リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第09話

 

 

 

 

 

    一真 side

 

 俺より先の未来から来た3人を保護した俺はアースラに戻るとこの時代のなのは、フェイト、はやてに引きずられ何故か作戦室に連れてこられた

 

 「(俺より背が低く膂力も対してないのに何で俺を引きずれたんだ?・・・・謎だ)」

 

 「ではこれよりシステムU-Dに対する作戦会議を始める」

 

 クロノさんが前に立ち作戦内容を言い始めた。何でもシュテルがU-Dに対抗できるデータを渡し、U-Dと対等に戦えるようになったらしい。第一陣と二陣のメンバーを選出しているのだが

 

 「(俺がここに居る意味あるのか?)」

 

 そんなことを思いながら話を聞いていると、キリエが皆にばれない様に部屋から出て行ったのを見かけた

 

 「・・・・」

 

 身に纏っている雰囲気が尋常じゃないことに気づいた俺はキリエと同じようにばれないように部屋から出ていき彼女の後を追った

 

 「キリエ」

 

 キリエに追いつき、後ろから声をかけると

 

 「あら、私に何かしら?もしかしてデートのお誘い?」

 

 「そんなところだ。ちょっと付き合って貰うぜ」

 

 俺はキリエを連れてアースラの訓練室に向かった

 

 「一応ついて来たけどデートにしては余りにも不釣り合いの場所ね。それで、私をこんな所に連れて来て一体何の用かしら?」

 

 「個人的に話がしたかったからな」

 

 「話?」

 

 俺の言葉にキリエを首を傾げる

 

 「何か無茶なことをしようと考えてないか?・・・・例えばU-Dの所に行くとか?」

 

 俺の言葉にキリエは一瞬だが目を見開いた

 

 「・・・やっぱりか。身に纏っている雰囲気からして大方そうだろうとは思ってたけどな」

 

 「勘が良い事・・・・さっき聞いたから解るかもしれないけど、アミタと水色ちゃんが砕け得ぬ闇、システムU-Dが再起動することを観測したの」

 

 「そう言えばそんなこと言ってたな」

 

 キリエの話にうろ覚えだがそんな事を言っていたことを思い出し頷く

 

 「再起動したら、本当に手に負えない怪物になって・・世界の2つ3つ、壊しちゃうかもしれないって」

 

 「俺の知ってる規格外の化け物と同じ力を持ってそうだからなあの子は、そうなる可能性は充分にある」

 

 俺はネギまの世界での最初の魔法使い『造物者』のことを思い出しながら答えた

 

 「だから、私が行くの。私はどうあっても・・エクザミアが欲しいしね」

 

 「1人で行くつもりか?幾らなんでも無茶だぞ」

 

 「自慢じゃないけど、機械は年下の方が性能が上なのよね。お姉ちゃんじゃ妹に勝てない。それに私には奥の手がある物」

 

 「奥の手?」

 

 「私やアミタの切り札『オーバーブラスト』。それを使えばヤミちゃんなんてイチコロよ」

 

 「・・・・悪いが俺は直感がずば抜けて高いんだ、そう言った嘘は俺には通じないぞ。今のお前は悲壮感と責任感で押しつぶされている・・・・そうだろう?」

 

 キリエの嘘を見抜いた俺はキリエに問いただす

 

 「空気の読めない男の子は嫌われるわよ。女の子の心は、たとえ読めても言葉にしちゃダメなのよ。『そんなの全然違うわよ』って意固地になっちゃうんだから」

 

 「そんなの知ってる。今回はあえて言わせてもらっただけだ」

 

 「ふ~~ん・・・で、どうするの?邪魔する気なら、どいてもらうだけだけど」

 

 「他の奴らと協力して戦う気は無いのか?」

 

 「皆で協力しても、皆が死んじゃったら意味ないわ。だから・・・そこをどいて!」

 

 飄々とした表情から真剣な表情になったキリエが武器を俺に向けた

 

 「どけねぇな自分の身を犠牲にして全てを終わらせようとしている奴を見過ごせるほど人間で来てないんでな!」

 

 俺も刀を抜き戦闘態勢を取る

 

 

  一真 side end

 

 

 

 

 

  3人称 side

 

 

 

 「ラピッドトリガー・・・ファイヤー!!」

 

 「斬空閃!」

 

 キリエの双銃から連続で放たれた魔力弾を剣圧を飛ばし斬り裂く。虚空瞬動で距離を一気に詰めた一真は刀を振り下ろすが、キリエは片方の銃を瞬時に片手剣に変えて剣戟を防ぐ。キリエはもう片方の銃を一真に向け魔力弾を放とうとしたが、一真は銃を手で払いのけ掌をキリエの腹部に当て

 

 「ふぅ~~・・はっ!」

 

 発勁を使い吹き飛ばした

 

 「っく、アクセラレイター!」

 

 吹き飛ばされた体勢を立て直すと一真の目の前に一瞬で移動した

 

 「(速い・・・短距離瞬間移動か?)」

 

 「スピンドライブ!」

 

 キリエは両手の銃を片手剣に変えると回転しながら連続で斬り上げを行うが一真はそれらすべてを捌いた

 

 「ならこれならどう!」

 

 キリエは両手の剣を合わせ大剣に変えると横に振るい一真を攻撃するが

 

 「え?」

 

 あろうことか一真は大剣での横なぎを片手で白刃取りしたのである。一真は驚いているキリエを余所に首筋に刃を近づけ言う

 

 「少しだけ手合わせしてみて解った。今行った所でお前はヤミには勝てねぇ」

 

 「そんなのやってみないと・・・」

 

 「やらなくても解る。お前の言う奥の手ってのがどれほどの威力なのかは知らない・・・だが、はっきりしているのはその奥の手でもヤミを倒すことは出来ない。これはあの子と戦った俺だから言える言葉だ」

 

 「・・・・ホントはね『エグザミア』を持って帰っても、エルトリアが救われる保障なんてないの」

 

 「?」

 

 「それでも、たった一つの可能性だったの。無駄足になっても、徒労になっても・・・誰に叱られてもいいから、その可能性に賭けてみようって思ってたの。『もしかしたら世界を救えるかもしれない』なんて賭けの代償に何の関係もない世界や人が傷ついたりしたら、凄く困るの、絶対に嫌なの」

 

 「お前・・・・」

 

 「ね、とりあえずほっといて?私達『ギアーズ』って、元々人の為に、命の為に生み出された機械だから、壊れたら、ただ捨てればいい・・・機械は生まれた目的の為に、壊れるまで働いてこそもだの」

 

 「・・・それ本気で言ってるのか?」

 

 「ええ」

 

 一真の問いにキリエは何の躊躇もなく答えた

 

 「そうか・・・・・キリエ・フローリアン、取りあえず歯ぁ喰いしばれ!!」

 

 一真はキリエの頬を思いっ切り引っぱたくと、胸倉をつかみ引き寄せた

 

 「機械だから壊れたら捨てればいい、生まれた目的の為に壊れるまで働いてこそだと?ふさげるのも大概にしろ!」

 

 「ふざけてるですって?・・・ふざけてなんかいないわよ!!これは私が本当に思ってる・・・」

 

 「思ってること?じゃあなんでお前は泣いてるんだ!!」

 

 涙を流しているキリエに叫びながら一真が言う

 

 「生きたいんだろう?生きてエルトリアに戻って、生まれ育った星を元に戻し、お前の父親の夢をかなえたいんだろう?だったら、生きろ・・・生きて明日を掴め」

 

 そう言うと一真はキリエの胸倉を離し、話を続けた

 

 「それと、お前の事を大切に思ってくれる人、お前が居なくなって悲しむ人、そう言う人がいるってことを忘れるな」

 

 「じゃあ、一体どうすればいいのよ!?」

 

 「簡単なことだ一人で全部の重荷を背負わず、仲間に頼ればいいんだよ」

 

 キリエの言葉に一真は怒気の表情から何時もの表情に戻りキリエに告げた

 

 「1人で超えれる壁なんざたかが知れてる。だが、仲間と一緒ならどんな屈強な壁も突破することが出来る。マテリアル達も自分達だけじゃできないと解ったからこそなのは達を頼った。お前もそうすればいいだけのことだ、変な意地なんか捨ててな」

 

 一真は笑ってキリエに言う

 

 「その通りですよキリエ」

 

 「お姉ちゃん!?」

 

 二人が声のする方に振り向くとアミタが立っていた

 

 「YES、アイアムお姉ちゃん!無茶する妹を止めに来たんですが、どうやらもう必要ないみたいですね。一真さん、ありがとうございました」

 

 アミタが一真の方を向きお礼を言う

 

 「気にするな、こういうのは男の役だ」

 

 「それでもです。さてキリエ、私達のせい皆さんに迷惑をかけてるのに、更に迷惑の上乗りをしてどうしますか」

 

 「ほっといてってば!私には私の考えがあるの!」

 

 「ほっとけないから来たんです。無茶な妹を放っておく心の寿命が縮まります」

 

 「お姉ちゃん・・・じゃない、アミタ!私、アミタの事嫌い!ずっとずっと大嫌いだった!」

 

 「キリエ・・・・」

 

 「私の邪魔をしないで!ほっといて!!」

 

 そう言うとキリエはアミタに襲いかかった

 

 

 

 「は、どーですか?お姉ちゃんの強さ、理解しましたか?」

 

 戦闘はアミタの勝利で決着がついた。アミタは武器をしまうとキリエを抱きしめた

 

 「離して・・・・」

 

 「嫌ですよ。離しません」

 

 「そう言う所が嫌いなの・・・大っ嫌い・・・」

 

 「貴方が私を嫌いでも・・・私は貴方を大好きですよ。本当は優しい子だって知ってます。・・・何より、世界中で一番可愛い、私の大切な妹です。私はキリエが大好きですよ」

 

 「そんな事言って・・・泣いて・・・抱きつくとでも思った?私は、そんななんじゃないんだから」

 

 アミタの言葉を聞いてキリエは涙を流しながら言う

 

 「別に思ってませんよ。私は私の思ってることを言って、私のするべき事をしただけです。倒れそうな妹を助けるのは、姉にとって息をするのと同じぐらい、ごく自然なことですからね」

 

 「だから・・・・私は、お姉ちゃんの事が嫌い・・・」

 

 「だけど私は、貴方の事が大好きです」

 

 「(・・・・どうやらもう大丈夫そうだな)」

 

 少し離れた所で一真がアミタとキリエの様子を微笑んでみていた

 

 「(ゼオン、次のU-Dとの戦い・・・勝つぞ)」

 

 『(おぅ)』

 

 二人の様子を見ながら一真はU-Dに絶対に勝つという決意を固めた

 

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