リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
時間軸は一真が高校の時です。それではどうぞ!!
第01話
一真 side
「ったく、一体ここは何処なんだ?」
いつも通り一夏達のIS訓練に付き合い、ボコボコにし終え寮にある部屋に戻った瞬間、白い光に包まれ、気がついたら砂漠地帯
「何だってんだホント」
項垂れていると
『カズマ、何か来るぞ』
「何かって何だよ?」
『知らん、何かだ』
ゼオンがそう言うと、地中から巨大なミミズの怪物が複数現れた(イメージは軌跡シリーズのアビスワーム)
「・・・・腹が減って苛立つわ、全くわからん場所に飛ばされるわ、怪物が襲いかかって来るわ・・・今日は厄日か?」
『どうするんだカズマ?』
「そうだな」
ゼオンの返答に答える前に俺は瞬動で一体の化け物の胴体辺りまで移動し、前蹴りで宙に蹴り飛ばした
「この程度の相手にお前は必要ない」
宙に浮かんだ巨体が地に落ちたのを合図に化け物が一斉に俺に襲いかかってきた。化け物の突進攻撃を避け蹴りをお見舞いしようとした時、化け物の体から触手が伸び俺を捉えようとする
「ふん、覇王空円脚!」
そんな触手を蹴りで全て斬り裂いた
「メンドイこれで終わらせる」
俺は上昇し右手を上に掲げると、巨大な火球を作った
「『炎神の鉄槌』!」
投げれた火球は化け物に当たると爆発する。煙が晴れるとそこには、所々黒焦げた化け物が地に倒れていた
「まずそうなミミズの丸焼きの出来上がりっと。長距離転送は疲れるんだけど四の五の言ってられないな・・・ゼオン、準備頼む」
『解った。一真!魔力反応探知、誰かがここに来る。かなりのスピードだ、接触まであと10秒』
「転移の準備も出来てぇねぇってのに・・・はぁ、本当に厄日だ」
俺がため息を吐くと
「ふむ、巨大な魔力反応がしたので来てみたのだが、これは貴様がやったのか」
「(あれ?この声は)」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえたので振り返るとそこには
「シグナム?」
見覚えのある人物がいた
一真 side end
シグナム side
リンディ提督に言われ、再び現れた闇の欠片の残骸を倒していた私は、巨大な魔力を感知しその場所に行くと、そこには所々黒焦げた巨大生物と空に浮かぶ青年を見つけた。状況の確認の為、その青年に話しかけると
「シグナム?」
その青年は私の名前を呼んだ
「何故私の名前を知っている?」
「え?長くあってねぇから俺のこと忘れちまったか?」
「・・・・・残念だが、私はお前の事を知らない」
私はレヴァンティンに手を添えいつでも攻撃できる態勢を取る
「(・・・・全くといって隙が無い、相当の手練れだ)」
「・・・・一つ質問していいか?」
「・・・いいだろう」
男は私にそう尋ねてきた。私はしばしの間考え、良いと答えた
「今は新暦何年だ?」
「新暦か、確か新暦63年の筈だ」
私が男の質問に答えると、男は頭を抱えだした。一体どうしたと言うのだ?
シグナム side end
3人称 side
「(マジかよおい)」
シグナムから今の新暦を聞いた一真は頭が痛くなったが、それと同時にシグナムが自分の事を知らない理由に納得がいった
「(63年ってことは、俺が9歳の時ってことだ・・・・そらぁ知るわけねぇ。・・・現実逃避したくねぇが俺はどうやら過去の世界に来ちまったってことか)」
一真は軽く現実逃避をしたが、無駄なことだと悟りため息を吐いた
「何故ため息を吐くのかは知らんが、航行証明を見せて貰っても構わないだろうか?」
シグナムが一真にそう言う
「(どうしたらいいと思うゼオン?)」
『(正直に見せればいいんじゃないか?)』
「(アホ!俺の持ってるのは未来の証明書なんだぞ!?そんなの見せたら不審人物に思われるじゃねぇか!)」
『(この時間の奴らからしたら俺達は十分不審人物だと思うんだが?)』
「(・・・言われてみればそうだな)」
ゼオンの発言に納得する一真
「ふむ、少し話をしたい一緒に来てもらえないだろうか?」
「そいつは勘弁だ。こっちにも色々事情が有るんでね・・・・ここは」
シグナムにそう言うと一真は右手に付けている待機状態のゼオンを見せるように掲げる
「逃げさせてもらうわ!ゼオン・ロア、セットアップ!」
『start up』
指輪に嵌められている宝玉が輝くと一真は学園の制服が防護服に変わり、左手には鞘に収まった刀が握られていた
「んじゃ、またな~~~」
シグナムに言うと一真は高スピードでその場を離脱した
「ま、待て!」
一瞬唖然としたシグナムだが直ぐに正気に戻り、一真を追跡した
「やっぱ追ってきたか」
一真は自身を追ってくるシグナムを見て呟く
『まぁ、当然と言えば当然だろうな』
「転移するまでの間こうして逃げてれば問題な・・・・くないな」
一真は結界が張られたことに気づきその場で止まった
「ゼオンの転移までの時間は?」
『あと5分ぐらいだ』
「そんじゃあ、5分間だけ相手してやるか」
一真は鞘から刀を抜き、肩担ぎの構えをとる
「(こちらと戦う気か)相手の実力が解らない以上、最初から全力で行くぞレヴァンティン!」
『Jawohl』
「はぁああああっ!!」
シグナムは一気に一真との距離を詰めると剣を振り下ろす。振り下ろされた剣を体を半歩ずらし躱した一真は
「せいっ!」
空いているシグナムのボディーに左拳を繰り出す。シグナムは威力を半減させるために後ろに飛んだが
「ぐぅ!(半減させたと言うのにこの威力。相当の使い手だな)」
シグナムは殴られた腹に手を当てて一真の力量を実感した。目の前にいる男は自分より遥かに強いと、それと同時に嬉しさがこみあがった。自分よりも強い者と剣を交えられる。シグナムは剣を正眼で構えると、じっと一真を見据える。油断すればすぐに負けると今の一撃で確信したからだ
「・・・・・」
対する一真は肩に担いでいる刀の峰で数回自分の肩を叩くと、その場から文字通り消えた
「っ!」
シグナムは一真がその場から消えたことに驚いたが、本能で何かを察し今いる場所から離れると、上空から一真が降下しながら刀を振り下ろしてきた。シグナムは体勢を立て直しすぐさま反撃しようするが、それよりも早く一真の刀を振い、連続で攻撃していく
「(剣閃が鋭い上に、一撃一撃が重い)」
鋭く、重い剣戟を防ぐシグナムだが、徐々に手が痺れていき、一真の斬り上げにより
「しまった!?」
剣が弾き飛ばされてしまった
「終わりだ、覇王降雷脚!」
一真はその隙を見逃さず、雷が降りるかのような強烈なかかと落としを繰り出し、シグナムを砂漠に叩き落とした
「(一応手加減しといたから、直ぐに気が付くだろうが)念のため防壁を張っておくか」
一真は気絶しているシグナムに近づき防壁を張ると
長距離転送を使い、第97管理外世界『地球』の海鳴市へと転移した