リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
3人称 side
「じゃあ、お兄ちゃん。先に行くね!」
「おう、車に気をつけろよ~~」
「は~~い」
朝食の後片づけをしていると桜が先に学校に行った
「・・・それにしても、桜の奴いつもなら俺と一緒に出るのに今日は早めだな?なんかあるのか?」
桜の行動に不思議がっていると
「一真、女の子には色々あるんやで」
ケルベロスが一真に声をかけた
「そうなのか?」
「そうや」
「所で一真、そろそろ行かないと遅刻するかもしれないぞ」
食器を運んでいるユエがそういうと
「でも、まだ全部洗い終わって・・・・」
「残りは私とケルベロスでやっておく」
「せや、任せとき」
ユエの言葉にケルベロスが胸を叩いた
「じゃあ、後は任せる。そんじゃあ、行ってくる」
「頑張って貰ってくるんやで~~」
「・・・・・何を?」
一真はケルベロスの言った言葉を聞き頭上に?を浮かべた
「おぃーーす!って何だ、この張りつめた空気は!?」
教室に入った一真は尋常ではない男子の纏っている空気に恐怖した
「やぁ、一真おはよう」
「おぉ、隼人。おはよう・・・・所でこの空気は一体何なんだ?」
隼人に聞くと
「・・・・一真、今日が何の日か覚えてないの?」
隼人が唖然とした表情で聞いてきたので
「今日?なんかあったけ?」
「はぁ~~~、一真、今日は2月14日・・バレタインの日だよ」
「・・・そう言えばそうだったな。すっかり忘れてた」
手を叩き隼人が言ったことを理解する一真
「隼人は誰かから貰ったのか?」
「うん、アリサからね」
隼人は鞄を開け、包みを一真に見せて言う
「へぇ~~~さすがアリサちゃん。行動がはやいなぁ~~~」
「「うぉ!?」」
後ろから声をかけられ二人は一歩後ろに下がる
「如月君、隼人君おはようさん~~~」
はやてが二人の後ろに立っていた
「はやて、いつも言うけど驚かさないでよ」
「ははは、堪忍な。それより、如月君、はいこれ」
はやては一真に包みを渡す
「これって」
「そうや、バレンタインのチョコや。この間助けてくれたお礼や」
「礼は別にいらないって言うのによ。まぁ、ありがとう」
一真が笑ってそう言うと
「じ、時間もまだあることやし、私はちょっとトイレに行ってくるな///」
はやては教室から出て行った。気のせいか顔が少し赤かったような
「・・・・・・(フラグが立ったね。あれは間違いなく)一真、頑張って」
隼人は一真の肩にそっと手を置いて自分の席へと向かった
「・・・・何を?」
一真は隼人の言葉が解らず『?』を頭上に記した。その直後
「えっと、如月君」
「うん?月村?」
後ろを振り向くとすずかがいた
「こ、これ、受け取って・・・貰えるかな?」
そういい、かわいくラッピングされた包みを一真に渡す
「サンキュー月村」
月村から包みを受け取ると、
「そ、それとこの前は助けてくれてありがとう///」
そういい、はやてと同じく教室から出て行った
「さて、次の問題は」
一真は降り注いでいる殺気にどう対処しようか悩み始めた。しょうがなかったので軽く殺気を出すと、ビビったのか全員気を失ってしまったのは余談である
「はぁ~~」
フェイトは絶賛悩んでいた。お礼を兼ねたチョコを持ってきたのだが、朝は遅く着てしまい渡せず、昼休みに渡そうと思ったがなのは達と共に王允から逃げていたので渡すことができなかった
「如月が逃げたぞ~~!」
「追え~~~!!」
授業が終わると同時に一真は昼休みと同じようにクラスの男子から逃げ出した
「フェイトちゃん、なのはちゃんどうしたんや?」
フェイトとなのはが困っているとはやてが話しかけてきた
「「皆・・」」
「どうしたのよ二人とも!?今にも泣きそうな顔して」
「如月君にチョコもらって貰えなかったの?」
「ううん・・・まだ、渡してないんだ」
「私もなの」
二人は全員に見えるようにチョコを机の上に置いた
「あんた達何で渡してないのよ!?渡す機会はいくらでもあった・・・」
「いや、無かったよアリサ」
アリサが全部言う前に隼人がないと言う
「一真は昼休み、狂気かした男子から逃げていたからね。あれじゃあ、渡せないよ。今だって逃げ出したでしょう?なのは達はなのは達で王允に追いかけられてたし」
「そ、そういえばそうだったわね」
アリサが苦笑いをする
「もうあきらめたほうがいいのかな?」
「私も渡すの諦めようかな」
二人が諦めかけていると
「なのはちゃん、フェイトちゃん諦めるのはまだ早いで!学校で渡せないなら如月君の家に直接行って渡したらええんや」
「そうだよ」
はやて、すずかがフェイトにそう言う
「でも・・・受け取って貰えるかな?」
フェイトが弱気になっていると
「私も渡すときかなり緊張したで。受け取って貰えんかったらどうしようってな。でも、如月君は笑顔で受け取ってくれた」
「私も。確かにすごく緊張したけど、勇気を振り絞って渡したんだよ。だから、二人も・・・ね?」
「皆・・・・・・」
「・・・・うん、頑張って渡してくるの!行こう、フェイトちゃん!」
「うん」
勇気を貰ったなのはとフェイトは一真にチョコを渡すべく教室を出た
「はぁ、はぁ、ここまでくれば大丈夫だろう」
一真はクラスの男子から何とか逃げ切り公園で一休みしていた
「惚れ薬を飲んで暴走した2-A並に厄介な奴等だったぜ」
ベンチに座りさっき買ったジュースを飲んでいると
『カズマ、お前が此処まで疲労するなんて珍しいな』
「俺も驚いてる」
買ったジュースを飲みきった一真は、体力も回復したので公園を後にしようとした時
「「如月/君!」」
息を切らしたなのはとフェイトが公園の入口に立っていた
「高町にハラオウン、どうしたんだ?」
「えっと、こ、これ受け取ってください!!」
そういい、二人はきれいに包まれた箱を一真に手渡してきた
「・・・・俺にか?」
「う、うん。この前のお礼も含めたんだ」
「私もなの」
「・・・サンキュー二人とも。ありがたく貰っておくぜ」
一真は二人からチョコを受け取った。そして、ふと見るとフェイトは首にチェーンでつるされた指輪を首に付けており、なのははネックレスを付けていた
「その指輪とネックレス」
「これがどうかしたの?」
「いや、綺麗だな~と思ってな」
「これはね、5年前にある男の子に貰ったものなんだ。私の大事なお守りでもあるんだ」
「私は9年前にこの公園で泣いてた時に貰ったの。大切なお守りなんだ(あの時私を助けてくれたからね)」
「へぇ~~」
「それじゃあ、私達は帰るね。また、明日」
「ああ、また明日」
そういい、二人は公園から出て行った
「まさか、あの時渡した奴をまだ持っていたなんてな」
二人が去った後そう呟き、貰ったチョコを鞄に入れ家に戻るとお茶を入れて4人が作ったチョコを食べた。そのチョコは少しほろ苦かったが大変おいしかったらしい