リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第13話

 

  

 

   一真 side

 

 

 あれから一週間が過ぎ、本日は俺の嘱託魔導師試験だ。儀式と戦闘試験は問題ないんだが

 

 「筆記が問題なんだよな~~」

 

 俺はこれでも頭はいいほうでテストでは・・・一応上位に入っている。だが、学校のテストとまた違うから少し心配である

 

 「まぁ、何とかなるか」

 

 「おはよう、一真」

 

 俺がのんきな思考でそう思っていると、クロノさんが俺に声をかけてきた

 

 「おはようございます」

 

 「昨日はよく眠れたかい?」

 

 「まぁ・・・・一応」

 

 「そうか・・・・では、今日の日程について説明させてもらう。まず、これから筆記試験を行って貰う。その後は2時間休憩を行い、儀式試験と模擬試験を行う。何か質問はあるか?」

 

 クロノさんが俺に聞くと

 

 「ありません」

 

 「じゃあ、筆記試験の会場まで案内する。ついてきてくれ」

 

 「うぃっす」

 

 俺はクロノさんに連れられ、筆記試験の会場まで案内された

 

 「ここが会場だ。それと、筆記試験の間は君のデバイスは一時的にこちらで預からせてもらう。カンニング対策でね」

 

 「それは解りますけど・・・・さすがに、監視役の人が多くありませんか?」

 

 俺が部屋の中を見て言うと

 

 「前に規則を破って堂々とカンニングをした馬鹿がいてね。それから監視役を増やしたらしい」

 

 「はぁ、じゃあこれ」

 

 俺はゼオンをクロノさんに渡した

 

 「これは個人的な言葉だ。試験・・・・頑張ってくれ」

 

 俺にそう言い、クロノさんは会場から出て行った

 

 

 

 暫くすると、筆記試験が始まり俺は問題を解き始めた

 

 

 

 

 

 「・・・・終了です。ペンを置き、問題用紙を持って来てください」

 

 筆記試験終了の合図が言われ、俺はペンを置き問題用紙を試験管に渡し部屋から出た

 

 「一真君、お疲れ」

 

 部屋から出ると、なのは、フェイト、はやて、すずか、アリサ、隼人がいた

 

 「何でいるんだ?」

 

 俺が聞くと

 

 「心配でな様子を見に来たんだが・・・・その様子じゃそんな心配は無用だったな」

 

 隼人がアリサを除く4人を代表して言った

 

 「それとこれ・・・・クロノさんに預けていたものだ」

 

 そういい、隼人は俺に待機状態のゼオンを渡してきた

 

 「サンキュー」

 

 俺はそれを受け取り指に嵌める

 

 『筆記の試験はどうだったマスター?』

 

 「過去の問題に似たようなもんが多くあった。それは確実に解けたはずだから・・多分大丈夫なはずさ。それにしても・・・・腹減ったな」

 

 俺は腹をさすりながら言うと

 

 「実はね一真君。私、お弁当作ってきたんだ。一真君の分もあるよ」

 

 「わ、私も」

 

 「私もや」

 

 「私も」

 

 なのは、フェイト、はやて、すずかがそう言った

 

 「マジか!?そいつは助かった。今日、作ってきてないんだよ」

 

 「じゃあ、広い場所に行こうか。ここだと目立ってしょうがないしね」

 

 隼人に言われ俺達は広い場所に移動した

 

 

 

 

 「はい、これが一真君の分だよ」

 

 広い場所に移動すると、なのはが俺に弁当箱を渡してくれた

 

 「おお」

 

 ふたを開け、中身を確認すると、ご飯、卵焼き、インゲンのベーコン巻、焼き鮭が入っていた

 

 「わ、私はこれだよ」

 

 フェイトが俺に渡してくれたのは、サンドウィッチだった。中身はハムとレタス、玉子、ツナマヨ

 

 「私はこれや」

 

 はやてはなのはと同じ弁当箱で、中身は牛肉とごぼうの胡麻あえ、ホウレン草のお浸し、出汁巻き卵、和風のミートボールが入っていた

 

 「ちょっと、自信がないんだけど・・・私はこれだよ」

 

 すずかが俺に渡してくれたものは、チャーハン、酢豚、チャンプルーが入った弁当箱だった

 

 「おおぅ・・・皆うまそうだな」

 

 俺は4人の弁当を見てそう言った

 

 「じゃあ、作ってくれた四人に感謝をこめて・・・頂きます」

 

 俺は料理を作ってくれた四人に感謝をこめ食べ始めた

 

 

 

 「・・・・・ふぅ~~~・・・美味かった~~~」

 

 俺は四人が作ってくれた料理を残さずすべて完食した

 

 「あんたこれだけ食べて大丈夫なの?」

 

 アリサが俺に聞いてきたので

 

 「問題ない。合わせても腹八分目だ」

 

 「あ、あれだけの量を食べて八分目って・・・・あんたの胃袋は一体どうなってるのよ!?」

 

 「・・・・ブラックホール?」

 

 「どこのフードファイターよあんたは!!」

 

 アリサはどこからかハリセンを取り出し俺の頭を叩いた。つーか、良く知ってたな今のネタ

 

 「さて、そろそろ行くか」

 

 十分な休憩を取った俺は、次の試験会場に移動した。そして、係の人に案内され広いフィールドに出て、待っていると

 

 『では、これより二次試験を始めます』

 

 通信が入り、俺は閉じていた目を開いた

 

 『私は管制を担当するエイミィ・リミエッタですよろしくね。じゃあ、確認します。貴方は如月一真君で間違いないですね?』

 

 「はい」

 

 『まずは、儀式試験から始めます。BJとデバイスを起動してください』

 

 「解りました。ゼオン!」

 

 『start up』

 

 俺はBJを纏うと二次試験が始まった

 

 

 

 

 

    一真 side end

 

 

 

 

 

   なのは side

 

 

 私は管制室で一真君の試験を見ていた

 

 

 「じゃあ、試験を始めるけど。召喚と詠唱どちらにしますか?」

 

 エイミィさんが一真君に聞くと

 

 『両方でお願いします』

 

 りょ、両方っていくらなんでも無理なの

 

 「え~~と、こちらは別に構わなんだけど、どちらか一つ失敗すれば減点になるけどいいんだね?」

 

 『無問題です』

 

 「じゃあ、どちらから始めますか?」

 

 『召喚からで』

 

 「では、始めてください」

 

 エイミィさんの合図をすると、一真君の足もとに魔法陣が展開された

 

 『我が呼びかけに答え・・現れよ、神の名を持つ紅き龍!『太陽神龍・ライジング・アポロドラゴン』召喚!』

 

 一真君がそう叫ぶと、目の前に魔法陣が展開され、そこから炎が噴き出た。そして、炎を吹き飛ばし、紅い龍が召喚された(大きさは封印解放時のフリードリヒ)

 

 「あ、あれってほんまもんの龍なんか?」

 

 一真君が召喚した龍を指差してはやてちゃんがそう呟いた

 

 「か、かっけー!!」

 

 私達が驚いている中、ヴィータちゃんは目を輝かせていた

 

 「なんて言うか、凄い神々しいね」

 

 フェイトちゃんはその龍に見惚れていた。いや、ここにいる全員がその龍の姿に目を奪われてるの

 

 『あの~~、もういいですか?』

 

 「っは!?は、はい。ご、合格です」

 

 エイミィさんがそういうと、一真君は召喚した龍を戻した

 

 『じゃあ、次は詠唱に行きます』

 

 「はい、どうぞ」

 

 『バーナウ・ファー・ドラグ!契約に従え我に従え高殿の王!来れ巨神を滅ぼす燃ゆる立つ雷霆!百重千重と重なりて走れよ稲妻!!〈千の雷〉!!』

 

 一真君が腕を振り下ろすと、巨大な落雷が試験会場に落ちた

 

 「きゃああああああ!?」

 

 その衝撃は管制室にまで届いた。雷の落ちた場所は爆煙で覆われており、その煙が晴れると、雷の落ちた場所は黒こげになっていた

 

 「え、詠唱試験・・ご、合格です」

 

 それを見たエイミィさんはあまりの威力に驚いていた

 

 「で、では、これより最終試験、模擬戦闘を始めます。試験官がそちらに行くまで待ってて下さい」

 

 こうして、一真君の儀式試験は歴史に残るほどとなった

 

 

 

   なのは side end

 

 

 

 

 

    一真 side

 

 

 「さすがに『千の雷』はやりすぎたか?」

 

 俺は試験官が来るまでの間、詠唱した魔法に苦笑いをしていた

 

 『やり過ぎだろうな』

 

 「やっぱそう思うか?」

 

 「待たせたね」

 

 すると、後方から声をかけられ、振り向くと試験官と思わしき人が立っていた

 

 「君の実技試験を担当するティーダ・ランスターだ。よろしく頼む」

 

 「よろしくお願いします」

 

 俺はティーダさんに頭を下げた

 

 「それにしてもさっきの魔法はすごかったな、衝撃がこちらまで届いたよ」

 

 「ああ~~~~」

 

 その言葉を聞き、俺は頬を掻いた

 

 「時間も惜しいし始めようか」

 

 そう言い、ティーダさんは銃型のデバイスを展開した

 

 「はい」

 

 俺もゼオンを構える

 

 『それでは、最終試験〈実技〉始め!!』

 

 エイミィさんの合図と同時にティーダさんが俺に魔力弾を撃ってきた。俺はそれを弾き飛ばしながらティーダさんに接近した

 

 「クロスファイヤー・・・シュート!!」

 

 一斉に放たれた魔力弾を常時展開している積層多重障壁で受けつつティーダさん近づき刀を振ったが斬ったティーダさんは陽炎のように消えて行った

 

 「これは・・・」

 

 俺が動きを止めると、周りを見回すとティーダさんの数が増えていた

 

 『カズマ、これは・・・』

 

 「解ってる(この世界)幻術だ」

 

 俺がどれが本物か見極めようとしていると。魔力弾が一斉に放たれた。慌てることなく刀を振い、魔力球を次々と斬っていく。そして

 

 「斬鉄閃!」

 

 螺旋状に回転した剣圧をある場所に放つ

 

 「ぐぅ!?」

 

 本物のティーダさんは咄嗟に障壁を張り斬鉄閃を防いだ。それと同時に沢山いたティーダさんの幻術も消えた

 

 「なんで俺の居場所が解ったんだい?全てが俺と同じ魔力だから見つけ出すのは困難なのに?」

 

 「・・・確かに魔力反応は全部同じでしたよ。でも、いくら魔法でも人としての気配は真似できないんですよ。俺はティーダさんの気配を察知したにすぎませんよ」

 

 「人としての気配か・・・確かにそこまでは誤魔化すことは出来ないな」

 

 「それじゃあ、今度はこっちから行きますよ」

 

 左手をティーダさんに向ける

 

 「魔法の射手・連弾光の20矢!!」

 

 無詠唱魔法の射手を使い20本の光の矢を放つ

 

 「クロスファイヤー・・シュート!!」

 

 ティーダさんは俺の放った20本の矢と同じ数の魔力球を作り、矢にぶつけ相殺した

 

 「後ろがお留守ですよ?」

 

 「!?」

 

 「雷鳴剣!!」

 

 俺は雷を纏った刀を横に振るった。咄嗟に障壁を展開したティーダさんだったが、雷を身に纏い、切断力の上がった雷鳴剣の前では効果が無く、障壁ごと斬った

 

 「あぁあああああ!?」

 

 それを喰らいティーダさん吹き飛び壁に激突した。壁に激突したことを確認した俺は詠唱を始める

 

 「バーナウ・ファー・ドラグ!影の地統ぶる者、スカサハの、我が手に授けん、三十の棘もつ霊しき槍を!雷の投擲!!」

 

 雷の槍を作り出した俺は、それをティーダさん目掛けて投げた。槍はティーダさんに当たったが、ティーダさんは霧のように姿を消した

 

 「俺の詠唱中に幻術発動するなんて、凄いですね」

 

 BJの至る所が破け、ボロボロに放っているが戦意までは失っていないティーダさんが俺の後ろで銃口を向けて立っていた

 

 「いや、結構ギリギリだったよ。でも、これでチェックメイトだよ。君が動くよりも早く俺の魔力弾が君に当たる」

 

 「試してみますか?」

 

 笑いながら言うとティーダさんは俺に魔力弾を撃ち込んだ。だが、その魔力弾は俺をすり抜けた

 

 「なっ!?」

 

 「バーナウ・ファー・ドラグ!来れ雷精、風の精・・・」

 

 「詠唱魔法!?間に合ってくれ!!」

 

 俺が詠唱を唱えているのに気が付いたティーダさんは銃口に魔力を集束し始めた

 

 「雷を纏いて吹きすさべ南洋の嵐!!『雷の暴風』!!」

 

 「ファントムブレイザー!!」

 

 ティーダさんの放った砲撃と俺の放った砲撃が中央でぶつかり、押し合いとなった

 

 「おぉおおおおおおお!!」

 

 俺は更に魔力を込め、ティーダさんの砲撃を打ち破りティーダさんを覆った

 

 

 

 

 

 

 「いや~~~、君はすごいな」

 

 俺は医務室でティーダさんと話していた

 

 「すいません、ちょっと熱くなっちゃって。怪我大丈夫ですか?」

 

 「大丈夫、大丈夫。それにお医者さんからも暫く仕事をしないで休むように言われてるからね。何でも模擬戦後、倒れたのは疲労が原因なんだと。言われてみるとこの頃禄に休んでいなかったからね~~」

 

 「そうなんですか?」

 

 「うん。休暇も溜まっているから纏めて取って、妹とのんびりしようかと思っているんだ」

 

 「妹?」

 

 俺が聞き返すと

 

 「お兄ちゃん」

 

 病室のドアが開き、ツインテールの少女が入ってきてティーダさんに抱き着いた

 

 「大丈夫!?倒れたって聞いて慌ててきたんだよ」

 

 「ごめん、ごめん。この通りピンピンしてるぞ」

 

 「ティーダさんこの子は?」

 

 俺が聞くと

 

 「さっき言っていた俺の妹だ。ティアナ、挨拶を」

 

 「ティアナ・ランスターです」

 

 「如月一真だ。よろしくなティアナちゃん」

 

 俺は笑顔でそう言い、ティアナちゃんの頭を撫でた

 

 

 「それじゃあ、ティーダさん俺そろそろ戻ります。結果も解ってることでしょうに」

 

 「ああ、合格していることを祈っているぞ」

 

 「ありがとうございます。それじゃあ」

 

 そう言い、俺は病室から出てなのは達の所に向かった。結果は合格で、特に儀式試験では史上初の満点だったそうだ

 

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