リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
一真 side
俺と結衣が家に戻ると、玄関には桜と俺以外の靴が一足あり誰かが来ているのだと解った
「桜、今帰ったぞ」
「あ!お兄ちゃんお帰り!懐かしい人が来てるよ」
「懐かしい?」
「うん。ほら、簪お姉ちゃん隠れてないで出てきなよ」
桜がそういうと
「こ、こんにちは一真兄さん。お、お久しぶりです」
結衣にそっくりな少女が出来てきた
「かん・・・」
「かんちゃ~~~~ん」
俺が言う前に結衣が簪に抱き着いた
「ね、姉さん、苦しい」
「あっと、ごめんね」
簪に言われ結衣は離れた
「・・・・結衣、これはどういうことだ?何で簪まで家(ここ)に居るんだ?」
こめかみを抑えながら聞くと
「何でってかんちゃんも今日からここに住むのよ」
結衣は何食わん顔で言った
「初耳なんだが?」
「だって言ってなかったもの♪」
そう言い、『ドッキリ作戦大成功』と書かれた扇子を開いて俺に見せた
「ゆ~~~い~~~~!!」
「きゃ~~~♪」
「待てやこらぁ!!」
俺は結衣を捕まえようと動いたが、それを察知した結衣が逃げだし追いかけっこが始まった
「それでね、今日知世ちゃんと李君が転校してきたんだ」
「あの二人が?」
「うん。引っ越してきたばかりだから荷物の片づけで忙しいから今日は家に来れなかったけど、落ち着いたら遊びに来るって言ってたよ」
「そうか。よかったな桜」
「うん」
「また、知世の作ったお菓子が食べられるんか~~・・・楽しみやわ~~」
ケロ助はお菓子の味を思い出し涎を垂らしている
「あの~~~一真」
「何だ結衣?」
「私はいつまでこうして居ればいいの?」
現在、結衣は俺を怒らせた罰として正座をしており、更に膝には百科事典5冊を乗せている状態である
「俺の怒りがおさまるまでだ」
「そ、そんな」
「一真兄さんに言わなかったお姉ちゃんの自業自得」
「そんなぁ~~~」
「お兄ちゃん、そろそろ許してあげたら?結衣お姉ちゃん辛そうだし」
「桜ちゃん、貴方だけが唯一の味方よ」
「仕方ない桜に免じて許してやる」
俺は結衣の膝に乗せていた百科事典を退かした
「あ、足が」
どうやら足がしびれて動けないらしい
「はぁ~~・・・しゃーない」
見かねた俺は結衣を抱え上げ、ソファーまで運んでやった
「暫くじっとしてろ。さて、昼飯でも作るか。飯たりっかな~~」
俺は結衣を運んだあと、昼食を作るために台所に向かった
一真 side end
結衣 side
私は台所で料理を作っている一真をじっと見ていた
「(・・・本当に変わってないわね一真)」
私は昔とちっとも変っていないと思った後、顔に手を添えた
「(やっぱり熱くなってる。表情に出さないよう気を付けたけど、熱までは無理なのよね~)」
私は一真にお姫様抱っこされた光景を思い出した
「(誰よりも優しいのに・・・素直じゃないのよね~)」
「結衣お姉ちゃん」
「何かしら桜ちゃん?」
色々と考えていた時に桜ちゃんに声をかけられた
「お兄ちゃんを好きな人は一杯いるから頑張ってね」
「ありがとう桜ちゃん。私、頑張るわ」
恐らく屋上で会った子達も一真君の事が好きなんだと思う。でも、ライバルがいればいるほど恋愛は燃えてくるのよね
「飯出来たぞー!!」
一真の声を聞き私達は席に着いて一真の作った料理を食べた。これを食べ終えたら荷物の整理を始めないとね
結衣 side end
一真 side
あれから時間が過ぎ夜となった
「まさか、結衣に簪が来るとはな・・・・つーか、何でここにいるって解ったんだって、考えるまでもないか、叔父さんたちに頼んで調べてもらったんだろうな」
お湯に浸かり結衣の行動を思い浮かべ俺はため息を吐いた
「(それにしても、何でアイツは俺に拘るんだ?俺よりいい奴なんざ探せば一杯見つかるってのに。それに、なのは達も結衣が俺の腕に抱き着いているところを見てなんか黒いオーラを纏わせてたし)・・・女は良く解らん」
そんなことを思っていると
「お邪魔するわね♪」
タオルで体を包んだ結衣が入ってきた
「お、お前!?・・一体どういうつもりだ!?」
「ん~~~・・・久しぶりに一緒に入ろうと思って」
「一緒に入るって・・・確かにガキの頃はよく一緒に入ってたが・・今はお互い色々と成長してヤバいだろうが!?」
俺は結衣に視線を合わせないように後ろを向いて怒鳴った
「婚約者なんだし問題ないわ」
「だから俺はそのこと認めてないって言ってるだろう!?」
「ふん~~ふん~~ふん♪」
俺の言葉を無視してアイツはお湯をかけ始めた。え?何で解ったかって?そんなもん水の音を聞いてれば解るわ!!
「ねぇ一真、背中の流しっこしましょう♪」
「そんなこと出来るかー!!」
俺は高速移動並の速さで風呂場から出て自分の部屋に戻り、体を乾かして寝た