リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第51話

 

 

 

   一真 side

 

 

 

 あの事件から早一週間。リボンズ・アルマークが起こした事件は『RA事件』と言う風に呼ばれ、主犯であるリボンズを始め幹部4人はバラバラに拘置所に送られ厳重な監視と警備のもと牢屋で生活している。六課の方も施設の修復も終わり、いつも通りの生活を送っていた。そんなある日、局の3提督とレジアスのおっさんが俺に話があるとかで六課に来ていた

 

 「それで、今日は俺に何の用ですか?」

 

 4人に尋ねると

 

 「実は、私達はある部隊を作ろうと考えているんです。管理局に所属していながら自らの判断と意志で動ける部隊『独立機動部隊』を」

 

 「その部隊の部隊長をお主にやって欲しい」

 

 「俺がですか?」

 

 「はい」

 

 「勿論、強制はしないことを約束しよう」

 

 3提督とレジアスのおっさんの言葉を聞き、俺は少しの間考え

 

 「・・・解りました。新しい部隊の部隊長の件、引き受けます。そのかわり、部隊のメンバー決めるのと母艦としてあそこにあるハガネを使わせてもらいますがいいですよね?」

 

 「ええ、構いません。では、部隊のメンバーと部隊名が決まったら連絡してください」

 

 「はい」

 

 俺の言葉を聞くと3提督とレジアスのおっさんは地上本部、本局へと戻って行った

 

 「さて、メンバーを決めないとな。っと言っても誰をメンバーに入れるかは大体決まってるんだけどな」

 

 

 

 そして、それから三か月後

 

 「長いようで短かった一年間・・・本日をもって機動六課は任務を終えて解散となります。皆と一緒に働けて、戦えて・・・心強く嬉しかったです」

 

 六課施設内にある大広間ではやて、なのは、フェイトが台に乗り局員に別れの挨拶をしている。・・俺?俺は、壁に寄りかかって話を聞いてるけど何か?

 

 「次の部隊でも皆どうか元気に頑張って」

 

 はやてがそう言うと六課の全員が拍手を行った

 

 

 

    一真 side end

 

 

 

   3人称 side

 

 

 「何か割とあっさり終わったわね」

 

 解散式も終わり、FW達は歩きながら話をしている

 

 「ですね」

 

 

 「まぁ、はやてさんの事だ辛気臭い長話より、短く誠意のこもった話が良いと思ったんだろうよ」

 

 「そうかもね」

 

 「この後、お別れ二次会もありますもんね」

 

 ティアナ、キャロ、一夏、鈴、エリオの順に話していく中、いつも元気のあるスバルが顔をうつむかせている

 

 「うん」

 

 「(スバルさん元気ないね)」

 

 「(六課が解散することで一真さんやなのはさんとお別れだし、次の配置ティアナさんと進路が別れちゃったから)」

 

 「(でも、それも少しの間だけだろう?兄貴の家が完成したら一緒に住むんだからよ)」

 

 エリオ、キャロ、一夏の3人は念話でそんな会話をしており、ティアナは少し呆れた表情でスバルを見ていた

 

 「あ、皆ちょっと!」

 

 後ろから声をかけられFW達が振り返ると

 

 「なのはさん」

 

 「ギン姉も」

 

 なのはとギンガの二人がいた

 

 「二次会前にFWメンバーちょっといいかな?」

 

 8人は首を傾げた後頷き、なのはの後について行った

 

 

 「うわぁ~~」

 

 「この花、確か」

 

 「うん、私やなのはちゃん、一真君、一夏君達の故郷の花」

 

 「お別れと始まりの季節につきものの花なんだ」

 

 桜を初めてみるスバル達はその綺麗さに感動し、先に来ていたフェイト、はやてが桜について教えた

 

 「おし、FW一同整列」

 

 ヴィータの掛け声で一夏達は横一列に並ぶ

 

 「さて、まずは8人とも一年間、訓練も任務よく頑張りました」

 

 「この一年間、あたしはあんまり褒めたことなかったが、まぁお前ら随分強くなったな」

 

 ヴィータが微笑みながら言う。その言葉にFW達は驚く

 

 「つらい訓練、きつい状況、困難な任務・・・だけど、一生懸命頑張って負けずに全部クリアしてくれた。・・・皆、本当に強くなった。8人とももう立派なストライカーだよ」

 

 なのはの言葉を聞くと、8人は涙を流し始めた

 

 「あぁ~~・・・泣くな馬鹿たれどもが」

 

 「(そう言ってるが、自分も泣いてたんじゃ説得力無いぞヴィータ?)」

 

 木に寄りかかり見ていた一真は声に出して突っ込もうとしたが、後が怖そうなので黙っていることにした

 

 「さて、折角の卒業、折角の桜吹雪湿っぽいのは無しにしよう」

 

 「ああ」

 

 なのはの言葉を聞き、シグナム、結衣が一歩前に出る。その手にはデバイスが握られていた

 

 「自分の相棒、連れて来てるだろうな?」

 

 ヴィータも服からデバイスを取り出すと起動させる

 

 『え?』

 

 「え?え?」

 

 話の意味が解らずにFWと一緒にあたふたするフェイト

 

 「何だお前は聞いてなかったのか?」

 

 「全力全開!手加減無し!機動六課で最後の模擬戦!!」

 

 なのはの言葉を聞くとFW達はそれぞれの顔を見ると

 

 『はい!』

 

 元気よく頷いた

 

 「全力全開って聞いてないよ!!」

 

 ただ一人話を聞いていなかったフェイトはなのは達を見る

 

 「まぁ、やらせてやれ。これも思い出だ」

 

 「あ~~~も~~ヴィータ、なのは、結衣」

 

 「堅いこと言うな、折角リミッターも取れたんだしよ」

 

 「心配ないない。皆強いんだから」

 

 「そうそう、最後くらい派手にやりましょう♪」

 

 「も~~一真」

 

 フェイトは一真の方を見る

 

 「どうせなら三つ巴にするか。俺一人対隊長陣対FWメンバー面白くなってきたぜ」

 

 寄りかかっていた木から離れると一真もゼオンを起動させる

 

 「あ~~~」

 

 そんな6人に呆れるフェイト

 

 「フェイトママ、大丈夫。皆、楽しそうだもん」

 

 その後、エリオとキャロにも強く言われ、最後の模擬戦に参加することになったフェイト、表情は呆れていたが、口元は笑っていたとヴィヴィオは語る

 

 

 

 「それでは」

 

 「レディー・・」

 

 「「ゴ――!!」」

 

 そして、はやてとギンガの合図で三つ巴の最後の模擬戦がスタートした

 

 

 

 そして、その後

 

 はやては特別捜査官に復帰。地上に腰を据え、密輸物、違法魔導師関連の捜査を担当。守護騎士一同と共に職務を続ける一方、一真達との新しい生活を楽しんでいる

 

 

 フェイトは執務管補佐のシャーリーと共に次元航行部隊に複隊、ティアナはフェイトの二人目の補佐官となり執務管になるための実務研修夢に向かって進行中。二人とも一真とあまり会えないが毎日定時連絡を取り合っている

 

 キャロは前所属の辺境自然保護隊に復帰、エリオは辺境自然保護隊に希望転属し、竜騎士、竜召喚士コンビとして自然保護、密猟者対策業務において活躍

 

 ギンガは108部隊に戻り父親を補佐しながら一真達と生活している

 

 スバルは本人の希望転職先に配置され災害対策、人命救助の最高峰、特別救助隊のフォワードトップとして活躍。姉であるギンガと共に一真との新しい生活を楽しんでいる

 

 なのはは戦技教導管、そして空戦魔導師として現場に残り、後進を守り、育て続ける一方、余り家にいることのできないフェイト、ティアナに変わって、他の5人と共に一真を支えている

 

 一真は新しく設立された独立移動部隊『セイバーズ』の部隊長に就任し結衣、一夏、鈴、簪、本音を引き連れ、凶悪な犯罪組織等と対立している。そして、汚職している局員の逮捕なども行っており多忙な毎日を過ごしているが、家族との時間は大切にしている

 




これにてSTS編は終了です。次回からはVIVID編ですがこちらは何時もより遅めにペースになると思います
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