な体制をミリ秒単位で制御するダンスという行為は、輸液の移動による微細なイオン量で制御する人工筋肉では現段階では不可能だった。
これじゃ、復活ライブはツクヨミ内だけだね、ヨヨヨ~だなんて冗談めかして言うヤチヨ(かぐや)の笑顔の仮面の中にたしかな寂しさを私は感じていた。
もしも。
もしも2人目のかぐや姫が居て。
富士の山で焼き捨てた不死薬が竹林に打ち捨てられた『もと光る竹』だったなら。
もしかして――――?
☽002☾
そんなひらめきを得てからは、自分でも感心するぐらい動きは早かった。
おでかけしようよ~なんてブー垂れるかぐやをなだめすかしながら(もうちょろ葉さんではないのだ)富士登頂経験のある登山家にコンタクトを取り、ビーコンを頂上付近に設置、それをハブとしてかぐやに『もと光る竹』の反応がないかソナーを送ってもらった。
「あ、えっ」
私の
近くで珈琲片手に様子を見守っていた私は思わず身を乗り出しかぐやに寄った。
「い、彩葉……」
倒してしまった珈琲が机から床に垂れる。
ぽたぽたと鳴る水音を聞きながら、息をのむ。
もしもボディに血行を再現する機能があれば蒼白となったであろう顔つきでかぐやが私に言う。
「あったかも……」
その時の私の気持ちは言葉では表現できなかったので、結果だけを述べたい。
成人男性より重量のあるかぐやを持ち上げあまつさえ振り回し、メタメタに砕けた観葉植物の鉢の破片の上に腰をイわせて倒れこみ半泣きのかぐやに付き添われ救急車で、白衣を珈琲と泥でぐしゃぐしゃに汚しながら連行された。
そして、この『もと光る竹』2号機探索作戦は2週間の遅延を余儀なくされた。
☽003☾
「「んーー……」」
観光バスから降りた私たちは、手を天にかざして凝り固まった背筋を伸ばした。
「ちょっと、ほぐす筋肉なんかないでしょ?」
「こういうのは気分だよ、い・ろ・は♪」
紅葉を背景に、にししと笑うかぐやに見とれていると、不意に手を握られた。
「ね! 彩葉! メロンパン食べよ!」
「中身のカートリッジは付け替え式とはいえ、今日はコレあるから持ってきてないんだから食べ過ぎないでよ」
「そなこといわずに~、半分こしよ! ね!」
岩盤掘削用の溶解アンカーの入ったリュックサックの肩紐を軽く持ち上げながら、かぐやに注意したが、聞く耳持たずといった感じで、鼻歌なんか歌いながら、手を引かれる。
かぐやに連れられてきた売店を見れば、どうやら富士五合目限定富士山めろんぱんなるものが名物らしい。
観光リサーチは完璧って訳ね。
てか、この宇宙人今日何しに来たかわかってるんだろうか。
「はい! 彩葉!」
もとは綺麗な富士山型だったであろうメロンパンが半分に引き裂かれながら差し出される。
「まったく……」
受け取りながら息を吐く。10年間思い描いた幸せな風景に憎まれ口でも叩いてないと踊り出しそうだったからだ。
『うーーーん♪ あまくておいしー☆』
大口でメロンパンを頬張るかぐやの胸元から弾むような声がした。
『あまくてー、かりかりでー、ふわふわー♪』
この宇宙人、食べるのに集中するためにヤチヨに代弁させやがった。
そう、私が産み落とした体で復活した
『かぐや姫が月から帰ってきたとはいえ、ヤチヨが岩戸に隠れてしまったら神々が悲嘆に暮れて太陽は陰り雨の海でツクヨミは沈没しちゃうのです』とはヤチヨの言。よくわからない。
元からミニライブ握手会などで分身してたのでその応用なのかもしれない。
今日も富士山はヤチヨにとって富士山は特別なのです!と虹彩の富士山意匠をズームしながら主張してきたので、かぐやの首から耐水バッグで下げたスマートフォンで同行してる。
「さて、そろそろいくよかぐや」
食べ終わったメロンパンのパンくずを手を叩いてほろいながら、そういうと、かぐやは優越感の見えるにんまりした顔をこちらに向けた。ムカつくな。
「彩葉~、しらないのぉ?」
なんだろう、忘れ物でもあったのかな。そう思いながら持ち物を思い浮かべてると。
「高山病対策に五合目では2,3時間の”慣らし”がいるって書いてるよ」
そういいながらヤチヨが表示されてたスマホの画面をスワイプして該当ページを見せてくる。
「あっ」
すっかり頭から抜け落ちてた。
「かぐやは良いけど、生身の彩葉はちゃんとしないとダメだよ」
いつものふざけた態度ではなく心からこちらを案じるかぐやの言葉に、冷水をかけられた気がした。
私もどうやら浮かれてたらしい。
「じゃあ、いっしょにお買い物しよっ!」
「はいはい、2時間も自由時間できちゃったからね」
「彩葉教授~、富士には金剛杖というスタンプ帳がありまして~」
金剛杖?*3スタンプ帳ならまあいいか。などと思いつつかぐやに連れられるがまま売店にもどると、その威容に絶句した。
「えっ、デカ、えちょっとダメだよこんなの絶対荷物になるじゃん!」
「え~~~~! 記念だよ! 思い出だよ! ね~~~彩葉ぁ~」
「ダメダメダメダメダメッ! 絶対ダメ! 買うならこっちのちっちゃい方にして!」
私の断固拒絶に一瞬ひるんだかぐやだったが、一歩こちらに間合いを詰めて、小首を掲げて、目を潤ませて、両手を握りしめて、こちらを上目遣いで見てきた。
そう、かぐやの
しかし見くびるなよ、10年で私がどれだけ成長したと思っている。もう高校生のちょろ葉さんではないのだ。そう言ってやれ、岩盤掘削機材にスコップ、持ち帰る『もと光る竹』を乗せる折り畳み背負い籠に、私のスポドリにかぐやの予備バッテリーエトセトラエトセトラ、こんな六角形の角材なんか持ってる余裕なんか―――――
「か…ぐやがもつなら……いいよ……」
「よっしゃーーーーーーーーー!」
ガッツポーズ。
『ちょろ葉だね~』
おい。
☽004☾
八合目まではするすると登れた。
かぐやは経由する各山小屋で金剛杖に押し当てられる焼き鏝を輝くような瞳で眺めていた。
「彩葉、スポドリ飲もっ!」
「そもそも喉乾かないでしょ」
「こういうのは気分♪ 気分♪ ほぇ、たっかァ!」
八合目の山小屋で騒ぐかぐやを見ながら不意に眩暈に襲われる。
あの夏の日の路地のソレとは比較にならないとはいえ、視界も歪むし頭痛もする。外に出て冷たい空気でも吸おうとするとふいにしゃがんでしまった。
「彩葉~、おじさんがキンキンに冷え……彩葉! 大丈夫?」
かぐやが駆け寄ってくる足音が聞こえる。
手で制して、何とか言葉を出す。
「……大丈夫……少し疲れたみたい……ちょっと休ませて……」
とぎれとぎれな言葉に、霞む視界の向こうでかぐやが心配そうにうるんだ瞳でこちらを見ているのが見えた。
「ここ、きゅうごしょ? みたいなのあるらしいし、行こっ? 一緒に」
「いい、大丈夫……ちょっと張り切りすぎたみたい、体が慣れれば平気だから……」
『ヤッチョも心配だよ~彩葉ぁ~』
そんな私の言葉に、かぐやもヤチヨも心配そうな眼差しをで見つめ、かぐやはスポーツドリンクを差し出してきた。
「ダメそうだったら言ってね? かぐやちゃん彩葉背負って救護所連れてっちゃる!」
かぐやはそんなことを言いながら力こぶに手を当てて言った。
差し出されたスポーツドリンクで喉を潤しながら、そんな光景に思わず笑みがこぼれて、気分が良くなった。
たぶん水分補給が効いたんだ。きっと。
☽005☾
八合目での不調はそのあと嘘のように消え、トイレを済ませてから頂上へと向かった。
道中アクシデントも無くするすると登れ、月の姫君の加護を感じた。
鳥居を目にすると疲労を忘れ、自然と駆け足になった。
「きゃっほーい!」
「ちょっと転ばないでよ!」
かぐやが鳥居を飛び跳ねながらくぐり、はしゃぐ姿を見守ってると。
不意にこちらに目を向け、微笑んだ。
「やっとここまで来れたね」
私はどんな表情でかぐやに返せたのかは、今になってはわからない。
☽006☾
さて、ここまでは前説で、ここからが本番だ。
まずはかぐやに埋まる『もと光る竹』の位置のだいたいの座標を割り出してもらわねばならない。
「かぐや、わかりそ?」
「うーん……ムムム?」
一休さんのように唾つけた両人差し指でこめかみを回して唸っていたかぐやが、ぴこんと目を見開き駆けだした。
「こっちこっち! 彩葉!」
「もー! 気をつけてよ!」
灰色の荒野のような岩場にたどり着くと、かぐやは、感情の見えない目で一点を見ながら、指をさした。
「多分この辺だと思う」
「わかった、ちょっとエコーかけてみる」
背負った荷物から地中探査用のエコーを取り出した。
水でもないものを貫通して跳ね返ってくる振動を感知するのはいまだに難しいが、ヤチヨが持つ1機目の『もと光る竹』の外殻から固有振動数を割り出してそのまま埋設深度を割り出す機材を突貫で作ったのだ。外殻の設計者であるかぐやが居なければあと何年かかかったかと思うと背筋に汗が流れる。
ピコンピコンと振動を地中に与える機材を見ながら、ふと、さっきのかぐやの意味深な表情を思い浮かべる。
どうやら”竹取のかぐや姫”は実在してそれがおそらくかつての同僚であった”姫”であるとわかった日。
ちょっとしたアクシデントで、それどころではなくなったのもあるが、その日以降今日にいたるまで、かぐや本人からは何も聞いていなかった。
でも、かつての自分と同じ末路をたどったことに気づいた、あの瞬間。
かぐやの目に浮かんだのは、新たな体を持てる喜び……だけではなかったような気がした。
「お、なんか出たね」
「んん……」
地下700mm、とても浅い地層に反応があった。
竹取物語の時代の延暦大噴火から江戸に至るまで何度か富士山は噴火しており、積もった火山灰や礫、またそれらが風にさらわれて風化した浸食、それらが複雑に組み合わさってこんな浅い層までかつての帝が埋めたはずの『もと光る竹』が出てきてたようだ。
「よし、ここからは力仕事だよ!」
「いえーい! ばっちこーい!」
どこか空元気に聞こえるかぐやの声を聴きながら、夜なべしたメールで何とか許可を取った掘削許可証と一緒に研究所の名前を書いたのぼりを張ってロープでくくり、2人がかりで掘削部分にアンカーを円形に刺し込んでいく。
岩盤の溶解自体はかぐやがプログラミングしてくれたのもあり、そこまで時間のかかるものでもないが、それでも数十分は要した。
待ち時間で手持無沙汰になった私は、かぐやについ聞いてしまった。
「ねえ、かぐや」
「んー、なにー彩葉?」
「姫ってどんな人だったの?」
突然の質問に目をしばたたかせるかぐやは、ちょっと悩んだ風に口元に指をあてて、それから語りだした。
「かぐやにとって、8000年前、ずっと前だったから記憶も曖昧なんだけど」
あの夜のヤチヨのように疲れたように笑うかぐや。
太陽で隠れた透明な月を見通すような目つきで空を見ながら続ける。
「いまもバリバリー! って社畜生活してるえらえらかぐやちゃんはずっと彩葉のあのメロディーを歌いながら仕事してたんだー」
「それは止まった水槽でみんな歯車のように動く月じゃ異常者扱いでさ、でもそんなの考える暇なんかなかった」
こちらを貫くようなかぐやの眼差しにうろたえた。
「1秒でも早く彩葉に会いたかったから」
ま! それで彩葉がおばあちゃんになるぐらいかかっちゃったし、そこからトチって8000年もかかっちゃったんだけどねーとケラケラごまかして笑った。
あまりに痛々しいそんな姿にたじろぐと、私から目線を外して雲海を見ながら語る。
「そんな時一緒に働いてたのが姫でさ、何その歌? から始まって地球トークで盛り上がっちゃって、へー彩葉に会いたいんだ、じゃあ姫ちゃんが協力したげる! って」
「でも……」
かぐやはそこで口を結び。
そして、伸びをするように手のひらを天に向けた。
「かぐやの結末を知っていながら地球に下りようとするなんて、そんなことは気付かなかった、なにか、」
涙声で詰まった言葉を飲み込むかぐや。
「なにか伝えたいことがきっとあったんだろうなって、今更思ったんだ」
そんなかぐやの姿に、私はうるむ視界の中で、なにか言葉をかけようとして。
ぽーん!
「お! 完了したって彩葉! 似合わないシリアスかぐやちゃんはもうおしまい! さ、掘ろ?」
私は言葉を飲み込んで円匙を取りながら、努めて明るくかぐやに言った。
「先に見つけられなかったほうが今日の晩御飯奢りだからね~!」
「えー! ちょっとー! かぐや、復活ライブまで無一文なんだけど!」
笑いながら二人で泥にまみれるのもいとわず掘った。
ガツンと先に円匙を鳴らしたのはかぐやだった。
☽007☾
「成就した恋ほど語るに値しないものはない」だなんて言ってた小説もあったけど、私も同意見。
でもパンケーキの食べ過ぎで唸ってる、私の膝の上のかぐやの暖かな感触はきっと、1000年前の彼女からのプレゼント。
彼女の真意は私にもかぐやにも、もちろんヤチヨにもわからないけど。
でも、もしも、話す機会があるのならば、この光景の始まりにはあなたが居て、私たちは幸せだよって、きっと伝えたい。
なんてね。
百合心中みたいなメリバより
楽しいほうがずっといいよ
歯の浮くようなハッピーエンドで
ヤチヨカップ優勝時の月人にかぐやが手を掴まれたときの暗転ギャルゲログが、2人目のかぐや姫だった世界。
???「えへへ、???だから大丈夫ですっ」
かぐや「最初は、大っ嫌いだった―――」
<出会いたてのセリフ>
御門「俺に従わない女は初めてだ」
かぐや「はあ!?」
<終盤のセリフ>
御門「大変 なんだな、お前 も」
かぐや「どうして…… いつの間にかわたし、御門君のことが」
かぐや「ごめんなさい、 わ たし――もう、行か な くちゃ」
御門「姫、行 くな!」
かぐや「― ―っ !」
御門「俺 と― ― 結婚しよ う」
かぐや「え えっ ! ?」
御門「幸 せにする―――一緒に 居て くれ 」
かぐや「み、御門くん――」
以下略
198-8433-8 RAY(藤原基央)
148-6177-1 メルト(RYO)を一部引用しています。