リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
一真 side
『ご馳走様でしたー!!』
「片付けを終えて一休みしたら大人チームは陸戦場ねー」
「はい」
なのはの言葉にスバル達が答える
「一真はどうするの?」
フェイトが尋ねてきたので
「午後は俺も参加する。それにそろそろあいつ等も来るだろうしな」
「あいつ等?」
俺の言葉が解らずフェイトが首を傾げていると
「お~~~い」
遠くから聞きなれた声が聞こえてきた
「来た見たいだな」
声のする方に振り返ると
「兄貴―!皆――!遅れちまってすまねぇー」
一夏、鈴、簪、本音の四人がゆっくりとコンテージに向かってきた。4人の腕には子供が抱えられていた
「随分と遅かったじゃねぇか一夏」
「いや~~出かける間際に、春樹と櫛奈が泣き出してよ~~。それにつられて夏音と涼音も泣き出しちまってな。あやすのに時間が掛かっちまった」
「そいつは災難だったな。久しぶりだな春樹君」
俺は一夏に抱えられている赤ん坊に挨拶をし、小さな手を優しく握った。この4人の子供は一年前に生まれた一夏達の子供で、一夏に抱えられている男の子が春樹、簪に抱えられているのが櫛奈、鈴に抱えられているのが夏音、本音に抱えられているのが涼音である。因みに春樹と櫛奈は双子だ
「俺達は一休みした後、陸戦場に行くが。お前達はどうするんだ?」
「俺は行くぜ」
「私はパスします。春樹たちの面倒を見ないといけないから」
「私も」
「私も~~」
一夏以外の3人は子供の面倒を見るため訓練には参加しないようだ
「じゃあ、一夏には俺が直々に稽古を付けてやろう」
「え!?」
「部隊にいるときにお前の訓練風景を見たが、随分と生ぬるい訓練をしてたようだからよ」
「あ、兄貴、やっぱり俺、鈴達と一緒に春樹達の面倒を見てるよ」
「訓練に参加すると言ったのはお前だぜ?安心しろ、この合宿が終わるころには昔のお前に戻ってるはずさ。さぁ、逝こうか」
俺は春樹君を簪に渡し、一夏の襟をつかむとズルズルと引きづりながら訓練場に向かう
「だ、誰か助けてくれーー!!」
一夏は必死に助けを求めたが、全員が笑顔で『頑張って』っと言っており。一夏は更に絶望した
「今の俺ならファントムを生み出せる気がする」
「アホ、そんなこと出来るのはテレビだけだ」
一真 side end
ヴィヴィオ side
後片付けをしながら私はアインハルトさんと色んな事を話している。っと言っても殆どが古代ベルカ、アインハルトさんや私のオリジナルだった人の事なんだけどね
「アインハルトさん、オリヴィエってどんな人だってんですか?」
「太陽のように明るくて、花のように可憐で、何より魔導と武術が強い方でした」
私の質問にアインハルトさんがオリヴィエの事を教えてくれた
「ただ、そんな彼女も乱世の最中に命を落とされました」
「ゆりかごの運命通りに・・・ですよね」
その言葉を聞いて私はもしパパとママ達が私を助けてくれなかったらオリヴィエと同じ運命をたどっていたのだろうと思った
「覇王は・・・・クラウスはその運命を止められませんでした。皮肉な話ですが彼女を失って彼は強くなりました。全てをなげうって武の道に打ち込み、一騎当千の力を手に入れた。・・・それでも、望んだものは手に入れないまんま彼も短い生涯を終えました」
「望んだもの・・・?」
「本当の強さです。守るべきものを守れない悲しみをもう繰り返させない強さ。彼が作りあげ、磨き続けた覇王流は弱くなんかないと証明すること、それが私が受け継いだ悲願なんです」
アインハルトさんの話を聞いた私は何故だか知らないけど、悲しくなってしまった。やっぱりクローンとはいえ少しだけ記憶があるからかなのかな?
「・・・すみません、自分の話ばかりで」
「ああ、いえそんな」
「昔話ですのであまり気にしないでください」
「・・・・はい。・・・・皆の所に戻りましょうか?」
「はい」
帰り道、私達は何を話したらいいのか解らず無言で戻っているとノーヴェがパパ達の訓練を見に行かないかと誘われ、私達はパパ達の訓練を見に陸戦場へと向かった