リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
一真 side
「はっ?今日に放課後、翠屋に来てくれだと?」
ホワイトデーの翌日。学校に登校し授業が始まるまでぼーーっと空を眺めていたらフェイト達に屋上に連れてこられそんなことを言われた
「何で?」
俺が聞くと
「実は今日、なのはの誕生日なんだ。だから、如月にも参加して欲しいの」
「あいつ今日誕生日なんだ・・・・初めて知った。つーか、俺が参加してもいいのか?」
「勿論やで。なのはちゃんも絶対喜ぶで」
「そうか?じゃあ、参加させてもらうわ。・・・・でもなぁ~~」
「どうしたの?」
「いやな?なんか嫌な予感がして堪らないんだよ?」
その嫌な予感が後で的中するとは、その時の俺はまったく知らなかった
「まぁいいや。っで、何時から始めるんだ?」
俺がパーティーの時間を聞くと
「5時からだよ。準備はなのはのお母さんとすずかのお姉さんがしてるから」
「解った。じゃあ、それに合わせて行く。そんじゃあ、戻るかフェイト、はやて、すずか。のんびりしてると先生が来ちまう」
3人にそう言い、俺は屋上を後にした
一真 side end
なのは side
学校が終わった後、私は家に帰ると少しおしゃれな服に着替え、昨日一真君から貰ったネックレスを付けた
「どうかな、レイジングハート?」
『とても似合ってますよマスター』
「ありがとう。じゃあ、そろそろお店に行こうか」
RHの感想を聞いた後、私はお店に向かった。お店に着き、入口付近まで近づいた瞬間、ドアが開き中から木刀を持ったお兄ちゃんとそれを避ける一真君の姿が視界に入った
なのは side end
一真 side
家に戻った俺は普段着に着替え、翠屋へと向かった
「どうも~~」
お店に着き、ドアを開けて中に入ると
「すいません。今日は貸切なので営業を行っていないんです」
眼鏡をかけた女性がそう言うと
「一真君、来るの速いな~」
はやてがその女性の後ろからひょっこり顔をだした
「美由希さん、一真君はお客さんやのうと出席者やから問題ないで~~」
はやてがそういうと
「一真君?じゃあ、君がなのはの言っていた如月一真君なの?」
美由希さんと呼ばれた女性が俺に問いかけると
「なのはがどんなことを言ったのかどうかは解りませんが。俺が如月一真ですけど」
「そうか、そうか、この子がなのはのす・・・おっと、ここから先は言っちゃだめだね。後でなのはに怒られちゃうよ」
「あの~~、あなたは一体?」
「そう言えば自己紹介がまだだったね。私は高町美由希。なのはのお姉ちゃんです」
「美由希、玄関でうるさいわよ」
そういい、奥から一人の女性と二人の男性がこっちにやってきた
「お母さん、お父さん、恭ちゃん。この子がなのはの言ってた一真君だってっさ」
美由紀さんがそういうと
「何!?」
「ほ~~~、君が」
「あらまぁ」
一人の男性の目つきが変わり、もう一人の男性は俺の目を見、女性は笑顔になった
「お母さん?っと、言うことはまさか」
「初めまして一真君。私は高町桃子。なのはの母親よ」
「ど、どうも、如月一真です(若!?)」
口にすると、何かが落ちてきそうな気がしたので俺は心の中で驚いた
「僕は高町士郎。なのはの父親だよろしくね」
「こ、こちらこそ」
俺はなのはの父親と握手をした
「っで、こっちは僕の息子の・・・」
「高町恭也だ。よろしく」
「こ、こちらこそ(何この人、すっげー殺気なんですけど!?)」
俺は恭也さんからはっせられる殺気に冷や汗を流した
「なのはから聞いたよ、君は昔、なのはの事を勇気づけてくれたそうだね」
「え、ええ」
「それには本当に感謝している。あの時の俺はなのはのそんな心情を解ることができなかったからね。だが・・・」
そういい、恭也さんはどこからともなく木刀を二本取り出し、構えた
「(どこに隠してたんだこの人!?)」
嫌な予感がしたため、一歩後ろに下がりドアノブに手をかけた瞬間
「なのはは貴様にやらん!!」
「危な!?」
鋭い一撃が放たれた。俺はドアを開けながらそれを避けて外に出た
「(あ~~一真君、聞こえるか?)」
俺が恭也さんの攻撃を避けているとはやてが念話で話しかけてきた
「(実はな恭也さん・・・・極度のシスコンなんよ。王允君も何度も恭也さんに追い掛け回されとったわ。まぁ、王允君の場合は自業自得のようなもんなんやけどな)」
「(だけど、これは性質が悪すぎだろう!?一歩間違えれば死人が出るぞ!?)」
まぁ、嵐のような斬撃を避けながら念話をしている俺も俺だが
「(とにかく、助けてくれ!!)」
「(無理や。その状態の恭也さんは私らでは絶対に止めることができひん)」
「(マジで!?)」
はやての返答に驚いていると
「(ええ~~い、ならこれで止めるしかないか!!)」
俺は斬撃の嵐を避けるのを止め恭也さんが攻撃してくる瞬間、瞬動で背後に回り込んだ
「何だと!?」
「魔法の射手・戒めの風矢!!」
無詠唱で風の矢を15本発動し恭也さんを捕縛した
「はぁ~~・・・死ぬかと思った」
攻撃が終わったことに安心していると
「だ、大丈夫一真君!?」
年相応のかわいい服を着たなのはが俺に声をかけた
「まぁ・・・・何とか」
俺がそう答えると
「よかった~~~」
俺の答えを聞いて安心した後、捕縛されている恭也さんに近づき
「お兄ちゃん・・・これはどういうことなの?」
「い、いや、これは・・その子がなのはにふさわしいかどうか確認するためでだな」
「確認するだけだったら木刀はいらないよね?」
「うっ」
恭也さんは冷や汗を流した
「お兄ちゃん・・・」
なのはの手にはいつの間にかRHが握られていた
「少し・・・頭冷やそうか?」
「ま、待て、なのは!?あ、あぁああああああああ!?」
暫くお待ちください
「・・・・・・・」
恭也さんはどこぞのボクサーと同じように燃え尽きていた
「(怖え~~~)」
「一真君、お店に入ろう」
なのはが俺の手を握り、引っ張りながら言った
「あ~~、恭也さんはほっといていいのか?」
「大丈夫、そのうち戻るから問題ないよ」
なのはは笑顔で答えた。今のなのはに逆らってはいけないと本能でさっし、俺はお店に入った
そして、誕生日会が始まって暫くすると
「やぁ、さっきは息子が失礼なことをしたね」
士郎さんが俺に話しかけてきた
「いえ、大丈夫です。まぁ、突然の事でびっくりしましたけど」
「改めてお礼を言うよ。9年前、なのはを助けてくれてありがとう」
「助けるって、俺は何もしてませんよ?」
「いや、君はなのはの心を救ってくれた」
「心ですか?」
「ああ。あの時、僕は大怪我を負っていてね。桃子や美由希はお店が忙しくなのはの相手をしてあげられず、恭也はやけになっていた。そのせいでなのはを一人にしてしまった。だけど、君のお蔭でなのはは自分の思ったことを話したんだ、『もっと、お母さんたちと一緒にいたい。自分も手伝いたい』ってね」
「そうだったんですか」
「だから、君には本当に感謝している。本当にありがとう」
士郎さんが俺に頭を下げた
「頭を上げてください。俺は自分の思ったことを言っただけです。それを行動に移したのはなのは自身ですから」
俺は笑顔でフェイト達と話しているなのはを見て言った
「そうかもしれないね。・・・・君も魔導師なんだよね?」
「正確には魔法剣士ですけど」
「よく解らないが・・・なのはの事を守ってほしい。あの子は色んな物を一人で抱え込んでしまう癖があるから心配でね」
「・・・解りました」
俺は士郎さんのそう返した
「一真、ここにいたのか」
「クロノさん今来たんですか?」
「ああ、早めに切り上げてきたのさ。それと、嘱託魔導師試験のことだが、一週間後に行われることになった」
「一週間後ですか。どんな試験なんですか?」
行う内容が解らなかったので俺はクロノさんに尋ねると
「行うのは、筆記試験、儀式魔法試験、そして戦闘試験の三つだ」
「儀式魔法?召喚魔法でもいいんですか?」
「ああ、構わない。後で過去の問題集を渡そう。それを見て勉強するといい」
「ありがとうございます」
その後、俺の試験の事を聞いた、なのは、フェイト、はやて、すずかが詰め寄ってきたので俺はそれを了承した