リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第16話

 

 

 

   一真 side

 

 

 

 「はぁ~~・・・何でこうなるかね~~」

 

 俺はアースラの訓練室でため息を吐いていた。理由は

 

 「速くデバイスを起動しろモブ野郎!!」

 

 目の前にいる王允(馬鹿)のせいである

 

 何でこんなことになったというと。怪我が治り王允が学校に復帰、なのは達と話していたところに現れ、訳のわからないことを言ってきた。そして、どういう流れか俺と戦うことになった

 

 「いいか、俺が勝ったら。金輪際なのは達に近づくんじゃねぇぞ」

 

 「はいはい。・・・っで、俺が勝ったら?」

 

 「っは!それはありえないな。最強のオリ主たるこの俺がモブ如きに負けるはず無いからな」

 

 王允は自身満々な表情で言った

 

 「はぁ~~~~。お前の言葉に突っ込む気にもなれねぇ。ゼオン」

 

 『start up』

 

 俺はゼオンを起動し防護服を纏う

 

 「っふ、サービスだ。一発打ち込んで来い!力の差を思い知らせてやろう」

 

 「あっそ」

 

 王允の話を聞いた俺はゼオンを地面に突き刺すと瞬動で王允の目の前に移動し

 

 「ではお言葉に甘えて」

 

 裏拳から連続蹴り、そしてとどめの正拳を叩き込んだ。俗にいう機神連拳だ

 

 「おりゃぁ!!」

 

 「がぁあああああ!?」

 

 それを喰らい王允は訓練室の壁まで吹き飛んだ。攻撃を終えると俺は歩いて元の場所に戻り地面に突き刺したゼオンを抜くと担ぐように峰の部分を肩に置く

 

 「どうした自称最強さん?たった数発の攻撃で終わりか?」

 

 挑発すると

 

 「あまり舐めた口をきくなよモブ野郎!!」

 

 王允は煙から飛び出し斬りかかってきた。俺は襲いくる王允の剣戟を慌てることなく躱していった

 

 「(遅い遅い)」

 

 「いい加減当たりやがれ!!」

 

 躱すのも面倒臭くなってきた俺は二本の指で剣を受け止める

 

 「はぁっ!!」

 

 回し蹴りを叩き込んだ

 

 「がはっ!?」

 

 「覇王衝破拳・焔!!」

 

 無詠唱魔法の射手で炎の矢を5本発動しそれを拳に乗せ王允に叩き込んだ

 

 「がぁあああっ!?」

 

 王允は訓練室の壁まで吹き飛び、壁に激突した。今の一撃を喰らい倒したと確信した俺はなのは達の所に戻ろとしたら

 

 「うん?」

 

 体全体に黄金の鎖が巻き付いてきた

 

 「モブ野郎が!もう許さん!王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)!」

 

 王允がそう叫ぶと同時に魔方陣が大量に展開され、そこから無数の武具が俺に向け射出された

 

 

 

  一真 side end

 

 

 

 

  なのは side

 

 

 私達はアースラの訓練室の一室で一真君と王允君の試合を見ていた

 

 「一真君容赦ないの」

 

 「本当やな」

 

  私達は無数の拳を喰らい、とどめに両手の魔力を叩き込まれ吹き飛んだ王允君を見て哀れんだが、どこかすっきりしていた

 

 「皆はこの勝負どっちが勝つと思う?」

 

 私が皆に聞くと

 

 「「「「「一真(君)が勝つ」」」」」

 

 全員が一真君だと答えた

 

 「王允は保持魔力が俺達の中で一番高い・・・だが、ただそれだけ。まぁ、あの王の財宝は凄いが。他はまるっきしだけだ、技も見た目が派手だけで威力は殆ど無く、剣もただ振っているだけ。実際、闇の書の暴走体や砕けえぬ闇の戦いではまったく役に立たなかったからな」

 

 「せやな。あの頃は全く勝てる気せぇへんかったけど、今なら勝てそうな気がするわ」

 

 「うん。それに一真はジュエルシードの力でパワーアップしたアレハンドロを無傷で倒した」

 

 『覇王衝破拳・焔!』

 

 そんなことを話していると炎を纏った一真君の拳が決まり王允君が壁に激突した。一真君はしばらくの間、王允君を見てると終わったと判断し、訓練室を後にしようとした瞬間、黄金の鎖が一真君の体に巻きついた

 

 「あれって」

 

 「王允の武器の一つ『天の鎖』だな」

 

 『モブ野郎がもう許さん!王の財宝!』

 

 王允君が叫ぶと同時に無数の武具が一真君目掛け射出された

 

 

 

 

   なのは side end

 

 

 

 

 

    一真side

 

 

 

 「(慢心してたつもりはなかったんだけどな~)ふん!」

 

 俺は力ずくで巻かれている鎖を壊す

 

 「(瞬動じゃ躱しきれないな。術式兵装を使いたいが、直ぐに終わらせるつもりだったから遅延魔法は用意してない。しゃーない、疲れがアレを使うか)」

 

 俺は目を閉じ、集中力を極限まで高める。そして、目を開けると迫りくる大量の武具の動きが止まった。いや、正確には全てがスローモーションになった。俺は歩を進めながら武具を避けて歩き全ての武具を避けると同時に体の力を抜いた。それと同時に、スローモーションだった物が元の速さに戻った

 

 「ふ~~~~」

 

 「あれだけの武具を全て避けただと!?」

 

 まさか避けられると思ってなかったのか、王允の奴はかなり驚いていた

 

 「なら、この一撃で終わらせてやろう」

 

 そう言うと、王允の剣に魔力が集まり始める

 

 「喰らえ、星をも砕く一撃を!エクス・・・・」

 

 「させるかよ、斬岩剣」

 

 魔力が集束され放たれる前に俺は王允の持つ剣を斬った

 

 「なあ!?」

 

 剣が斬られたことに驚いている王允を余所に、刀を地面に突き刺し、両拳に魔力を纏わせる

 

 「千手観音(サウザントフィスト)!!」

 

 俺は両拳を使い、高速の連続拳撃を王允に繰り出す

 

 「おぉおおおおおおおお!!」

 

 拳が当たるたびに王允の鎧が砕けていく。俺は拳撃を止め魔力を右拳に集め止めの一撃を放った

 

 「・・・・・・」

 

 王允は声を出すことなく再び壁に激突した。俺はぐったりと倒れている王允に近づき、気を失っていることを確認すると、今度こそ訓練室を後にした

 

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